《番外編》２０１４年 ４月を振り返ります！！

さぁ、
ゴールデンウィイイイイーーク（笑）です！
新入生や新社会人の方、
そろそろ慣れるorダレる時期ですが皆さんいかがお過ごしでしょーか？

今月は新たな発見がありました
HJ文庫が結構イイ！！
『尖っている』というイメージが先行していたのでが、
私が幾つか読んでみた感じだと
かなり良かったです！
どこが良いかと言うと、
・　いわゆる『サービスシーン』に関して
　　あまりイラッとしないよう配慮されている点が一つ
・　キャラ至上主義でなく中身で勝負しようとしている点が一つ
・　割と多様性を意識した新人賞の採用が一つ
という点です

『サービスシーン』とかは
そういうのを求めている層に媚びるため
無茶苦茶やったりするレーベルがありますが（どことは言わないｗ）
私はそういうの『いいかげんにしろ（にっこり）』
てなるんですよ
それがHJ文庫だと、
割と描写の仕方とか流れとか考えてくれてるんで
あまりイラッとせずに済むんですね
（※当然、作品によってはそうでないものもありますが）
これは編集がそうした指導をしてくれているか、
または自由にやらせているからかなｗ

前月からレーベルの評価が変わりましたので、
オススメの賞も以下とします

一番オススメな賞
　　・小学館ライトノベル大賞
　　・HJ文庫大賞（前月は次点の賞だった）
　　・電撃小説大賞
次点の賞
　　・『このライトノベルがすごい！』大賞


さて４月に読んだ作品たちですが、
１０個星は
『ねじ巻き精霊戦記　天鏡のアルデラミン２』（電撃文庫）
です！！
こういうのがまだ出版されていて良かった！
硬派な戦記ものです！
こういうまともな作品を出版しなくなったら
業界は終わりです
これから先も追いかけてみようと思います！

もう一つの１０個星は
『六花の勇者２』（スーパーダッシュ文庫）
です！！
今回も面白かった！
納得の人気作です

その他９個星や８個星も多かったような気がします
あ、あと評価の分布を見て分かったのですが、

１０個星　　　　９冊
９個星　　　　　１３冊
８個星　　　　　２４冊
７個星　　　　　２８冊
６個星　　　　　１８冊
５個星　　　　　３８冊

大体星の通りに分布しているんですよ・・・！！
（１０個星は少なく、９個星、８個星の評価の作品になる程多い）

だた６個星だけ例外ですね
７個星よりも冊数少ないし８個星よりも少ないです
６個星は結構微妙なポジションなんですよ
思い返すと、
『全体的に厳しいけどこのキャラだけは気に入ったから６個星』とか
『微妙の中でも７個星まではいかないから６個星』とか
評価に困った時に割り当てている気がします
バシッと『これは６個星じゃけぇ！』っていうのはあまり無いんですよねｗ

まぁとりあえず、こうして分布が見られる程度には
読書習慣が継続できた！　のかなと

さて５月も習慣が続けられるように
頑張りますよー！
ではまた！

D9―聖櫃の悪魔操者― ８個星です！！

タイトル　：　D9―聖櫃の悪魔操者―
賞種　　　：　―
出版　　　：　電撃文庫
著者　　　：　上野遊
イラスト　：　ここのか


今日のインプレダクションはコレ！
純ファンタジー作品です！


評価は
★★★★★★★★☆☆
８個星です！！


悪魔使いの悪魔

悪魔と契約した少年
仇を討つために旅をするが――
馴染みある世界観の純ファンタジー
結構楽しめました！
キャラの掛け合いはなかなか好きです
あとがきで怪しい所もある、
としているのは前文明をにおわせたところ？
仇を討つというお題目だけど
続くの前提みたいで、
今回は立ち寄った街で起こった
途中の出来事
仇の対象は出てこず・・・
文章が序盤重厚なのが中盤以降
砕けた感じに変化するのが特徴的かな
まだ何とも言えないので
これからどうなるか、ですかね～


今日の甘口！

・流れ
　　人を喰らう悪魔が跋扈する
　　中世風の世界
　　仇を討つために旅をする主人公
　　彼は悪魔と契約し、
　　常人では有り得ない力を
　　手にしていた・・・とゆー感じ
　　そして過去が語られる内に
　　仇が何者か明かされます
・世界観
　　一つ一つの描写が入念で
　　進みはゆっくり
　　複数の円と五角形と古代文字
　　で作った魔除けの魔方陣が
　　いたる所で使われているようです
　　列車とか線路とか、街の入り口とか
　　悪魔に悩まされている世界
　　なので必要みたいですね
・キャラ
　　主人公は悪魔と契約して
　　力を得た悪魔憑き
　　悪魔は美少女で結構エロいです
　　街の入り口で魔除けの魔方陣を見つけると
　　『ううっ苦しい。宿に着いたら胸をやらしく・・・いや優しくさすって欲しいのう』
　　こんな感じで姫口調ですｗ
・純ファンタジー
　　純ファンタジー系で
　　組み立てもオーソドックス
　　突出は無いけど
　　これはこれでアリだと思うので、
　　残っていって欲しいです
・文章
　　文章は重厚な雰囲気が
　　あるけどイラストは軽いので
　　絵師がミスマッチだったのでは？
　　冒頭の情景描写はとても
　　入念で、重厚です
　　文章は上手いですね


今日の辛口！

・中核
　　続くの前提な感じなので
　　話の中核となる部分が
　　まだ１巻では出てきません
　　最近１巻はキャラ紹介って風潮
　　になってるからですかねぇ
　　私は話を早く進めて欲しい派なんですがｗ
　　今後に期待です！


