2014年3月31日月曜日

《新人賞情報》 第6回GA文庫大賞後期 受賞作発表!

第6回GA文庫大賞後期 受賞作が発表されました!


応募された方、どうだったでしょうか?


締切   : 2013年11月30日
応募総数 : 533作品
一次通過 : 156作品
二次通過 : 30作品
三次通過 : 14作品
受賞作  : 3作品

勝ち進んだのは全体の0.5くらいでしょーかっ
受賞された方おめでとうございます!


《新人賞情報》 一迅社文庫NewGenerationAward2013 2次通過者発表!

一迅社文庫NewGenerationAward2013 2次通過者が発表されました!

3/28あたりに発表されていたのを
見つけたので掲載~

応募された方、どうだったでしょうか?


締切   : 2013年8月末日
応募総数 : ???作品
一次通過 : 25作品
二次通過 : 5作品

最終選考は4月下旬だそーです!


《番外編》2014年 3月を振り返ります!!

桜の季節となりましたね
卒業や入学、進級の時期となりましたが
皆さんいかがお過ごしでしょーか?

新人賞の読み漁りもかなり進み、
幾つか見えてきた事があります
応募する人の参考になればと思い、
『真面目系を応募するなら』
とゆー観点で纏めてみたいと思います

一番オススメな賞
  ・小学館ライトノベル大賞
    まだ第7回の時の作品しか
    読んでませんが、
    とにかく多彩なジャンルで採用しよう
    という意欲が感じられました
    『もうマトモな作品は受からないのか・・・』
    と嘆いているそこのアナタ!
    この賞を検討する価値アリですよ!
  ・電撃小説大賞
    言わずと知れた巨頭
    メディアワークス文庫向けがまずこの賞だし、
    電撃文庫でも真面目系が採用
    される可能性がそこそこ有ります

次点の賞
  ・『このライトノベルがすごい!』大賞
    硬派な作品を採用している時も
    あります
    ただ直近の開催では学園モノに
    寄ってしまっているけど
    どうなるか・・・
  ・HJ文庫大賞
    んーここに挙げるかちと迷いましたがw
    変な作品やら尖った作品やら
    を採用する事があるので、
    一応可能性もあるかという事でw

他のレーベルの賞は、
非常に間口が狭いです
『MONSTER DAYS』や『代償のギルタオン』
のように受賞できる事もありますが、
たまたまその年は編集部の方針で
『こういう作品も採用しておこう』
となっただけかもしれません
そんなあるか無いかの確率に賭けますか?

まぁ、日程の関係上とりあえず・・・
であれば良いかと思いますが、
幸運な事に電撃小説大賞が4月、
小学館ライトノベル新人賞が9月と上手い具合に
ずれているのです!
約半年毎に一回、狙い目の賞があるわけですね
そうしたサイクルで書いてみるのも
アリだと思いますよ!


さて3月に読んだ作品たちですが、
10個星は
『六花の勇者』(スーパーダッシュ文庫)
です!!
とにかく演出でやられました!
偽者の勇者が紛れ込んでいる、誰だ?!
という状況を作るだけで
こんなにも引き込まれるのかと

それから9個星ですが
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 』(電撃文庫)
は挙げておきたいと思います
これは1巻全体でプロローグだったので
この評価にしてありますが、
今後話が動き出すと絶対面白くなるだろうと
ゆー事で!

『代償のギルタオン2』(スーパーダッシュ文庫)
は期待していただけに惜しかった・・・
今後持ち直してほしーですね


さて4月はどんな本に
出会えるのかな、
楽しみです
ではまた!


2014年3月30日日曜日

紅炎のクロスマギア  5個星です!!

タイトル : 紅炎のクロスマギア ~狂える竜と災厄の魔女~
賞種   : ―
出版   : HJ文庫
著者   : 花房牧生
イラスト : 植田 亮


今日のインプレダクションはコレ!
純ファンタジーモノです!


評価は
★★★★★☆☆☆☆☆
5個星です!!


王座で、ハゲ枕

依頼を受けてやってきた牢獄都市
脱出には竜を倒す必要があるその都市で
魔女を救出しようとするが――
直球のファンタジー
喋る猫の名前が『ラウナシカ』ってゆーんだけど、
読んでいると別の名前に見えて
仕方が無かったw
『牢獄都市』って事なのでもう少し殺伐とした
ものを想像したけど、結構ほのぼのしてますね
続く前提のような遥か未来をほのめかす
記述は私には合わなかったかな


今日の甘口!

