2019年10月20日日曜日

台風19号で思ったこと

今回の台風19号で分かったこと。

(1) 12時間程度猛烈な雨が続くと河川も水害対策も限界を迎えるということ。

(2) 各種情報は他人のためにも自分のためにもなるということ。

(3) 無駄なツイートが必要な情報を掴みにくくしてしまうこと。

(4) 災害を利用した煽動が行われること。


(1)・・・これだけ大きな災害も、何日も降り続いたものではなく、だいたい半日の雨で引き起こされたものです。
    「自然には勝てない」これを再認識しました。

(2)・・・危険が迫っている人達に有効な情報を提供できないか?
    そう考え雨雲レーダーや停電状況、水位状況などツイートしました。
    それらを見返してみると、自分にも役立ちそうだなと思いました。
    被災の可能性がある時にリンク集として使えるからです。

(3)・・・助けを必要としている人が欲しい情報は何か?
    わたしがツイッターを見ていてサンプルになりそうだと思ったのは以下2例。
     その1「ダムを絵にするとこんな感じだよ体張って避難する時間稼いでくれてるんだよ!」
     その2「以前西日本豪雨で緊急放流された動画がこれ。逃げないと死にますよ」
    この2つの例はどちらも避難の必要性を喚起するものですが、その1の方は邪魔でしかないと感じました。
    避難するかどうか迷っている人は、その2の動画では実際こうなるという想像を喚起することができます。
    しかし、その1の方は単なるダムのピーアールにしかなっていないのです。
    そして、ダムのピーアールにはリツイートが1000件以上行われていました。
    邪魔なツイートが1000個以上流れることにより、必要なツイートが見付かりにくくなります。
    災害時には助けを必要としている人が欲しい情報は何かを考え、無駄なツイートやリツイートは控えるのが良いと思いました。


(4)・・・毎度のことですが、災害を悪用して野党叩きをするツイートが出てきます。
    八ッ場ダムを挙げて民主党叩きに繋げるツイートがありましたが、八ッ場ダムを中断したのも民主党ですが、再開したのも民主党ですので叩く理由が間違っています。
    また、八ッ場ダムの能力を最大限発揮しても河川の水位を15cm程度下げただけという指摘もあります。
    こうしたツイートは災害時の不安に付け込み野党のイメージダウンや公共事業のステルスマーケティングをしているものと見られますので、要注意を。
    治水を進めても自然は必ずそれを超えてきます。


最後に、災害後に思うことがあります。
台風が過ぎてすぐ、社会が平常運転に戻っていく風景に違和感がありました。
被災した人がいる一方で、自分は日常生活に戻っている。

「こんな時だからこそ被災地に勇気を与えてほしい」みたいな声ばかり紹介される。

でも、「被災した人がいるのにすぐ忘れないでくれ」って人もいるのではないか?

そう思ったので、1週間は静かにしようと決め、先週はブログの更新をやめました。

まあ、気持ちだけでなく具体的な支援をくれという人もいるかもしれませんが。
そうすると、義援金だったり、被災地のものを買ったり、観光に行ったり、になるのかな。


2019年10月6日日曜日

ギンレイの【必見ニュース】20191006

最近のわたしが注目したニュースです!


■ライトノベル系


→『スニーカー文庫 10月刊発売中
 (ザ・スニーカーweb)
 10/1に発売されました

 わたしの注目作は無しかな


→『HJ文庫 10月刊発売中
 (HJ文庫)
 10/1に発売されました

 ほぼほぼweb系ですが、王道と見られる作品も出るようですね


→『講談社ラノベ文庫 10月刊発売中
 (講談社ラノベ文庫)
 10/2に発売されました

 一時期刊行点数少なくて終了かなと思ったんですが、刊行点数増えてきましたね

■社会

→『不明女児の母「諦めることしたくない」 大規模捜索終結
 (朝日新聞)
 行方不明の子、手がかり掴めず大規模捜索が打ち切られました。

 これだけ探して手がかりすら掴めないとは、一体何があったのか・・・

 これは親としては苦しいでしょうね。。


2019年10月5日土曜日

【れいわ政策検証】最低賃金1500円 良いと思います

れいわ新選組の政策、色々あるので1つずつ見ていこうと思います。


公式を辿ると政策一覧があります。
 →『政権とったらすぐやります 今、日本に必要な緊急政策
  (れいわ新選組公式)

