2019年9月29日日曜日

【れいわ政策検証】災害に備える 大事です

れいわ新選組の政策、色々あるので1つずつ見ていこうと思います。


公式を辿ると政策一覧があります。
 →『政権とったらすぐやります 今、日本に必要な緊急政策
  (れいわ新選組公式)

第1回:公的住宅拡充 ・・・ ◎ ぜひ!
第2回:DV・虐待のない社会の実現 ・・・ ○ 良いと思います
第3回:消費税廃止 ・・・ ◎ ぜひ!
第4回:原発即時禁止 ・・・ △ 更に先を!


第5回目は災害に備えるです。

公式から抜粋すると
防災庁を創設。
実際に復旧・復興に取り組んだNPOなどの方々も雇用し、
そのノウハウを蓄積、有事に備えます。』
が重要部分かと。

千葉の停電でもそうなのですが、災害が起きた時、国が迅速な対処をしないといけないですよね。

山本太郎さんの強みは、現場で頑張るNPOとの連携だと思います。
これまで多くのボランティア経験があるから、こういうアイデアが浮かんでくるんでしょうね。

機材や装備は自衛隊の方が上なのですが、NPOの人達は経験と速さでは1番の強みがあります。

政府や官僚というものはNPOを煙たがる(プライドとかね)傾向にあるので、これは劇的に災害対応が変わると思います。

NPOとの連携、それから防災庁の創設、良いんじゃないでしょうか。

災害対応が凄いと言われる国になったら世界に自慢できますよ!


2019年9月28日土曜日

ギンレイの【必見ニュース】20190928

最近のわたしが注目したニュースです!


■ライトノベル系


→『オーバーラップ文庫 9月刊発売中
 (オーバーラップ文庫)
 9/25に発売されました

 わたしの注目作は無しかな


→『ダッシュエックス文庫 9月刊発売中
 (DXデジタル)
 9/25に発売されました

 新人賞受賞作が刊行されるようです


→『MF文庫J 9月刊発売中
 (MF文庫J)
 9/25に発売されました

 ここもわたしが注目する作品は無し


■社会

→『優勝候補を破る歴史的金星、初の8強入りへ前進…ラグビーW杯
 (読売新聞)
 ラグビーW杯で日本が格上のアイルランド(世界ランク2位)に勝ったそうです。

 優勝候補の1つに勝ったのは大きいですね。


→『泣く赤ちゃん避けられる座席予約サービス、JAL導入
 (CNN)
 JALが幼児の座る席がマークで分かるようになるサービスを導入します。

 ベビーカーやおしめ交換用装置など幼児向けサービスを充実させるそうですが、幼児からなるべく離れた席にしたい人にも嬉しいサービスだそうでw

 子供は国の宝、みんなで守ろうという気持ちは多くの人が持っていますが、親の行動によっても変わってくるんですよね。

 公共の場で赤ちゃんが泣いたり喚いたりしているのに親が全く宥めないとか、そんな光景も目にします。
 ベビーカー押しながらスマホとか、もっとヤバイ人は自転車で前も後ろも幼児を乗せてるのにスマホ弄りながら漕いでるとかね・・・

 親が常識的な人なら、赤ちゃんがいても微笑ましいだけなんですけどね~


2019年9月23日月曜日

【れいわ政策検証】原発即時禁止 更に先を!

れいわ新選組の政策、色々あるので1つずつ見ていこうと思います。


公式を辿ると政策一覧があります。
 →『政権とったらすぐやります 今、日本に必要な緊急政策
  (れいわ新選組公式)

第1回:公的住宅拡充 ・・・ ◎ ぜひ!
第2回:DV・虐待のない社会の実現 ・・・ ○ 良いと思います
第3回:消費税廃止 ・・・ ◎ ぜひ!


第4回目は原発即禁止で主力は火力に、です。

公式から抜粋すると
原発は安全を保てるのか?その答え合わせは大地震の後になります。
つまり、その大バクチに負けた際の費用負担は皆さんの税金です」
「エネルギーの主力は火力。自然エネも拡大します。」
が重要部分かなと思います。


原発は既に東日本大震災でダメなものだということが判明しました。
その時復興特別税として臨時増税されたことも記憶しています。
原発をやめるのにこれ以上の説明は不要でしょう。