・設定
  牢獄都市の唯一の出口は
  巨竜に守られていて
  出られないらしーです
  その竜は古代原種という
  四肢を持つ姿で、
  背には巨大な四枚の羽があるそうです
  ・・・羽?
・設定2
  罪人を閉じ込める牢獄都市
  だけど、主人公達が行って
  みると殺伐としてないんですね
  緊張感がある都市を
  想像していたのですが
・ほのぼの
  主人公グループのほのぼの
  日常は良いですね
  主人公が少女Aにナンパな言葉をかけると
  喋る猫に首に爪を立てられて悲鳴、
  そして少女Bに
  『どうして牙でいかなかったんですか。もっとこう、食いちぎる感じで』
  と暖かい声援が喋る猫に送られます
・喋る猫
  喋る猫の名前がラウナシカ
  ってゆーんですけど、
  読み進めているとつい
  読み間違えてしまうんですよね・・・!
  ラウナシカ、ラウナシカ、ラナウシ・・・アッー!


今日の辛口!

・全体
  文章の取捨選択が無いのか、
  進みが異様に遅いんですよね
  連載する用として書いてる
  みたいで、なだらかな日常
  がひたすら続いていく感じに
  削れる部分いっぱいあるので、
  その分エピソードを
  増やしてみると良いかも!
  また、牢獄都市とゆーのを出しているので、
  殺伐とした雰囲気や何者かに
  狙われてのバトルシーンとかを
  もっと増やした方が良かったかも?
  ちょっとした技術を使うとすれば、
  冒頭からギャグ色を強く書けば
  読んでる方も「あ~そういう系ね」
  となってくれるので、
  殺伐としなくても違和感無く
  終わらせる事ができた気がします!


以上、
ナウシ・・・アッ、な?!
純ファンタジーモノでした!


2014年3月29日土曜日

とある魔術の禁書目録  8個星です!!

タイトル : とある魔術の禁書目録
賞種   : ―
出版   : 電撃文庫
著者   : 鎌池 和馬
イラスト : 灰村 キヨタカ


今日のインプレダクションはコレ!
学園異能ファンタジー作品です!


評価は
★★★★★★★★☆☆
8個星です!!


そりゃあ決まってますよ

異能を打ち消す能力を持つ少年は、
膨大な魔術書を記憶に収めた少女と出会うが――
ルビが飛び交う学園異能ファンタジー
言葉の応酬に核が置かれ、
キャラ達を言葉によってぶつからせる
事によって『裏腹』を熱心に
描き出しています!
心理描写に重点を置く人にオススメ
ルビの多さや書き口で前半やや
つっかえる気がするかな
ビリビリ少女はキャラ人気凄いけど
ここだけで見るとイタイ娘で終わってるねw


今日の甘口!

・読み口
  あれ? て感じ
  今読んでみると、一巻はこんなもん
  なのかーというのが率直なところ
  文章はややつっかえるところがあるし、
  ルビが多過ぎて読み辛いしなぁ
  ストーリーとしては
  特別な力を持った主人公が
  訳有り幼女に出会って、
  その子は追われてて、
  助けてあげよーってお話
・描いているもの
  裏腹というのを
  物凄く熱心に描いていますね
  言葉と本心の裏腹、
  キャラ達を言葉によってぶつからせる
  事でこれでもかと読者に
  揺さぶりをかけてきます
  多分この揺さぶりで読み手は
  心理描写に大きな深みを感じる
  のではないかと
  心理描写が好きな人向けでしょーかね
・言葉の応酬
  バトル前に『戦わなければならない』
  ように会話運びをするのはあまり
  好きではないんだけど、
  これの場合そこでかなり魂込めて
  言葉のぶつけあいをします
  バトルシーンが大味なので、
  むしろこの言葉の応酬こそが
  やりたい事だ、と分かれば楽しめるかも


今日の辛口!

・全体
  文章が読み辛いのと
  バトルシーンが大味のため
  異能バトルのバトル部分が弱いのは
  今後どうなっていったんでしょね
  かなりの巻数あるので
  道のりはまだまだ長いですので、
  ゆっくり読んでいこうかと思いますw


以上、
ルビ乱舞、な?!
学園異能ファンタジー作品でした!


2014年3月28日金曜日

穢れ聖者のエク・セ・レスタ  7個星です!!

タイトル : 穢れ聖者のエク・セ・レスタ
賞種   : 第9回MF文庫Jライトノベル新人賞・審査員特別賞
出版   : MF文庫J
著者   : 新見聖
イラスト : minoa(ニトロプラス)


今日のインプレダクションはコレ!
反逆劇モノです!


評価は
★★★★★★★☆☆☆
7個星です!!


這い上がってみせる

祖国を滅ぼされた主人公
似た者同士のヒロインと
共に復讐に動き出す――
国を内部から食い破ろうと企む反逆劇
能力やら状況やらは若干
雑さが出ていたかも
でも読ませる力はそれなりに
あるんじゃないかな~
惜しいけれど意欲は感じられました!