以上、
優しくさすって、な？！
純ファンタジー作品でした！

神武不殺の剣戟士 アクノススメ ６個星です！！

タイトル　：　神武不殺の剣戟士 アクノススメ
賞種　　　：　第１５回エンターブレインえんため大賞小説部門・特別賞
出版　　　：　ファミ通文庫
著者　　　：　高瀬ききゆ
イラスト　：　有坂あこ


今日のインプレダクションはコレ！
時代劇（江戸より後）風味モノです！


評価は
★★★★★★☆☆☆☆
６個星です！！


目指す巨悪

帝都に出没した辻斬り
その正体は――
『帝都』とか『刀』とかがキーワードの
時代劇風味アクション・・・かな？
剣戟に臨場感がもっと欲しかった！
達人同士の緊張感溢れる
一瞬の攻防よりも特殊技とか
特殊能力な感じがちょっともったいなかったかな
主人公は悪と言いつつ
掃除に執念燃やしたり面白いですねｗ
展開は勘違いから決闘、
が繰り返されてやや強引だった気がします
辻斬りが怖いという認識が提示
されるけどあんまり気にせず
街の人が裏路地に入って行くのも
何でだろうｗ


今日の甘口！

・流れ
　　大戦後なんだけど帝都があって
　　帯刀した学徒がいますよって
　　ゆー明治大正？　な空気を
　　醸しだした雰囲気
　　巷では辻斬りが出没し、
　　主人公達は警邏にあたります
・学校
　　主人公の入った学校は
　　剣の腕を競って決闘も可という
　　物騒な所です
　　変わり者もいるみたいで
　　『かんらかんら！』
　　という笑い声の女生徒もいますｗ
・キャラ
　　主人公は自称悪党
　　私は悪事を働いたと言いますが、
　　内容は人助け、窃盗犯逮捕、
　　迷子の母親捜索などですｗ
　　まぁ実際周囲にいると
　　メンドクサそーなキャラですねｗ
　　サブキャラの一人に
　　台車に乗って正座し、黒子が台車を操って移動
　　という女の子が出てきます
　　何か自力で動かない女キャラって
　　時折見かけますね
　　一つの路線なのでしょーか
・視点の飛び
　　視点を頻繁に切り替えて
　　状況を説明するんだけど、
　　それを良いと受け取るか散漫と受け取るか
　　読み手によって分かれそう


今日の辛口！

・バトルシーン
　　剣戟を扱っている割には
　　バトルシーンに臨場感が無いかな
　　例えば『正眼の構えは振り上げと振り下ろしという二つの動作が必要』
　　とかって記述なんだけど、
　　剣の道に生きる人にとってその表現は妥当か？
　　と思ってしまう
　　達人にとってそれは一つの動作じゃないの？
　　単に打突部位までの距離が
　　構えによって異なるだけでさ
　　しかも主人公が刀振ると
　　大地を破砕するとか超人バトルじゃないですかｗ
　　今後はこのバトルシーンで見せ
　　られるようになると良くなるかも？


以上、
かんらかんら！　な？！
時代劇（江戸より後）風味モノでした！

キルミルカタル 眼ノ宮瞳子の眼球探し ７個星です！！

タイトル　：　キルミルカタル　眼ノ宮瞳子の眼球探し
賞種　　　：　第１５回エンターブレインえんため大賞小説部門・特別賞
出版　　　：　ファミ通文庫
著者　　　：　緋色友架
イラスト　：　ukyo_rst


今日のインプレダクションはコレ！
裏社会仕事人モノです！


評価は
★★★★★★★☆☆☆
７個星です！！


消えた眼球

殺人鬼少年は
特殊な眼を持つ少女を預かり――
裏社会仕事人系
もっと尖ってくれれば・・・！　な感じでした
『バー』と『依頼』を軸にしてほしいなぁｗ
冒頭は早速殺人鬼の【お仕事】を
しているので『おっふ』とくるかも
ヒロイン始め硬派を打ち消す要素が多く、
雰囲気は少々軽め
そこは硬派に振り切った方が良かったかも？
文章は装飾が多めで入念
このペースで書く場合もっと
頁数が必要ですね
最後は無理矢理終わらせた感じかな、
駆け足になってしまった気がします


今日の甘口！

・流れ
　　冒頭で主人公が殺人鬼たる行為を
　　行う（ただし相手は悪人）
　　というチャレンジ作品
　　読者を選びそうだけど
　　最初にふるいにかけているので
　　読者も判断しやすいでしょうね
　　で、片目眼帯少女と出会い、
　　今偽物の眼を入れてます
　　元の眼『魔眼』を探してねって
　　流れです
・尖った部分アリ！
　　主人公は殺人鬼の集まる
　　バーに通っています
　　そこの店主は警察官ですがｗ
　　『犯罪者は逮捕されても身の安全が保障され行きながら罪を償うというぬるま湯
　　　そんなので被害者の気が晴れるか。苦しみが和らぐか。喪失感が埋まるか』
　　て感じの悪を消し去る派のようです
　　大抵の作品では
　　『例え悪人でも★しては駄目、逮捕で』
　　て感じですが本作は尖ってますね
・キャラ
　　幼馴染少女は翻弄キャラ
　　主人公を翻弄しながら
　　話を進めるキッカケ作りを
　　する役割ですね
　　ヒロインは見た目が
　　ゴスロリ幼女
　　片目眼帯で、そこには偽物の眼
　　を入れてます
　　偽物の眼も特殊で、
　　全方位しかも可視光以外も
　　視えるとか
　　でも視えるだけじゃなく
　　主人公の斬撃をかわす程
　　身体能力も高いようです