第1回:公的住宅拡充 ・・・ ◎ ぜひ!
第2回:DV・虐待のない社会の実現 ・・・ ○ 良いと思います
第3回:消費税廃止 ・・・ ◎ ぜひ!
第4回:原発即時禁止 ・・・ △ 更に先を!
第5回:災害に備える ・・・ ◎ 大事です


第6回目は最低賃金1500円です。

公式から抜粋すると
最賃1500円でも月収では24万円程度。』
『中小零細企業に影響がない様に、不足分は国が補填。』
『最賃との整合性をかんがみ、生活保護基準も引き上げます。 年収200万円以下世帯をゼロに。』
が重要部分かと。

1500円に引き上げても月収24万円程度なんですね、意外に低いという印象。

今の日本の最低賃金は地域別になっていますが、
最も高い東京で1000円、地方だと最も低くて790円、まあ繰り上げて800円と見ましょうか。

1000円だと月収16万円?
いやぁ・・・これは低すぎでしょw
16万円で家賃と水道光熱費払ってどうやって暮らしていくんだろう。
しかも月収ってそのままもらえるものではなく、税金が引かれた額しか受け取れません。
親の持家がある前提がないと暮らせないと思います。
ああ、あと結婚出産もしない前提じゃないと厳しい。

現状の酷さは分かりました。

で、実現性なのですが、これはまぁ見た瞬間に問題無いと思いました。
上げた時に苦しくなりそうな中小零細企業にもフォローすると事前に手を打ってありますので、後は可決するだけの話です。


ちなみに、うまくいっている国の筆頭であるデンマークは日本円にすると約2000円ですw

ステレオタイプの北欧のイメージはTVがよく流している
『北欧は社会保障が充実してるけど高税率でしょ』
というものがありますが、
そこで隠されている部分が、この賃金です。

北欧はそれを納められるだけの賃金を、企業が従業員にちゃんと払っているのです。

うまくいっている国を紹介するとあまりの違いに卒倒してしまうかもしれません。

→『待機児童はゼロ、学費も医療費も無料。なぜデンマークは子どもの貧困率が低いのか?その驚きの政策たち
 (Buzzfeed News)
 『出産:無料
 医療:無料
 待機児童:ゼロ
 最低賃金:1650円』

 為替によっても変わるので最低賃金は時期によるものかも。


→『風のがっこう便り2017
 (風のがっこう)
 この記事は主にエネルギー政策です。
 京都議定書を守ったデンマーク。

 『デンマークの人たちが採ったエネルギー供給策は、北海油田からの原油と天然ガスの採掘、農地を利用した風力発電導入策、家畜生産国として家畜糞尿を利用したバイオガス生産とコージェネ発電、可燃廃棄物、間伐材や麦藁を燃料としたバイオマスコージェネ発電そして地熱や太陽光発電と省エネ政策でした。』


→『なぜデンマークは“世界一幸福な国”になったのか 政治体制・社会保障から見る、日本との違い
 (logmiBiz)
 ここには決定的なことが書かれています。

 下の方にスクロールしていくと
 『必要な人に届く社会・福祉支出』
 という題目の記事があります。

 そこにはグラフが示されています。

 『国の政策でどこにお金を使うか。社会政策に使うお金を、上位のリッチな2割の人に使っているか、貧しい2割の人に使っているかを示したグラフです。
  日本から先に見ると、上位のリッチな2割の人に払っているお金のほうが若干高い。それで、貧しい2割の人に使うお金のほうが少ない。他方デンマークでは、貧しい人たちにより多く使っていて、リッチな人にあまり使っていないということが特徴的だなと思って、載せてみました。

 このグラフが決定的なのです。

 デンマークは貧しい側に圧倒的に税金を割り振っています。

 一方、日本は上位2割の富裕層に税金を割り振っています。

 うまくいっている国は、富の再分配を実現しているのです。

 デンマークから学ぶべきことは沢山あります。
 全てそのまま真似すれば良いかというとそうではありませんが、日本がどれだけ多くの改革を必要としているかはお分かりいただけたかと思います。