今日の甘口!

・流れ
  主人公は王子だったけど、
  その国は滅ぼされちゃったみたいです
  しかも母親は侵略国の皇帝に
  孕ませられて自害とか
  主人公は皇族の末席になったけど
  実質は王位継承権無し・今では
  一つの州の総領事補佐官
  結構苛められながら軍で上を
  目指しているよーです
  全体的に何かのゲームが基盤に
  なってるのか・・・?
・設定
  まぁただ反逆と言っても
  皇族で良い理解者が既にいたり、
  総領事補佐官とゆーそれなりの地位も
  得ていたり、ある程度は
  プラス要因を持った状態でのスタートですね
・進み
  占領された国の元王子で、
  侵略国を転覆させてやる!
  という復讐心を腹で熟成して
  それを実行に移していくという
  流れはなかなか良いのでは
  ただ話が動き出すまでに
  100ページかかっているので
  進みは遅いですねw
・キャラ
  お義兄様を連発する清純な義妹
  でも仮面を外せば・・・!
  裏表を激しくする事で人間味を出す
  って感じになってますねー


今日の辛口!

・設定
  ヒロインが敵奇襲の弾道ミサイル
  を防いだため戦功を挙げた、
  英傑だと書いてるんだけど、
  冷静に見るとそれだけでは
  あんまり戦功や英傑にならない気がする
  冒頭でもっと派手な戦功を
  挙げてる皇女がいたから余計に
  そう見えてしまうんだろね
・設定2
  異能の設定には雑さもある
  対象に自分を乗り移らせる想調
  ってやつなんだけど、
  キスが起動条件てのが変
  それから、人に乗り移った上で
  ロボット兵器にも乗り移る、
  しかもヒロインと主人公で
  体の任意の部分を別々に
  動かすとかイマイチしっくりこない
  この手の設定は話を成立させる
  ために無理に仕様を決定している
  感じが出てしまうと若干冷めるね
  設定回りに説得力を持たせ、
  話の逆転の繰り返しも更に
  演出ができるようになると
  読み応えが増すのではないでしょーかっ
  順調に育つ事を期待します!


以上、
順調に育ってほしい?!
反逆劇モノでした!


2014年3月27日木曜日

《新人賞情報》 第1回オーバーラップ文庫大賞第2ターン 佳作発表!

第1回オーバーラップ文庫大賞第2ターン 佳作が発表されました!

応募された方、どうだったでしょうか?


締切   : 2013年11月30日
応募総数 : 434作品
一次通過 : 60作品
二次通過 : 8作品
佳作   : 2作品

勝ち進んだのは全体の0.4%くらいでしょーかっ
受賞された方おめでとーございます!


《新人賞情報》 第19回スニーカー大賞秋 3次通過者発表!

第19回スニーカー大賞 3次通過者が発表されました!

応募された方、どうだったでしょうか?


締切   : 2013年10月1日
応募総数 : 504作品
一次通過 : 88作品
二次通過 : 43作品
三次通過 : 6作品

勝ち進んだのは全体の1.2%くらいでしょーかっ
次回は受賞作発表だそーです!


仮想領域のエリュシオン  5個星です!!

タイトル : 仮想領域のエリュシオン 001 シンクロ・インフィニティ 
賞種   : 第9回MF文庫Jライトノベル新人賞・佳作
出版   : MF文庫J
著者   : 上智一麻
イラスト : nauribon


今日のインプレダクションはコレ!
学園ラブモノです!


評価は
★★★★★☆☆☆☆☆
5個星です!!


兄妹

離れて暮らしていた兄妹が
再会して新生活をスタートするが――
人生大勝利スタートの学園ラブモノ
文章が作者の実況中継で
致命的に無理でしたw
キャラも立っているというより、
無理に特徴付けしてしまった感じ
幸せになって下さいとしか・・・w


今日の甘口!

・流れ
  妹は天才ハッカーで
  兄は武力の超人とゆー設定で、
  超豪華マンションに住んで
  美少女囲って良いガッコー
  行きまっせってお話
  最初から人生ゲーム大勝利ですね!
  なんかこー・・・色々盛り過ぎてて
  生活感無さすぎるってーw
・キャラ
  重症のシスコン・ブラコンの兄妹
  喋りも特徴的過ぎて変
  キャラが立っているというより、
  無理に特徴付けしてしまった感じ
・キャラ2
  主人公のクラス入って
  初の挨拶
  「あ~ご紹介にあった天陵大河だ」
  最初から『です』すら使わないとゆー・・・
  なんかもうねw
  勝ち組で上から目線とゆー
  ある意味幸せとゆーかお花畑とゆーかw


今日の辛口!