今日の辛口！

・全体
　　中盤までで紙面を使い過ぎたのか、
　　最後は唐突にラストバトルへ突入、
　　無理矢理終わらせたって感じにｗ
　　文章は悪くないんだけど、
　　装飾が全体的に多めなので
　　そういった表現を
　　『ここは魅せたい！』という部分に
　　絞って使うと良いかも！
　　また、エンタメ要素は
　　『バー』と『依頼』この二つを軸に
　　した方が面白いんじゃないかな？？


以上、
尖ったところのある？！
裏社会仕事人モノでした！

ノーゲーム・ノーライフ ５個星です！！

タイトル　：　ノーゲーム・ノーライフ１ ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです
賞種　　　：　―
出版　　　：　MF文庫J
著者　　　：　榎宮 祐
イラスト　：　榎宮 祐


今日のインプレダクションはコレ！
詐欺師物語？　モノです！


評価は
★★★★★☆☆☆☆☆
５個星です！！


とりあえず王様

ゲームで何でも
解決する世界に引きずり込まれて――
ゲームよりイカサマやペテン
が主体の詐欺師物語・・・かな
うーん私には合いませんでした
口汚く挑発したり罵ったりする所に
嫌悪感を抱いてしまい・・・
ひとを騙して『騙される方が悪い』って
発想なら寧ろ主人公達は
世渡り上手になっている気がします
能力設定がインフレで
バトルも消化試合に・・・
傍点乱舞で文章もクセが強いですね
ペテンで相手を負かし
『俺に惚れろ』と言って
本当にそうなるのも冷静に考えると鬼畜・・・
イラストに幻想的な雰囲気が
出てるのだけは良かったかな


今日の甘口！

・流れ
　　ゲーム世界では最強、
　　リアルではヒキコモリニート
　　な兄妹が
　　異世界へ連れ去られ、
　　そこは全てがゲームで決まる
　　世界ですひゃっほう！
　　とゆー流れ
　　でもゲームが主軸じゃなく
　　ペテンとイカサマ、
　　挑発と罵り合いがメインです
　　ある意味勝負師伝説的な・・・？
・気に入った言葉
　　『異世界に投げ出された主人公達は何で、あんな世界に戻ろうとしたんだ？』
　　あんな世界＝私達の住む世界です
　　主人公はリアルをクソゲーという
　　位置付けにしてますので、
　　こういった素朴な疑問も
　　出てくるのでしょうね


今日の辛口！

・構成
　　『――と、思考を数時間前へ』
　　とかいちいち戻さなくて良いと思う
　　時系列乱す所に効果が
　　感じられないです
・文章
　　紹介しよう！　系の実況中継は
　　書いてる側は盛り上がるのかも
　　しれないけどさ・・・
　　そんな文章がちょっとダルイ
　　あと、傍点多過ぎる
　　ここぞという時にだけ使って欲しいな
　　何だろう、全体的に
　　基礎的な所をレベルアップして
　　まずは読み易くすると良いのではないでしょーか


以上、
傍点乱舞な？！
詐欺師物語？　モノでした！

《新人賞情報》 第１９回スニーカー大賞秋 受賞作発表！

第１９回スニーカー大賞　受賞作が発表されました！

★　大賞ページリンク　★

応募された方、どうだったでしょうか？

締切　　　：　2013年10月1日

応募総数　：　５０４作品

一次通過　：　８８作品

二次通過　：　４３作品

三次通過　：　６作品

受賞作　　：　２作品

勝ち進んだのは全体の０．４％くらいでしょーかっ

残念ながら大賞該当無し、優秀賞該当無しと厳しい結果に！

ですが特別賞とは言えデビューできる方、おめでとうございます！

《新人賞情報》 一迅社文庫NewGenerationAward2013 受賞作発表！

一迅社文庫NewGenerationAward2013　受賞作が発表されました！

★　大賞ページリンク　★

応募された方、どうだったでしょうか？

締切　　　：　2013年8月末日

応募総数　：　？？？作品

一次通過　：　２５作品

二次通過　：　５作品

受賞作　：　２作品

受賞された方、おめでとうございます！

ですが、大賞は該当無しだそうです！

《新人賞情報》 第１３回スーパーダッシュ新人賞 受賞作発表！

第１３回スーパーダッシュ小説新人賞　受賞作が発表されました！

★　大賞ページリンク　★

応募された方、どうだったでしょうか？

締切　　　：　2013年10月25日

応募総数　：　７６７作品

一次通過　：　１３９作品

二次通過　：　３５作品

三次通過　：　１５作品

四次通過　：　５作品

受賞作　：　４作品

勝ち進んだのは全体の０．５％くらいでしょーかっ

一作だけ落ちたのがかわいそうですねー・・・

敗者復活による刊行もあるかもしれませんがｗ

受賞された方、おめでとうございます！

《新人賞情報》 第10回MF文庫J新人賞第三期 佳作発表！

第10回MF文庫Jライトノベル新人賞第三期予備審査　佳作が発表されました！

★　大賞ページリンク　★

応募された方、どうだったでしょうか？

受賞された方おめでとうございます！

締切　　　：　2013年12月末日

応募総数　：　４４３作品

一次通過　：　１３７作品

二次通過　：　２３作品

三次通過　：　３作品

受賞作　　：　１作品

通過したのは全体の０．７％くらいでしょうか～

おめでとうございます！

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン２ １０個星です！！

タイトル　：　ねじ巻き精霊戦記　天鏡のアルデラミン２
賞種　　　：　―
出版　　　：　電撃文庫
著者　　　：　宇野 朴人
イラスト　：　さんば挿


今日のインプレダクションはコレ！
ファンタジー戦記作品です！


評価は
★★★★★★★★★★
１０個星です！！


始まりの、戦慄

北方の暇な筈の基地
しかし山岳地の部族が蜂起して――
今回から本格的な戦記に
期待通りで『お見事！』という他ありませんでした！
山岳地戦です、圧倒的有利
にも関わらず地の利が敵に働き、
そして味方の司令官は無能
戦況悪化の中主人公の部隊
は頭脳プレーで打開していく・・・
途中から頁を捲る手が止まらないっ！
純粋なエンタメとしても楽しめるし、
これを描くに当たっての
知識量や洞察力等のバックボーン
も凄く興味が惹かれました
お気に入りのシリーズになりましたよ！