注目すべきは何を代替とするかです。
エネルギーの主力は火力にします、ということですが、これはあくまで通過点とした方が良い、と思います。

手っ取り早く発電量を賄うには古くからある技術と施設を使うのが1番なので、火力を主力にするのは無難と言えるでしょう。

しかしこれには温暖化の加速という懸念が付きまといます。

近年の雨の降り方は昔とは全然違うというのが実感として、あります。
これは温暖化以外の根拠は、今のところ思いつきません。

温暖化を食い止めるためには新エネにいかにシフトしていくかが課題になると思います。

山本太郎さんはTV番組に呼ばれた際、
「再生可能エネルギーにしていくがまずは火力、その中でも環境負荷の少ないLNGにします」
と言っていた気がします。

これならば火力は通過点である、という認識がありそうですね。

ただ、新エネに関する具体例が無いのが気がかりで、具体例を出せると良いんじゃないかと思うのです。


例えばこれなんかどうでしょう

 →『“原発25基分”!日本の海のエネルギーで電気を生み出す 海水の“温度差”で、半永久的に発電~島国が宝の島に!
  (TBS 夢の扉+)
  わたしは以前も書いたことあるかもしれませんが、海洋温度差発電というのがあります。
  これは表層の高い温度の海水と深層の低い温度の海水を循環させることにより発電するシステムです。
  これはもう臨床試験で実際に稼働しています。
  沖縄県久米島で稼働されており、沖縄県の商用電力として供給もされています。
  日本は回りじゅう海なので、この発電を広げていけば原発25基分にもなるそうです。


これ以外にも、研究段階の発電は色々あります。

こういう所に国家戦略として投資していけば、早期に新エネへの移行ができると思うのです。

ぜひ原発禁止の話になった時、最終目標としてこれこれこういう新エネにしていく、という具体例も発信していただきたいと思います。


2019年9月22日日曜日

コンビニ人間  読みました!!

タイトル : コンビニ人間
賞種   : 第155回芥川賞
出版   : 文春文庫
著者   : 村田 沙耶香
イラスト : -


今日のインプレダクションはコレ!
ちょっとズレた日常系作品です!


生きるとは

コンビニのバイトを続けているうちに
30歳を過ぎてしまった女性は――
コンビニのために生きる日常系。
それなりに良かった。
読む人によって分かれそうだけど、
わたしにとってはホラー。
見る角度をあっち側こっち側と替えてみよう
と思わせる立体構造になっているのが
良かったですね。
その後のことをショートストーリー
で書くとどうなるんだろうかと
ちょっとした興味があります。


今日の甘口!

・流れ
  皆にとっての普通が分からず
  ぶっ飛んだ行動をしてしまう子だった女性は、
  親が代わりに謝りに行くのを見ているうちに
  自分から何かをするのをやめた。
  周囲の輪に入るために周囲に合わせ、
  必要以上のことはしなくなった。
  大学生の時始めたコンビニのアルバイトは
  全てがマニュアル化されていて
  性に合っていた。
  しかし学生でなくなっても来る日も来る日も
  バイトを続けているうちに
  30歳も過ぎていて、
  地元の友達から変な目で見られるようになっていて・・・という流れ
・テイスト
  30歳過ぎて就職もせず結婚もせず、
  という主人公の女性は、
  地元の友達からすれば
  理解できない存在です。
  でも主人公女性からすれば
  地元の友達が結婚して子供の話を
  していることの方が理解できない、
  そういうズレが表現されています。
・キャラ
  【古倉恵子】
  主人公女性。
  日々コンビニのために生きる。
  自分で考えると突飛なことしか思いつかないため
  常に指示を欲している。
・どちらが機械的か?
  常に指示された通りに生きるのは
  機械的に見えますが、
  就職して結婚して出産して・・・
  という漠然とした普通の通りに生きるのも
  何だか機械的じゃないか、
  という風に見えるところが
  まさに文学だなという感じでした。
  まあ、これくらいの論評は
  文学界の評論家が
  山のように出してるんでしょうけどw
  『人間』というものにアプローチしているので
  読んでいて文学の世界を感じられましたね。


今日の辛口!

・全体
  確かに文学だしその表現は巧みなんですけど、
  もし自分が選考委員だったらと思うと
  う~・・・ん、ちょっと選出は見送ったかなあという印象です。
  キャラクターの味付けが文学というには致命的なマイナス点で、
  一般文芸が悪い意味でライトノベル化してきている
  という風に感じてしまいました。
  ライトノベルの良い所を吸収してくれるなら良いんですけどねぇ・・・


以上、
理解されない存在、な?!
ちょっとズレた日常系作品でした!


ギンレイの【必見ニュース】20190922

最近のわたしが注目したニュースです!