・文章
  三人称が三人称でなく作者視点
  で書いてある
  ひたすら作者の妄想を実況中継
  されているようで哀しい
  んーこの体裁なら
  一人称でやった方が
  良いんじゃないかな~


以上、
勝ち組、な?!
学園ラブモノでした!


2014年3月26日水曜日

千の剣の権能者  9個星です!!

タイトル : 千の剣の権能者
賞種   : ―
出版   : このライトノベルがすごい!文庫
著者   : 紫藤 ケイ
イラスト : キムラダイスケ


今日のインプレダクションはコレ!
ファンタジードラマ作品です!


評価は
★★★★★★★★★☆
9個星です!!


取り戻そう、魂を

魂を抜かれた異能の兵士
彼女は魂を取り戻したいと願うが――
大半が過去エピと心理描写
から成る濃厚なファンタジードラマ!
各キャラの抱える過去と今、
理想と現実等で思い悩み、
交錯して描かれます
過去エピや心理描写が好きな人にはオススメ
その分文章的に序盤が入って
いきにくいかもしれません
あと頁数が少ない分設定回りとか
バトルシーンは弱いですね


今日の甘口!

・流れ
  魂を抜かれた異能者少女
  その娘は魂を取り戻したいと言います
  魂を取り戻していく様を描く
  ストーリーですね
  これ系は結構取り上げられる事
  多いですが、
  骨格がしっかりしているので
  楽しめるかと
・描いているもの
  異能者少女を養う事にした男の
  抱えた『英雄感』についての
  理想と現実の苦悩とか、
  はたまた異能者少女を
  利用しようとする人々の
  抱えた思いなんかも交錯
  するように描いています
  それぞれ抱えるものがあるってのは
  『ロゥド・オブ・デュラハン』と一緒ですね~
・気に入った言葉
  『いくら傷ついてもいい』
  魂を戻せば激しい心の痛みを味わうと
  言われたけど、それでも、と
  願ったヒロインの言葉です


今日の辛口!

・完全ドラマ重視なので
  過去エピが早めに各キャラ
  固め打ちされます
  現状のキャラ特徴を掴む前に
  行われるので、
  男キャラが区別付きにくかったかな
・設定面
  異能使い達属する帝国が
  それらの戦力を持たない国々を
  大量に支配下に置いたとあります
  絶対的な力を持つ異能使い達だけど、
  中盤過ぎると主人公
  が普通に異能使いを倒したり
  しちゃいます
  主人公がいくら強いと言っても
  大陸中探せばプロ級の強さを
  持つ人はいっぱいいそうなんですが・・・
  これだと帝国が覇権を握った
  という設定に矛盾が生じてしまいそう
  この作家さんは
  設定面や今エピの方の強化を
  したらもっと良くなるかも?


以上、
完全ドラマ、な?!
ファンタジードラマ作品でした!


2014年3月25日火曜日

滅葬のエルフリーデ  6個星です!!

タイトル : 滅葬のエルフリーデ
賞種   : ―
出版   : 電撃文庫
著者   : 茜屋まつり
イラスト : mamuru


今日のインプレダクションはコレ!
海戦ゲー学園ラブコメモノです!


評価は
★★★★★★☆☆☆☆
6個星です!!


何のために勝利するのか

女の子が艦艇に変身、
艦隊を組んで戦いに備えるが――
艦艇+女の子というのを核に
主人公の過去との対峙を描いた
海戦ゲー学園ラブコメモノ
色々とボリューム過多な
気もしますね、ルールやら何やらで
とにかく覚える事が多くて大変でした
『脳汁出ますか?』・・・うーん今回は出なかったかなw
2巻以降はルールも頭に入った
状態で読めてすんなり入れるのかな?


今日の甘口!

・流れ
  海戦ゲーが核にあって、
  女の子が艦艇に変身~!
  とゆーやつでした
  ざっくり言うとそれなんだけど、
  ルールとか艦艇回りの話とか、
  更にはゲーム中に自艦以外にも
  お助け艦艇や航空機を呼び出す
  事ができたりとか、
  覚える事が多くて大変だった!
・流れ2
  ヒロインの過去と主人公
  の過去も絡み合っていたり、
  他のヒロインとも絡み合っていたり、
  その上でドタバタラブコメを
  やっているので、
  一冊で収めるにはボリューム
  が大き過ぎる気がしたかな
・キャラ
  妹は「お兄ギャん」とか
  ヒロインは「師匠!」
  しかも最初から好感度Maxとか、
  他のキャラも個性的で
  掛け合いに慣れるのに130ページ
  くらいかかった!
  かなりクセの強いキャラ達です
・妹とか
  一日九十通以上兄にメールを
  よこす変質的な妹はひたすら恐い(ブルブル)
  物語に必要かというとそうでもないしw
  ヒロインは健気と思える程
  主人公に言い寄ってきます
  「どうです? ツンデレですよ! 脳汁出ますか?」
  脳汁って何だろう、
  脳から汁が飛び出しちゃったら
  病院行く必要がありそーですよw


今日の辛口!