今日の甘口！

・山岳地戦
　　新兵器の投入とか面白い
　　精霊は相変わらず精霊戦記と
　　言う程目立ってないねｗ
　　山岳地戦という事をこれでもかと
　　突き詰めて描いているのには脱帽！
　　部族の最期は何だかあっけなかったな
　　最後もう一戦くらいあるのかと思ったんだけど
・キャラ
　　今回の主人公はイケメンへの
　　敵対心がより増大しているのか
　　『憎いィ……！　あのイケメンという生き物が憎いィ……！』
　　と凄い事を呟いてますｗ
　　脳筋のガハハキャラは単なる
　　噛ませ犬かと思ったら、
　　途中で状況を好転させる
　　キーマンにもなってたんですねｗ
　　主人公は状況や集うキャラに
　　助けられる事が多いですが、
　　これはこれでまぁ、面白いかと
・描写
　　残酷描写もあり、
　　ただし適度にぼかしている感じ
　　戦場で起こりえる色んな事にも言及しています
　　ああこれが一般文芸でなく
　　ライトノベルなんだなという感じ
　　一般文芸だとここでぼかした
　　もしくは回避した所も
　　ありのまま描くのでしょう
・凄いと思った言葉
　　『戦争ってのは往々にして失敗した外交の代償なんですからね』
　　うーんやっぱり凄い！
　　軽い会話の中にも鋭く世の中を突いた
　　言葉が出てきます
　　表面的な情報に流されていたら
　　こんな言葉に辿り着けないですよね
　　この作品の最大の特徴は、
　　描くに当たってのバックボーンが
　　相当しっかりしているとゆー事です
　　よく考えてるし、よく観察してる
　　中高生には『分からないけどエンタメとして楽しめる』
　　とゆー感じになるでしょうけど、
　　それはそれで良いと思います
　　大人になって読み返してみて、
　　初めて意味が分かる事もあるでしょうしね


今日の辛口！

・新キャラ
　　やや新たに登場したキャラ達が
　　使い捨て感があったかな
　　脳筋ガハハキャラは
　　若干マシューの位置取りを
　　奪ってしまうためいらぬ
　　という事になったのか・・・？


以上、
頭脳が光る？！
ファンタジー戦記作品でした！

現代日本にやってきたセガの女神にありがちなこと ７個星です！！

タイトル　：　現代日本にやってきたセガの女神にありがちなこと
賞種　　　：　―
出版　　　：　電撃文庫
著者　　　：　師走 トオル
イラスト　：　KEI


今日のインプレダクションはコレ！
ホンモノネタコメディモノです！


評価は
★★★★★★★☆☆☆
７個星です！！


セガのハードに逃げはない

突然ドリームキャストの
神が家にやってきて――
全ての傷を曝け出して
コメディにするという自虐コメディ
最早哀愁を超越して尊敬しましたｗ
負けの歴史をこれでもかと
強調するのってセガ愛なんですよね？
そうですよね？！
読んでいてへ～そうだったのかぁ
という感じで知らない事も沢山あって、
色々と勉強にもなりました
しかしやおよろずの神って広いですね、
ドリームキャストの神とかいるんですかｗ
視覚的な描写がばっさり切られているので
もう少しあっても良かったんじゃないかな
え、これ続けるの？　って思ったけど、
不思議と続きが気になりましたｗ


今日の甘口！

・神様がやってくる
　　主人公は神主の息子
　　突然家に神様がやってきます
　　名前は即興で作り、
　　瀬賀・・・
　　この子はプレステ３を出すと
　　親の仇のように睨み付けますｗ
・神様の正体
　　やってきた神はセガ本社
　　（でも品川移転後で開発部しかないそうな）
　　の前で本来の姿を見せてくれます
　　魔法少女のように変身し、
　　自分がどんな神であるのかを告げました・・・！
　　『私はドリームキャストの神なのです』
　　すっっごく限定的ｗ
　　やおよろずの神ってそんなのまでいたのかｗ
・今度は別の神
　　旧セガ本社ではセガサターンの神が
　　祟り神として出てきて、
　　ドリームキャストの神と闘い始めます
　　『プレステよりあたし（セガサタ）の方がよっぽど高性能だったじゃない！
　　　何であたしをもっと評価しないの？！』
　　『むしろスペックが高いせいで量産と値下げができず価格競争に負けたんです！』
　　ドリームキャストの神が剣を四本に増加させます
　　『武器をさらに三本？！　マルチコアでもないくせに！』
　　『コントロールポートを４つ持つ私（ドリキャス）に、この程度の事は簡単なんです！』
　　『何よそんなの、ニンテンドー６４の真似じゃない！』
　　『せめてオマージュと言ってください！』
　　・・・もー泥沼の闘いですｗ
・自虐の嵐
　　結構なセガ側の自虐ネタです
　　冒頭の夢では
　　『姉ちゃんなんでプレステ２じゃねぇんだよ！
　　　今時ドリームキャストなんて誰もやってねえよ！』
　　へープレステ２の時には
　　既にドリームキャストは古かったのですね
・友人とのやり取り
　　友人とのやり取りが面白い！
　　友人は最初、主人公に言います
　　『シータみたいに女の子降ってこないかな
　　　そういう出会いが欲しい』
　　『俺はもっと普通の出会いで良いよ』
　　で、主人公の家に神様が来た後
　　今度は主人公が友人に言います
　　『神が降ってきて同居する事になったんだけど
　　　紹介しようか？』
　　『いや、もうちょっと普通の女の子が良いんだ・・・』
　　何か、あーそんな反応しそうだな
　　って感じがして良いですねｗ


