2014年6月1日日曜日

万能鑑定士Qの事件簿2  読みました!!

タイトル : 万能鑑定士Qの事件簿2
賞種   : ―
出版   : 角川文庫
著者   : 松岡 圭祐
イラスト : ―


今日のインプレダクションは一般文芸のコレ!
ミステリ作品です!


同じ理想を

精巧な偽札によって
引き起こされたハイパーインフレ
その真相は――
経済危機が起こるミステリ
凄く面白かった!
次々と浮かぶ怪しい手掛かり
でも調べていくと空振りに終わるばかりで
遂には力士シールの真相が判明しても
事件が終わらない
え、そこの糸口も潰れちゃうの?!
って感じで存分にミステリを楽しめました!
最後は驚きと共に、ちょっぴり切なさ
そうきましたかー


今日の甘口!

・流れ
  1巻で解決した事件の続き
  事件の裏にはとんでもない別の事件が
  潜んでいた
  科学鑑定すら通る偽札が
  出回っているというのだ
  公安も乗り出しての捜査
  しかし頼みの綱だった
  容疑者に逃げられてしまう
  偽札の流通量が膨大で
  日本はハイパーインフレに
  偽札が偽札と鑑定できれば、
  もしくは犯人が捕まれば・・・という流れ
・醍醐味
  今回は完全にミステリでした!
  人物紹介は1巻で終わっているので
  謎を追いまくりです
  犯人の手掛かりが沖縄・・・という事で
  主人公は帰省、
  そこから手掛かりを追っていきます
  しかしそこからは
  手掛かりを追う、突き止めたけど白、
  他にも怪しい手掛かりが出てくる、突き止めたけど白、
  また怪しい手掛かりが・・・!
  こうやって次々可能性を探り潰していく、
  でも真相になかなか辿り着けないという
  ミステリの醍醐味を存分に味わえると思います
  沢山ミスリードされたい方は是非w
  日本の経済危機も緊張感が
  あって良い演出ですね
・エヴァネタ
  雑誌記者が編集部に戻ると
  アニメ雑誌の部門に徐々に
  居場所が奪われていっているのに気付きます
  雑誌記者の週刊誌の場所は狭くなり、
  その分アニメ雑誌の方の備品がせり出してきています
  エヴァンゲリオンの等身大看板を見て
  『まいったな。たった数日で使徒の侵略がエスカレートして、
   向こうの領土が拡大してる』
  部署同士の売れ行きの力関係で
  フロアの占有率が変わってしまう世知辛さですねw
気に入った言葉
  『発見とは人と同じものを見ながら、人と違うものを見つけることだ』


今日の辛口!

・無し!
  突っ込みどころは無しです!
  ちゃんと謎を解くための情報も
  途中で提示しているし、
  ミステリに慣れている人なら
  分かったりするのかな? 私は最後にようやく『それかぁ!』だったけどw
  本作のその後が10巻だというけど、
  どうなるのか・・・楽しみです!


以上、
存分にミステリを味わえて大満足な?!
ミステリ作品でした!


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