・ボリューム
  前作『アリス・リローデッド』
  でも構成は上手いなと思うところが
  あって本作でもそれが活きている
  ようには思いますけどね、
  一巻では単純に海戦ゲー楽しいね
  という作りにした方が良かったかも
  やっぱり技術を駆使しても
  いかんせんボリュームが大き過ぎますw
  旅行鞄に許容量オーバーの荷物を
  無理やり詰め込んで何とかチャックを
  ぐおおおおって閉めた感じですねw
  イラストも独特過ぎて私には合わなかった
  不自然な爆乳はちょっと・・・
・書き口
  冒頭の入り方は、文芸色が
  強いように感じました
  叙情的というのかな?
  その後も無理して媚びる形に
  寄せている感があるため、
  メディアワークス文庫
  で執筆した方が活きる作家さんだと思う
  所属チェンジができるならした方が良いかも!


以上、
脳汁出ますか、な?!
海戦ゲー学園ラブコメモノでした!


2014年3月24日月曜日

第7回HJ文庫大賞 まとめます!

読了しましたので、まとめま~す!



第7回HJ文庫大
応募総数:461作品

◆――――――――――――――――――――――――――――――――◆
★★★★★★★★★  大賞     時の悪魔と三つの物語
★★★★★★            ヘルプリンセスと王統の召喚師
(注1)              ディアヴロの茶飯事
(注1)       奨励賞    ノーデッド!◆――――――――――――――――――――――――――――――――◆
(注1:未刊行)


ギンレイの【振り返りま賞!】

ここは未刊行が多いですね・・・
賞をとったからといって
安心はできないよって事でしょーか

刊行時期もバラけているので、
投稿時の完成度は気にせず
可能性を見るって感じなんでしょーかね?


【選評スコープ!】

総評を見てみると、
しっかり読める作品多い、
しかし既存作品の縮小再生産的になっているもの多し、
といった感じでした!


作品が既存物に似てしまうのは
ある意味しょーがないのですが、
似てても自分色を出せているかどうか
という事は重要ですね、
それを言われているのだろーと思います!


ネームレス・リベリオン  8個星です!!

タイトル : ネームレス・リベリオンI 神聖魔剣は砕けない
賞種   : 第7回HJ文庫大賞・銀賞
出版   : HJ文庫
著者   : 草木うしみつ
イラスト : 鉄豚


今日のインプレダクションはコレ!
ファンタジードラマ作品です!


評価は
★★★★★★★★☆☆
8個星です!!


この剣は壊れない

任務で訪れた街で若い魔女と出会い、
奇妙な共同生活が始まるが――
序盤はあまり印象に残らない
感じで進みますが、
中盤過ぎてからは主軸が
ドラマだと分かり、引き込まれました!
過去エピと心理描写の連打は
荒削りながら良いんじゃないかと
設定や展開が弱いのと、表紙や題名
からだと想像付かないのが
ちょっと惜しいですねw


今日の甘口!

・流れ
  主人公の女の子は騎士団に
  所属する魔法剣士で巨乳ちゃん
  冒頭すぐに悪そうな魔女(若い)に
  気絶させられてしまい
  しかも隷属の魔法をかけられて
  足を舐めろと言われてしまいます・・・!
  このままイタズラされてしまうのか
  と思いきや、そこからややコメディへ
  流れて濁しますw
・設定
  設定はごく簡素な剣と魔法の世界で、
  騎士団所属の女の子が
  任務に赴いた先で事件がーってなってます
  まぁ、見所はそこら辺より
  中盤以降のドラマですかねw
  過去エピや心理描写が好きな人には
  なかなか良いんじゃないかと思いますよ~!
・びっくりした言葉
  『欲にまみれていない人間はこの町にはいない。
   欲でなく善意で行動した彼は町に馴染めなかった。
   この町で彼は異質だった。
   そして人は異質なものを嫌い、排除する』
  いやはやびっくりしました!
  作品の内容自体には強烈な
  パンチは無かったものの(オイw)
  記述の端々には人間というもの、
  社会というものをよく観察している
  感じがしたんです
  そして極めつけが上記の言葉!
  皆が目を背けている『人間』という
  ものに強烈に切り込んでいます
・考えさせるもの
  敵ボスは結構歪んだ尖り方をしているけれど、
  愛する人を悲惨な形で失い、
  復讐をしました、でもやり過ぎた
  ために復讐対象の周囲にも
  禍根を残してしまった
  そんな様に嘆いた愛する人の
  妹によって倒されてしまった過去を持つ、という事でした
  これはあれですね、
  荒削りながらも悲しみの連鎖を描いていますね!
  まー今回の場合復讐の連鎖か
  復活した敵ボスは正義正義と
  連呼してイタイ子なので
  結局もう一度倒されてしまう事に・・・
  そしてそれを受けてとある悪魔が
  復讐心を燃やす事に・・・!
  描く事をより強調する方法は
  ありますが、それをやると
  もう新人賞という枠ではなくなって
  しまうでしょうから、
  とりあえず敵ボスをあくまで敵
  としてやっつけるために
  イタイ子として設定しておくので良いと思います
  逆に言えば、イタイ子にしないと
  なかなかやっつける対象として
  成立しないという事も
  興味深い事象なんですよね