今日の辛口！

・文章
　　文章は何か一人称用なんだけど
　　三人称で通してる感じ
　　普通に一人称にすれば良いのになー
　　それから視覚的な描写が
　　ばっさり切られているので
　　もう少しあってほしい
　　内容的には結構な自虐ネタ
　　だったけど、
　　うん、悪くないと思いますｗ


以上、
自虐の嵐、な？！
ホンモノネタコメディモノでした！

第９回MF文庫J新人賞 まとめます！

読了しましたので、まとめま～す！

第９回MF文庫Jライトノベル新人賞
応募総数：１９５６作品
◆――――――――――――――――――――――――――――――――◆
★★★★★★★★　　　最優秀賞　　MONSTER DAYS

★★★★★★　　　　　優秀賞　　　ストライプ・ザ・パンツァー
★★★★★★★　　　　（注１）　　穢れ聖者のエク・セ・レスタ

★★★★★★★　　　　佳作　　　　ダイス・マカブル
★★★★★　　　　　　　　　　　　仮想領域のエリュシオン

★★★★★　　　　　　　　　　　　猫耳天使と恋するリンゴ◆――――――――――――――――――――――――――――――――◆

（注１：審査員特別賞）

ギンレイの【振り返りま賞！】

前年度があまりにも酷かったため

僅かに改善がなされた様子

なにせ審査員の作家から

思　考　停　止　！

とまで言われましたからね・・・

今年はとりあえず中身のある

作品が最優秀賞となりましたし、

その他も一定の読ませる力を

感じる作品もありました！

相変わらず・・・といった感じの

作品も採用されていますので、

編集部がそんな感じで凝り固まって

いるのでしょうね

特に中堅以上の社員が

方針を握っていたりするので、

そこら辺が意識を変えない限り

根本的には変わらないでしょう

【選評スコープ！】

総評を見てみると、

個性が足りない作品が目立った、

一番面白いのは最優秀賞だがヒロイン力が足りない、
最善を考え抜いたのが最優秀賞と優秀賞、

といった感じでした！

★　総評　★

審査員全員が最優秀賞に
ヒロイン力が足りない、
と評しています

でも最優秀賞に選ばれました

それは何故か？
面白いからでしょう

多くの審査員は、

面白い作品を選びたいのです

前年度は審査員としては苦痛だったでしょう

この『ヒロイン力が足りない』には
二つの意味があると思います

一つ目は、審査員達もヒロインで売ってるタイプ

なのでそれが無い事への商品的な指摘

もう一つは、レーベルカラーがそうだから

一応編集部に配慮して指摘はしておく・・・けど

本音ベースではヒロインとかより

作品として面白いのを読みたいんだよね

という気持ちではないでしょうか？

だからこそヒロイン一点突破な
作品でなく、
作品として面白いものが最優秀賞に

選ばれたのかと

私もこの作品群であればこれしかないと思います

今後面白さ重視の作品が
受賞作の半分程度になって
くれれば良いと思います

残りの半分は別に編集部の

好みの作品でも全然構わないと思いますのでｗ

ストライプ・ザ・パンツァー ６個星です！！

タイトル　：　ストライプ・ザ・パンツァー
賞種　　　：　第９回MF文庫Jライトノベル新人賞・優秀賞
出版　　　：　MF文庫J
著者　　　：　為三
イラスト　：　キムラダイスケ


今日のインプレダクションはコレ！
エロコメモノです！


評価は
★★★★★★☆☆☆☆
６個星です！！


パンツ物語

意識を持つパンツは過去を探し
その所有者となった少女は兄を捜すが――
パンツが主人公という変態系エロコメ
基本的に設定の一点突破な感じラストの設定画は先に見ずに
読み終わった後に見ましょう
破壊力抜群ですｗ
コメ要素が少なかったためか
微妙だったかな
馬鹿を突き詰めた方が
面白くなったかも


今日の甘口！

・流れ
　　ぼくは宇宙から来た
　　パンツ生命体だ
　　と始まるパンツが主人公というもの
　　過去を思い出せないから
　　探しましょうという流れです
・遭遇
　　このパンツの以前の所有者
　　も思い出せないけど、
　　恐らく死んでしまったのだろう、
　　と諦めて新しい所有者を
　　求めます
　　交通事故に遭い瀕死になった
　　少女に寄生し、
　　蘇生させて新しい所有者とします
　　少女が意識を取り戻して
　　主人公がやぁぼくはパンツ、
　　と挨拶すると少女は
　　素早くパンツをゴミ箱に投げ捨てましたｗ
・危険な兄
　　少女の兄の部屋に捜す
　　手掛かりが何か無いか
　　調べてみると、
　　恐ろしい事が・・・
　　お人形さんやエロ本、
　　自身を主人公にした自作小説、
　　そして女性用下着購入のレシート・・・？！
　　相当危険な人物のようですｗ