■ライトノベル系


→『ファンタジア文庫 9月刊発売中
 (ファンタジア文庫)
 9/20に発売されました

 ラインナップがほぼweb系一色な感じですね


→『ガガガ文庫 9月刊発売中
 (ガガガ文庫)
 9/18に発売されました

 『プロペラオペラ』は空戦を描くようで、犬村小六さんは『とある飛空士』の作者なので得意ジャンルですね


■社会

→『大坂なおみ、東レ凱旋優勝。日本勢Vは伊達公子以来24年ぶり「格別」
 (朝日新聞・ハフポスト)
 大坂なおみ選手が大阪で開催されている東レ・パンパシフィック・オープンで優勝しました。

 まだ調子に不安定さもある大坂選手ですが、常に優勝を狙える選手にまで成長したことは間違いないですね!

 準々決勝では対戦相手が足を負傷した際、氷とタオルを持って駆けつけたとか。

 こういう優しい子、ほんと好きです。

 単純なwin-loseじゃない光景は比較的若い世代にちらほら見えてきているような気がします。

 それが気のせいじゃなければ良いな~


2019年9月16日月曜日

【れいわ政策検証】消費税廃止まとめ ぜひやろう!

れいわ新選組の政策、色々あるので1つずつ見ていこうと思います。


公式を辿ると政策一覧があります。
 →『政権とったらすぐやります 今、日本に必要な緊急政策
  (れいわ新選組公式)

第1回:公的住宅拡充 ・・・ ◎ ぜひ!
第2回:DV・虐待のない社会の実現 ・・・ ○ 良いと思います


第3回目は本丸の消費税廃止です。
この政策については回を分けてます、今回はまとめです。


その1では新規国債発行で、現政権よりペースを落としたやり方で賄えるということでした。
その2は税の応能負担で、税の公平に則した金額にするだけ、ということでした。
その3は法人税で、消費税と法人税のセットを元に戻せば良いだけ、ということでした。
その4は否定的な主張も見ましたが、消費税廃止を打ち消すほどの論理は見られませんでした。

今回はその1~その4を総合して結論を出します。

消費税廃止、ぜひやりましょう!

法人税と消費税のセットは、いわば歪みです。
歪んだ所に水を流すと、流れが悪かったり枝分かれしたり、どこかで堰き止められたりして下流までなかなか流れ着きません。
経済なら下流までスムーズに流れるようにしたいですよね。

歪んだ所を直せば皆が気持ちよく使える川になります。
これはやるしかないですね。

2019年9月15日日曜日

ギンレイの【必見ニュース】20190915

最近のわたしが注目したニュースです!


■ライトノベル系


→『電撃文庫 9月刊発売中
 (電撃文庫)
 9/10に発売されました

 今月は9/17発売のものもあるようです


→『GA文庫 9月刊発売
 (GA文庫)
 今日が発売日です

 わたしの注目作は無しかな


■社会

→『サウジ、ドローン攻撃受け原油生産が約50%停止 日量570万バレル相当
 (AFP)
 サウジアラビアの石油施設がドローンによる攻撃を受けたそうです。

 遂にこういう時代になってきたのかという感じがします。

 詳しい情報が出ていないので何とも言えませんが、これがもし小型だったり安価で手に入るようなものだったりしたら恐ろしいことになります。


2019年9月8日日曜日

【れいわ政策検証】消費税廃止その4

れいわ新選組の政策、色々あるので1つずつ見ていこうと思います。


公式を辿ると政策一覧があります。
 →『政権とったらすぐやります 今、日本に必要な緊急政策
  (れいわ新選組公式)

第1回:公的住宅拡充 ・・・ ◎ ぜひ!
第2回:DV・虐待のない社会の実現 ・・・ ○ 良いと思います


第3回目は本丸の消費税廃止です。
この政策については回を分けてます、今回はその4です。


その1では新規国債発行で、現政権よりペースを落としたやり方で賄えるということでした。
その2は税の応能負担で、税の公平に則した金額にするだけ、ということでした。
その3は法人税で、消費税と法人税のセットを元に戻せば良いだけ、ということでした。

今回は消費税廃止に否定的な主張も見ていこうと思います。
これまで政策を調べてみると消費税廃止は普通にできるように見えるのですが、それに否定的な意見を主張する人達はどんな理由を挙げているのか、気になったからです。


まずは国の主張です。

  (財務省)
 このページによると、
 『社会保障財源のために所得税や法人税の引上げを行えば、一層現役世代に負担が集中することとなります。』
 と主張しているようです。