今日の辛口!

・ドラマ部分以外
  バトルシーンや日常パート
  でも特に印象には残らなかった
  ので、エンタメ部分が弱いのかなとw
  それであれば完全なドラマ特化に
  した方がいい気もしますね
  目新しい設定が無くても演出によって
  幾らでもエンタメ部分は強化
  できますのでそこを強化していくか、
  設定に捻りを加えてみるか、
  はたまたそこはバッサリ切って
  ドラマ特化にするか、
  という選択&向上が課題ですね
  今後に可能性を感じるので、
  是非大成してもらいたいです!


以上、
ドラマ部分に光るものがありそうな?!
ファンタジードラマ作品でした!


2014年3月23日日曜日

第7回小学館ライトノベル大賞 まとめます!

読了しましたので、まとめま~す!



第7回小学館ライトノベル大
応募総数:936作品

◆――――――――――――――――――――――――――――――――◆
★★★★★★★★   ガガガ大賞  カクリヨの短い歌
★★★★★★★           恋に変する魔改上書
★★★★★      審査員特別賞 ノノメメ、ハートブレイク◆――――――――――――――――――――――――――――――――◆



ギンレイの【振り返りま賞!】

ええ、一言で評すならば
安 心 !
ああまともなレーベルも残って
たんだなぁ・・・とほっとしました!
バラエティ豊かなラインナップで、
色んな可能性を模索、そして挑戦
しようという感じに見えますね!
他レーベルも凝り固まってないで
これ位新人賞のバラエティを
もってほしいものです

お手軽ご都合じゃない作品を
書いたけどどこに送ろう・・・と
迷った場合、
この賞か巨頭のどちらかを
まず選択する事になりそうですね~!


【選評スコープ!】

総評を見てみると、
ストレートな作品が多かった、
『人を楽しませたい』を全面に押し出した、
しかし読み手のことを忘れていない、
といった感じでした!


この中で特筆したいのは、
『読み手』という言葉です
私は『読者』という言葉を乱用する人は
あんまり信用してません
何故かとゆーと、
『読者』って何? どの層? 特定層だけ指してない?
と疑ってしまうのです
なので、最近は
誤字脱字多いと読んでる人
が冷めてしまうよーとかって指摘したい
時は『読み手』という言葉を使うように
しています
まぁ、この編集部がそういった『読者』という
言葉を嫌ってわざわざ『読み手』とゆー
言葉を使ってくれているのかは
分かりませんが、
少なくとも
『萌えない、ボツ』とか言って
良作を一次選考で根こそぎ落として
しまう所とは違うのだろ~とは思いました!


王子降臨  8個星です!!

タイトル : 王子降臨
賞種   : 第7回小学館ライトノベル大賞・優秀賞
出版   : ガガガ文庫
著者   : 手代木 正太郎
イラスト : mov659


今日のインプレダクションはコレ!
大真面目ギャグ作品です!


評価は
★★★★★★★★☆☆
8個星です!!


私は、王子だ!

侍が活躍する乱世に降臨した王子
圧政の国で希望の光となるが――
大真面目なギャグで笑えました!
『アンドロメダ流剣術』『アンタレス忍法』
『超赤い糸理論』とか
なんだよそれw
王子が魔女と戦った時
鏡に取り囲まれて自分の姿を見た王子が
『ぐあっ! 美しい!』
と叫ぶのはイチオシ、
深夜に読めば笑い死にできますw
あと、やたらと男×男をプッシュするのが
終始謎でした・・・どこを目指してるんだw


今日の甘口!