今日の辛口！

・全体
　　まーこれ系に設定の
　　突っ込みをしてもしょうがないですが、
　　パンツだけど外が
　　見回せるとか（スカートの中なのに）
　　空を飛べるとか
　　瀕死の人間を蘇生させるとか
　　その都度その都度で
　　欲しいと思った設定を
　　追加していってるだろうこれｗ
　　それなら徹底的に
　　バカに走った方が良かったかもしれません


以上、
危険な兄、な？！
エロコメモノでした！

《新人賞情報》 第１回オーバーラップ文庫大賞第３ターン １次通過者発表！

第１回オーバーラップ文庫大賞第３ターン　１次選考通過者が発表されました！

★　大賞ページリンク　★

4/21に発表されていたようなので掲載～

応募された方、どうだったでしょうか？

締切　　　：　2014年2月28日

応募総数　：　４５１作品

一次通過　：　６４作品

勝ち進んだのは全体の１４％くらいでしょーかっ

《新人賞情報》 第２７回ファンタジア大賞 １次通過者発表！

第２７回ファンタジア大賞　１次通過者が発表されました！

★　大賞ページリンク　★

4/21に発表されていたようなので掲載～

応募された方、どうだったでしょうか？

締切　　　：　2014年2月末日

応募総数　：　７７１作品

一次通過　：　１１６作品

勝ち進んだのは全体の１５％くらいでしょーかっ

応募総数が落ち込んできているのかな・・・？

最近本レーベルの劣化が顕著な気がする

ので応募意欲に影響が出ているのかな・・・

猫耳天使と恋するリンゴ ５個星です！！

タイトル　：　猫耳天使と恋するリンゴ
賞種　　　：　第９回MF文庫Jライトノベル新人賞・佳作
出版　　　：　MF文庫J
著者　　　：　花間燈
イラスト　：　榎本ひな


今日のインプレダクションはコレ！
ラブイチャモノです！


評価は
★★★★★☆☆☆☆☆
５個星です！！


後悔なんてしない

変な林檎を食べたら
もう一つの変な林檎を探す事になり――
女の子の可愛さで一点突破する
糖分系ラブイチャモノ
糖分たっぷりの甘甘です
妹の洒落はなかなか怖いですね、
猫に向かって
『三味線の材料ってなあんだ？』とはｗ
軽めの恋愛小説に
従来のウケる要素を
詰め合わせた感じで、
個人的にはちょっと特徴が・・・と思う面も


今日の甘口！

・流れ
　　無性に八百屋に置かれていた
　　林檎に惹かれ、
　　食べてしまったらそれは
　　天界の林檎だったらしく、
　　天使や悪魔が見えるように
　　なってしまいます
　　で、その林檎は片割れであって
　　もう一つの片割れを探しましょう
　　という事になります
・主人公の性癖
　　主人公はニーソが大好き！
　　しかしそれ系のエロ本を
　　妹に見付かってしまっているようで、
　　なじられてしまいます
　　『『ニーソまみれの臨海合宿』とか『それでもニーソは脱がさない』
　　　とかどれだけニーソが好きなの？』
　　よくこれだけの題名が浮かびますねｗ
　　もしや作者の脳内データベースに記録が？ｗ
・妹
　　主人公が猫を連れて帰ると
　　妹が猫を抱いてこう言います
　　『三味線の材料ってなあんだ？』
　　結構危ない妹のようですｗ


今日の辛口！

・全体
　　主人公を何でもない事で
　　優しいと言ったり
　　無理にエロシーンを出して
　　媚びたりする構成が
　　ちょっと定型的な気がする
　　キャラも基本的にプログラム系
　　作者がこうしたいと思った
　　事を忠実にこなす感じです
　　んー星の数ほどラブイチャは
　　出回っているので
　　これからどうやって生き残っていくか
　　これからが勝負どころになると思います
　　一定の説得力や独創性のある
　　世界観などが作れれば良いのですが・・・


以上、
ニーソ大好きな？！
ラブイチャモノでした！

ダイス・マカブル ７個星です！！

タイトル　：　ダイス・マカブル ～definitional random field～ 01. 否運の少年
賞種　　　：　第９回MF文庫Jライトノベル新人賞・佳作
出版　　　：　MF文庫J
著者　　　：　草木野鎖
イラスト　：　ふしみ彩香


今日のインプレダクションはコレ！
学園ラブコメモノです！


評価は
★★★★★★★☆☆☆
７個星です！！


呪いｖｓ呪い！

確率を歪める呪いを背負った主人公
転校生とその姉が現状打破に
協力してくれるが――
後半になってからはホームドラマ
もあったりして楽しめました！
文章と会話運びは良いんじゃないかな
でも発想と展開には
若干弱い所があるのかも
題材にした『確率』は序盤から
もっと押し出して欲しかったな～
ヒロインは冷たくあしらわれ
続けているのに接近してくるんだけど、
その理由が知りたかったｗ