その他、消費税を推進する主張を検索してみました。

  (DIAMOND ONLINE)
 このページによると、
 『日本ではなかなか消費税率を上げることができなかった一方で、法人税率は世界有数の高さのままなのである。』
 と主張しています。


  (東洋経済オンライン)
 このページによると、
 『最低賃金の引き上げを支持しつつ、消費税の廃止や増税凍結を支持するという組み合わせは、近い将来、低所得の就労者層を逆に苦しめかねない。』
 『業務を外注したい企業にとって、消費税率が高いほど社外に業務委託することが割高になり、雇用関係を結んで従業員に業務を委ねた方が有利になる。雇用関係を結ぶ限り、企業は必ず従業員の労働時間管理を行うため、最低賃金制度の実効性が強まる。』
 と主張しています。


これら色々調べてみましたが、全体的にふわっとしている印象を受けました。

今でもずっと使われている『社会保障のため』という論法ですが、これまで調べてきた「その3」で、消費税は法人税減税のための財源になっているのが実態と見られます。

また、『所得税や法人税の引上げを行えば、一層現役世代に負担が集中する』という論法ですが、年収300万円の所得税推移を見てみると、消費税が導入された1989年から10%のまま変わらずでした。
一方、最高税率を見てみると1989年は年収2000万以上で50%、現行は4000万以上で45%となっています。
高所得者の方は負担が軽くなってますね・・・
『一層現役世代に負担が集中』という言葉が凄く謎なフレーズになっています。
現役世代って誰のことを言っているんだろうか・・・?
そして『一層』とは何のことを指しているんだろう?
でも、調べないとこの論法が謎ってことに気付けないですよね。


『法人税率は世界有数の高さ』という主張ですが、これまで調べた中で実態は高くないということを税理士の人が計算で示しています。
日本の法人税率は2015年時点で表面上は32%程度ですが、日本の大企業が実際に負担している税率を計算すると平均で15%程度だそうです。
中国が25%程度で、これを目標にして法人税を引き下げていく、というのが国の主張らしいですが、実態は中国より遥かに安い税率に既になっていることになりますね。


『最低賃金と消費税』については、最低賃金のれいわの政策は今後取り上げるので、いったん最低賃金については置いておきます。

消費税率が高いほど社外に業務委託することが割高になり、雇用関係を結んで従業員に業務を委ねた方が有利になる。』と書かれていますが、これは実態と大きく異なります。
働いて現場を見ていれば分かりますが、消費税が上がり続けているのに業務委託は増える一方です。
現場には大企業の正社員は大して配置しておらず、それ以外は全て外注の労働者でフロアが埋め尽くされています。
「消費税が上がって法人税が下がったから外注の人を正社員に登用しよう」なんて話は聞いたことがありません。


こう見てみると、実態と異なる論法も多いなという印象。
しかし、調べなければ変であることに気付けないというのも特徴かなと思います。
まあ、逆にそれがミソなのかもしれません。

次回をこれまでのまとめにして、この政策の結論を出したいと思います。

ギンレイの【必見ニュース】20190908

最近のわたしが注目したニュースです!


■ライトノベル系


→『角川スニーカー文庫 9月刊発売中
 (ザ・スニーカーweb)
 9/1に発売されました

 わたしの注目作は無しかな


■社会

→『おんどりには鳴く権利がある、仏苦情裁判 眠れないと主張した原告敗訴
 (AFP)
 たまには笑える記事でもどうぞ。

 隣の家のニワトリがうるさいと裁判を起こした原告が、裁判所に「取るに足らない」として厳しく叱責され、敗訴したそうです。

 これは、ニワトリは元から住んでいた家で飼われていたもので、裁判を起こした原告は後から来た別荘所有者。

 地元住民でこのニワトリに苦情を寄せた者はいないといいます。

 原告側は毎朝4時にけたたましいモーニングコールで叩き起こされると主張していましたが、
 裁判所がニワトリを飼育している家に職員を派遣し3夜連続で調査したところ、ニワトリが鳴き始めるのは朝4時でなく6時半頃であり、窓を閉めておけば決してうるさいものではないと判明。

 最終的に原告は裁判所から厳しく叱責される事態となりました。

 ニワトリには好きに鳴かせてあげましょうよ。


2019年9月1日日曜日

【れいわ政策検証】消費税廃止その3

れいわ新選組の政策、色々あるので1つずつ見ていこうと思います。


公式を辿ると政策一覧があります。
 →『政権とったらすぐやります 今、日本に必要な緊急政策
  (れいわ新選組公式)