・インパクト
  冒頭から美青年王子を
  事細かに描写して、
  声が出るだけで
  その声のなんと甘美な響き!
  とか記述してて大真面目
  なのかギャグなのか分からず
  思わず笑ってしまいましたw
・狙ってる
  美青年王子が降臨なされた時、
  カワイイ? 少年は浪人崩れ達に
  捕まりピンチでした
  そこへ王子が目を覚まし、浪人どもに
  剣を向けます・・・!
  しかし、刀を片手持ちにして小指が立っているのです!
  これ絶対狙ってるだろw
・狙ってる2
  そして王子は少年を助けると
  『私は、王子。光の国から姫を捜しにやってきました』
  『光の国はどこにあるの?』
  『天の川の彼方にあります』
  ・・・宇宙人?!
  もうなんか色々と凄いよ!
  インパクトは絶大だよ!
・意外に真面目
  少年の描写を通し、
  虐げられている民達、
  しかし立ち上がる者はいない、
  自分でない誰かが立ち上がれば良い、
  という自分可愛さの
  他力本願が書かれています
  これはある意味現代を表して
  いるかのようですね!
  そしてそれに対比して、
  王子が立ち上がる、
  その姿に周囲が胸打たれ
  集まるというような事が
  描かれています
・文章
  この作者は地文に『!』を多用するけど、
  なんと可憐で美しいことだろう!
  妖しむべし!
  とか作者が絶叫しているみたいで
  面白く、なんか許せるw


今日の辛口!

・仲間達の扱い
  サブキャラとゆーか
  王子の下に集まった仲間達が
  見せ場はあるものの
  成果出せずに★んでいくって
  流れがちょっとかわいそうだったかな
  今後の作品ではもうちょい
  活躍させたげて・・・


以上、
ぐあっ美しい! な?!
大真面目ギャグ作品でした!


2014年3月22日土曜日

魔王が多すぎる世の中に告げる  5個星です!!

タイトル : 魔王が多すぎる世の中に告げる 1
賞種   : オーバーラップ文庫キックオフ賞・特別賞
出版   : オーバーラップ文庫
著者   : 甘宇井白一
イラスト : 牧乃


今日のインプレダクションはコレ!
ファンタジー学園モノです!


評価は
★★★★★☆☆☆☆☆
5個星です!!


死ぬんだよ、生き返ってるだけで!

主人公以外皆魔王のクラス
日常的に街が壊滅したりして――
まぁ・・・ユニークな設定だったかなとw
話の波や盛り上がりが感じられず
さらっと流れていってしまったかなー
主人公がキレキャラってのは
ある意味芸人みたいでしたね


今日の甘口!

・設定
  クラスが主人公以外みーんな魔王
  ってゆー 出落ち ユニークな発想!
  魔王な生徒はよく暴れるそうです
  んで主人公は委員長として
  それを止めに行くみたい
・淡々としている
  早速暴れてる生徒がいるので
  埼玉県さいたま市に止めに行くのですが、
  既に滅びていました
  でも
  『埼玉県さいたま市の皆さんには誠に御免なさいだが、
   起きてしまった事は仕様が無い』
  とすーごく淡々としています、何だコレ・・・
・乾いてる
  勇者がいません、魔王が管理されてます
  それらはオトナがやってますって
  なんつー冷めた世界なんだろーねw
  なんか現代社会を反映したよーな
  乾いた発想だよね
・主人公
  クラスに一人だけ人間ってのが主人公
  なんでツエー系かと思いきや、
  クラスメイトとスキンシップとるだけで
  無残に散っていきます
  でも主人公は★んだ後即生き返るよーです
  蘇生の薬を大量にもらってるんだとか
  普段から★んで生き返ってを繰り返して
  いるのでヒロインからは不死身に見えます
  しかし痛さとかはあるらしく
  『死ぬんだよ! 生き返ってるだけで!』
  と嘆きの声を上げてましたw


今日の辛口!

・書き口
  んー一芸入試で入ったは
  良いけど先が不安って感じかなw
  作者さんは今一度作品を
  読み直してみてほしい
  例えば起承転結に当てはめる
  としたらどうでしょ?
  上手く当てはまりますかね?
  全体的に抑揚が薄いので
  話の波や盛り上がりを作れたら
  良いかもしれません
  人気作を分解してみると
  吸収できるかと~


以上、
魔王いっぱい、な?!
ファンタジー学園モノでした!


2014年3月21日金曜日

きんいろカルテット!  6個星です!!

タイトル : きんいろカルテット! 1
賞種   : オーバーラップ文庫キックオフ賞・金賞
出版   : オーバーラップ文庫
著者   : 遊歩新夢
イラスト : DSマイル


今日のインプレダクションはコレ!
JC育成ゲーモノです!


評価は
★★★★★★☆☆☆☆
6個星です!!