今日の甘口！

・流れ
　　運を否定する『否運』
　　この呪いのせいで主人公は
　　確率が低い事象ばかり起こる
　　体質です
　　転校生美少女は主人公を
　　見付けるなり家に連れて行きます
　　美少女の姉が出てきて、
　　呪いをどーにかする手助けを
　　してくれる、とゆー流れ
　　んで人助けするのが必須って事に
　　なってそのための部活作って
　　って感じの学園ラブコメです
　　でも文章見る限り
　　お手軽ラブイチャ
　　の系統じゃないですね
・やり手の姉
　　ヒロインの姉は手助けは
　　してあげると言いますが、
　　『お値段お安くして百万円くらいだね』
　　『んん？』
　　主人公は思います
　　やっぱりこれ詐欺じゃないか？
・ホームドラマ
　　後半ようやく動き出すドラマ
　　は結構良かった
　　ある家族の姉と妹の、
　　互いを思い遣るが故のすれ違い
　　を描いたホームドラマです
・え？！
　　主人公が歩いていると、
　　曲がり角で美少女と衝突！
　　うわー今時これやっちゃうの？ｗ
　　と思ったらあとがきでは
　　真剣に議論したとかあってびっくりｗ
・良く分からないけど全肯定してくれるヒロインズ
　　主人公はハリネズミ型
　　呪いが周囲にまで影響してしまう
　　恐れがあるから、友達を作れない
　　だからひとに冷たくし、壁を作る
　　しかしヒロイン達はどんなに冷たく
　　あしらっても諦めずに
　　近寄ってくるわけで・・・
　　うん、まぁ設定とはいえ
　　ここまで冷たくされて諦めないヒロイン
　　は流石に有り得ない気がｗ
　　余程の理由付けをしないと
　　無理な気がするなぁ
　　他の女の子達も主人公を
　　『本当は優しい人』だと
　　確信して近付いて来ます
　　どんだけ勘が良い娘達なんだｗ


今日の辛口！

・惜しいのです！
　　全体の半分辺りまでが
　　特徴の乏しい学園ラブコメ
　　になってしまっていて、
　　もう少し何か発想が欲しいかも
　　展開としても長々と日常を描かず、
　　折角ダイスがあるのだから、
　　序盤からそれを使ったエピソード
　　入れるとかして欲しかったかな～
　　でも、文章や会話運びは良いと思うんです
　　今後何かきっかけがあれば
　　大きく伸びるんじゃないかと！
　　・・・うん、でもそれにはこのレーベル
　　を早めに卒業してよそで
　　やった方が良いかもしれないですね（汗）


以上、
文章や会話運びは良さげな？！
学園ラブコメモノでした！

量子魔術の王権魔導 ７個星です！！

タイトル　：　量子魔術の王権魔導<レガリアコレクション>
賞種　　　：　―
出版　　　：　HJ文庫
著者　　　：　ハヤケン
イラスト　：　miz22


今日のインプレダクションはコレ！
異能？　バトルモノです！


評価は
★★★★★★★☆☆☆
７個星です！！


もう雑魚じゃないっ

デジタル化した魔術
それを行使する技術が流出してしまい――
扱うのは魔術だけどノリは異能バトルかな
全体的にストレートな仕上がりで、
悪くはないんじゃないかと
文章的には上手くないけど、
着飾らない感じは個人的には良いと思う
主人公を追いかける警備員の
『まだローンが残ってんだよ！』
は鬼気迫るものがありましたｗ
キャラ造形は王道系
バトルをコメディで濁したのは
ちょっと勿体無いかな
妹がさらわれた後
色々シーンを入れてしまったので
焦りが薄れて違和感も


今日の甘口！

・流れ
　　スマホで魔術を操るってゆー世界
　　で、魔術関連を管理しスマホを提供
　　してる財団があります
　　ヒロインは財団の未来の当主
　　主人公は幼馴染
　　魔術関連の技術を盗み出して
　　悪さしようって人達が
　　ちょっかい出してくる流れです
・デジタル化魔術
　　これは便利というか、
　　魔術をダウンロードして
　　使う事ができるみたいです
　　デジタル化恐るべし！
・必死な警備員
　　主人公の妹が攫われて
　　しまいます
　　それを追う過程で生徒会長
　　の豪邸に不法侵入してしまう
　　のですが、
　　主人公は見付かって逃げ回ります
　　追手の警備員は生徒会長に
　　『さっさと捕まえないとクビ』
　　と脅され必死です
　　『待てーっ！　クビは嫌だ！　まだローンが残ってんだよ！
　　　子供だって小さいんだよ！　お前俺の人生滅茶苦茶にする気か？！』
　　これには主人公も罪悪感が生まれますｗ
・キャラ造形
　　ヒロインは凄く高い魔力の
　　優等生
　　主人公は落ちこぼれだけど
　　特異体質があり・・・
　　とゆー感じ
　　主人公の妹は重度のブラコン
　　まぁお約束系ですねｗ
　　でも主人公は一本芯の
　　通った性格です
　　『いかんぞ俺！　今が雑魚なら雑魚じゃなくなるまで修行すべし！』
　　前向きなのは好感が持てます


今日の辛口！

・バトルが惜しい
　　惜しいなーと思ったのが
　　バトルです
　　どうしてもコメディを差し挟んでしまい
　　勢いや盛り上がりや臨場感
　　がうやむやになってしまいます
　　『これはコメディですよ』って
　　提示した作品であればむしろ
　　それで路線が合っているのですが、
　　本作の場合バトルはシリアスに
　　した方が合ってるかなー


以上、
まだローンが残ってんだよ！　な？！
異能？　バトルモノでした！

エスケヱプ・スピヰド２ ８個星です！！

タイトル　：　エスケヱプ・スピヰド 2
賞種　　　：　―
出版　　　：　電撃文庫
著者　　　：　九岡 望
イラスト　：　吟


今日のインプレダクションはコレ！
荒廃世界のＳＦ作品です！


評価は
★★★★★★★★☆☆
８個星です！！


帰ってお鍋を

荒廃から復興を始めた東京
追われているという皇女が現れて――
背表紙を見て『おやタチコマが』
と思ってしまった人は挙手ｗ
古風な書き口の荒廃世界のＳＦ作品
『よろしくお願いするます！』
は可愛いと思ったｗ
それから寡黙で漢なロボは好きですｗ
特別機体『鬼虫』の他のも
続巻で出すだろ～と思ったら早速
きましたね、今度は味方でしたか
文章に関しては時折幼さを
覗かせるようになったかな
取捨選択がなされていない気がする
ページ数も増えてるしね
あとキャラ造形や言動に
オリジナリティが・・・
料理は上手だけど挑戦しないタイプなのかな