第1回:公的住宅拡充 ・・・ ◎ ぜひ!
第2回:DV・虐待のない社会の実現 ・・・ ○ 良いと思います


第3回目は本丸の消費税廃止です。
この政策については回を分けてます、今回はその3です。

その1では新規国債発行で、現政権よりペースを落としたやり方で賄えるということでした。
その2は税の応能負担で、税の公平に則した金額にするだけ、ということでした。

今回は法人税です。

以前から「消費税の増税は法人税引き下げとセットになっている」と聞いてはいたのですが、それがどんなものか調べました。

→『法人税が下がるとなぜ消費税が上がるの?「法人税を納めている日本の企業は、3割未満」
 (マイナビウーマン)

 上記記事から引用すると、
 西暦年   消費税率 / 法人税率は・・・
・1989年 … 3% / 40.0%
 ・1990年 … 3% / 37.5%
 ・1997年 … 5% / 37.5%
 ・1998年 … 5% / 34.5%
 ・1999年 … 5% / 30.0%
 ・2012年 … 5% / 25.5%

 ・2014年 … 8% / 25.5% 』
 となります。
 『消費増税の前後1~2年には、必ず法人税が引き下げられている』
 そうです。

 もう1つ表を引用すると、
  西暦年   法人税の税収 / 消費税の税収 / 2つの合計税収は・・・
『・1996年 … 法人税(37.5%)・14.5兆円 / 消費税(3%)・6.1兆円 / 20.6兆円
 ・1997年 … 法人税(37.5%)・13.5兆円 / 消費税(5%)・9.3兆円 / 22.8兆円
 ・1998年 … 法人税(34.5%)・11.4兆円 / 消費税(5%)・10.1兆円 / 21.5兆円
 ・1999年 … 法人税(30.0%)・10.8兆円 / 消費税(5%)・10.4兆円 / 21.2兆円 』
 だそうです。

 法人税収が下がり続けたのに対し、消費税収は上がり続け、合計は小幅なズレしかありません。
 この表を見ると、確かに
 「消費税の増税は法人税引き下げとセットになっている」と言えるでしょう。

 わたしはこの表を見てなるほどね、と納得したのですが、
 景気が落ち込む消費税増税を、なぜ経団連などの経済界が政府に頼むのか?
 その答えがこれだったということですね。

 しかし、これは経営の仕方としては非常に悪手だと感じますね。
 自分にかかる税金を減らせば目先の利益は上がるという考えなのでしょうが、
 量も質も上げずに商品の価格だけ上げることになってしまいます。

 当然、売れ行きが悪くなりますよね。

 苦肉の策で、価格を上げずに質も量も落としていくことになります。
 ああ、そういえば皆さんもお菓子等で経験ありませんかね?
 いつの間にか内容量が減っている「実質値上げ」というやつです。
 今まで10個入って1袋だったのが、9個で1袋になりました、8個で1袋になりました・・・という感じで。

 増税の影響は、そういうところでみんなの手元に悪影響が出てきているってことですね。
 普段気付かないだけで。

 もっと冷徹に行きましょうか。
 今まで5人で作業させていた仕事を、4人に減らせば価格を上げずに済みますね。
 食品加工も、より安い混ぜ物の比率を上げれば価格を上げずに済みますね。
 そういえば車業界や食品業界、近年問題が多いような。
 そういうところに繋がってるんですかね。
 


 話を元に戻すと、記事中の表を見る限りでは、消費税と法人税を元に戻せば良いだけという感じがします。
 というか、消費税廃止の実現性に「元に戻すだけ」以上の説明が必要なのか? と感じるくらい簡単な話に見えるのですが・・・どうなんでしょうね。

 元に戻しても合計税収がそんなに変わらないのであれば、「財源どうすんだ!」という批判が出るのがそもそも変な話になってきます。
 まあ元に戻した時に差分のマイナスがある程度の金額になった場合、応能負担で賄えば良いのではないでしょうか。


 応能負担ですが、法人税は現在応能負担になっていません。

→『法人税 累進化で財源19兆円
 (全国商工新聞)
 
 大企業も中小企業も負担率は同じ比例税率という制度になっています。
 れいわ新選組はこれを累進性に改正すると言っています。

 これは改正すれば中小企業にとって大きな助けになると思っていて、累進性は所得が少ない場合には徴収税額が減ることになるのです。
 法人税の累進化で財源が大きく増え、苦しい企業には助けになる、この2つのメリットは非常に大きいと思います。