ろりてぃっしゅ・かるてっと

音大で腐っていた主人公
JC達の指導を頼まれるが――
JC育成ゲーの音楽verといった感じ
状況が勝手に好転
してくれるので致命的に説得力が
欠如しています
キャラも主人公においしい思いを
させるためだけに動かされている
ため哀れにしか見えないし、
何よりJCに劣情を抱く作者が色々と心配
音楽や楽器についての
信念みたいなものだけは良かったです


今日の甘口!

・流れ
  ロリコンじゃないと白々しいセリフを吐きつつ、
  JCとデートしたり年の差を埋められるか考えたり
  胸揉んだり抱き寄せたり臭いセリフ吐いたり
  『仕方ないんです、仕方ないんです! 勝手にシチュがこうなったんです!』
  ってゆー言い訳がましい展開で
  スキンシップを重ねていきますw
  こーゆうのが好きな人には
  たまらないんでしょうねw
・業界の問題
  楽譜は原譜でないといけない、
  という問題提起があります
  コピーはだめ、出版社や作曲者
  はそれで生活しているから買わないと
  ってー事です
  色んな業界で売る事について
  問題があるんですねー
・音楽について
  音楽の事は正直分からなかったけど、
  分からない部分があっても良いと思う!
  興味持った人は調べるだろうし、
  それはこういった世界に触れる
  キッカケにもなるしね
・古いっw
  まさかの『本に手を伸ばしたら手と手が触れてっ!』
  のCDバージョンw
  CDに手を伸ばしたら美少女と手と手が触れてっ!www
  今時こんなシチュエーション考える人いるんだね!w


今日の辛口!

・全体
  主人公においしい思いをしてもらうため
  だけに周囲のキャラを動かし、状況を
  お膳立てするってのは
  お手軽ご都合の基本なんですね・・・
  指導者達の『なってない』感じに失望し、
  腐っていた大学生が純粋なJC達に
  囲まれる指導者になる、という構図は
  汚れた大人達では実現できない白さ
  を求めているのかなーと感じる
  結局ロリコン志向ってのは
  汚れた大人に失望しているってのが
  根底にあるよーな気がしますね
  それならリアルで
  おもねってないで自分は
  汚れないぞって闘志燃やせば良いのに!
・文章
  文章が最初しっかりしている
  ような気がしたけど、
  少し読むと三人称っぽい一人称
  みたいな感じにもなってしまう
  不安定だね
  多分書いている間に作者自身が
  作品にのめりこんでいるから
  だと思う
  三人称というのはある種の
  冷静さも必要です
  一歩引く位のつもりで書いて
  みたら良いのでは~
  展開についてはもはや
  コメントできねーですw


以上、
ろりてぃっしゅ、な?!
JC育成ゲーモノでした!


2014年3月20日木曜日

《新人賞情報》 第13回スーパーダッシュ新人賞 3次通過者発表!

第13回スーパーダッシュ小説新人賞 3次通過者が発表されました!

応募された方、どうだったでしょうか?


締切   : 2013年10月25日
応募総数 : 767作品
一次通過 : 139作品
二次通過 : 35作品
三次通過 : 15作品

勝ち進んだのは全体の1.9%くらいでしょーかっ
第四次選考の結果発表は4月中旬だそーです!


《新人賞情報》 第8回小学館ライトノベル大賞 受賞作発表!

第8回小学館ライトノベル大賞(ガガガ部門) 受賞作が発表されました!

3/18発表だったようですので、
受賞された方おめでとうございます!


締切   : 2013年9月末日
応募総数 : 1246作品
一次通過 : 101作品
二次通過 : 10作品
受賞作 : 5作品

勝ち残ったのが大体0.4くらいでしょーか?!
狭き門です!

以下題名とあらすじ見る限りだと、
お手軽ご都合に見えないものばかりです!
5月下旬頃から刊行のようですので、
注目したいですね


ガガガ大賞 : 機械仕掛けのブラッドハウンド(岩辻 流)
あらすじ読んでみると、ダークで仕事人的なものかな?
シリアス漂う感じで期待できそうです!


優秀賞 : 行き着く場所(境田吉孝)
あらすじ読んでみると、青春やり直しモノっぽいです
切ない系でしょうかね~


優秀賞 : LC1961(伊崎喬助)
あらすじではファンキーなファンタジーな感じ
アメリカン・スチームヘヴンって何だ・・・?w


優秀賞 : Magicians Mysterion -血みどろ帽子は傀儡と踊る-(夜森キコリ)
あらすじ読んでみると、怪盗モノか?
怪盗+予告状・・・腕を競い合うとか?
凄腕の銃使いと剣術の達人は出てくるのでしょーか?w


審査員特別賞 : 血潮の色に咲く花は(霧崎 雀)
あらすじ読んでみると、寄生モノ?
でも主人公が寄生されてて特別な力がーって
感じじゃなく、寄生者をやっつけるものっぽい