今日の甘口！

・流れ
　　１巻で主人公達の
　　いた都市『尽天』を離れ、
　　今回は東京にやってきたよーです
　　東京は首都だけあって
　　戦火からの復興も
　　一番進んでいるよーですね
・特別機体・鬼虫
　　主人公少年は特別な機体
　　だけど、他の特別な機体も
　　登場させて欲しいって
　　思ってた人多いと思う
　　で、その通りに登場、と
　　今回も戦うのかと思いきや、
　　どうやらナカーマのようですね
・ヒロイン
　　小動物系ヒロインは健在ですね
　　主人公の機械少年と
　　手を繋ぐだけで
　　『よろしくお願いするます！』
　　だそーですｗ
　　可愛い言語不具合ですねｗ
・キャラ造形
　　うーむ出てくるキャラの
　　特徴付け具合がどーも
　　媚びてる気がするｗ
　　どっかから持ってきたキャラ
　　じゃないのかねｗ
・護衛ロボ
　　キャラとゆーか機械だけど、
　　無口な護衛機械兵菊丸は
　　良いね！
　　寡黙だけど要所要所で
　　良い味を出してます


今日の辛口！

・設定のご都合どうにかできないかにゃー・・・
　　ヒロインを活躍させるためか、
　　日常描写が無駄に長いです
　　『物を盗っちゃいけません』とヒロインが
　　物盗りの娘を叱る所をドラマ仕立てにする
　　必要性が見えませんでした
　　そんなの当たり前でしょーに・・・
　　且つ、その世界はぼろぼろに
　　なってから復興し始めたのなら
　　『そうしてでも生き延びる』って
　　ところもある種同情できるわけで
　　そうした葛藤とかにも
　　言及せず豊かな時代の
　　論理そのままで終わらせる
　　のは何だかなぁと思う
　　どうも１巻からそうなんだけど、
　　荒廃したって割には
　　ヒロイン周辺だけは全く生活に
　　困ってる感が無いんですよね
　　何かこう、提示された世界
　　とズレてる感じが否めないです


以上、
よろしくお願いするます！　な？！
荒廃世界のＳＦ作品でした！

七人ミサキも恋をする ６個星です！！

タイトル　：　七人ミサキも恋をする
賞種　　　：　―
出版　　　：　電撃文庫
著者　　　：　丸山英人
イラスト　：　かれい


今日のインプレダクションはコレ！
幽霊とのラブコメモノです！


評価は
★★★★★★☆☆☆☆
６個星です！！


愛が、重いよ

ある日悪霊にとり憑かれて、
しかもそれが七人で――
幽霊とのラブコメ
リストラリーマンにしか見えない神様
は凄いね、まさか不採用通知のお祈り
が積み重なって神様になるとはｗ
主人公は悪霊にとり憑かれて
肝を冷やす毎日だけど、
情が湧いて最後は頑張りましたね
展開はまあそーなるよねって
感じだけど、
先が読める分演出で楽しませて
欲しかったかなぁ


今日の甘口！

・流れ
　　悪霊七人にとり憑かれました
　　本当は呪い殺すつもりだったけど
　　悪霊の一人が主人公に一目惚れ
　　だから殺しません
　　悪霊の中でも殺れ！　いや殺るな！
　　とゆー微妙なバランスが出来上がり、
　　霊との奇妙な生活が始まる
　　て感じですね
・甘さ
　　甘さは一目惚れってとこ以外は
　　控え目になってます
　　相手が霊だから一線を
　　超える事が無く、
　　緩く続けられるよねって
　　発想なのかなー
・泥棒？
　　最初主人公の前に現れるのは
　　二人の悪霊ちゃん
　　主人公は泥棒かと疑います
　　『レオタードを着た美人三姉妹の怪盗という前例もあるのだ』
　　あー・・・それだったらどんなに
　　良かったでしょーねｗ
・主人公はM？
　　悪霊ちゃんはそれぞれ
　　個性があります
　　釣り目の娘に睨まれ、
　　キツい声を浴びせられた
　　主人公はゾクゾクしてしまい、
　　その娘の健康的な太腿を見て
　　踏んでもらいたいと思ってしまいますｗ
・特殊過ぎる神サマ
　　お祓いを頼った主人公は、
　　霊能娘に話をします
　　すると、神様を紹介してくれました
　　しかし神様は公園でブランコに
　　腰掛けたサラリーマン
　　リストラに合ったようにしか見えない風貌ですｗ
　　霊能娘は説明してくれます
　　『お祈りメールって知ってるか？』
　　『会社が不採用の時『今後のご活躍をお祈り致します』ってやつだろ』
　　『そう、この人は数え切れない程の求人に応募し、落ちてきた。
　　　その数だけお祈りされてきたんだ
　　　大量の祈りを捧げられ、ついには神へと至ったんだ』
　　こんな神様の成り立ち初めて見たｗ
・人間臭さ
　　完全な甘甘モノと違って、
　　やや人間臭い部分が描かれます
　　悪霊ちゃんの一人が
　　俺に惚れてくれている、
　　ならその好意を利用して
　　味方にして生き延びてやる！
　　となります
　　『卑怯？　卑劣？　ふん、好きなように言うがいい
　　　生きるためならどんな事だってやってやるさ』


今日の辛口！

・設定
　　設定回りの特徴が乏しい
　　ので何かアクセントが
　　あると良いかも～！


以上、
お祈りメール、な？！
幽霊とのラブコメモノでした！