2014年6月25日水曜日

ネームレス・リベリオン2  9個星です!!

タイトル : ネームレス・リベリオンⅡ 氷結魔典は破れない
賞種   : ―
出版   : HJ文庫
著者   : 草木うしみつ
イラスト : 鉄豚


今日のインプレダクションはコレ!
ファンタジードラマ作品です!


評価は
★★★★★★★★★☆
9個星です!!


パーティは終わりだ・・・!

裏世界の人身売買パーティ『夜会』
これを潰すため潜入するが――
アツいファンタジードラマ
凄く良かった!
250ページそこそこなのに
300ページ以上の大ボリューム
のものを読んだと思う位
ストーリーがアツいし厚い
1巻もかなりドラマに力を入れていたが、
今回は前半の構成などが上手くなり
早めに引き込まれてそこからドラマに突入、
がっつり最後まで引っ張ってくれた
サブキャラに見せ場があるが、
その分主要キャラの戦闘で省略があったり
敵の復讐者がちょい役であったりしたので、
ページ数増やしてその部分をカバー
しても良かったかな


今日の甘口!

・流れ
  『夜会』という人身売買の場
  騎士団に所属する女騎士【フェリマ】
  は団長の依頼を受け、
  相棒の【ナハト】や【ルナ】
  を連れて潜入する
  『夜会』を潰し参加者達を
  捕らえる事ができるか・・・?!
  という流れ
・テイスト
  1巻の時から随分濃い
  ドラマを描く作者だなーと思っていたけど、
  今回もかなり濃いです!
  ページ数250そこそこなのですが、
  他の小説の300ページ以上を
  読んだと思うくらい濃い!
  物凄い満腹感です
  サブキャラや敵も含めて過去エピや
  迷いや苦悩、希望や気概など
  様々な感情を表現してくれます
  サブキャラの見せ場も凄くカッコ良かった!
  これは更に続いて欲しい1作
  視点は飛び飛びですので
  感情移入型でなく俯瞰視点に近い読み方
  の方が良いです
  それからドラマ主体ですので、
  物語を楽しみたい人にオススメ
  これは掘り出し物ですよ!
・描写
  冒頭では『夜会』参加者の
  貴族夫人を中心にして描写しています
  あえて悪党の小者を出して
  悪党側の言い分というのを
  心理描写で表しているのが印象的
  この作者は必ず相手の言い分
  というのを描くのを信条としているようです
・キャラ
  今回は1巻よりも更に萌え萌えは控え目
  サブキャラ含め大体どのキャラも
  見せ場があります
  というかサブキャラの【ジーク】が
  かなり良い味を出していました
・騎士団・・・?
  小者夫人は『夜会』参加を
  事前に察知され、
  騎士団に捕まり尋問されています
  夫人は何とか逃れようと
  喚いてみたり
  男相手では話せないとごねたりします
  しかし女の尋問官をあっさり
  用意されてしまいました
  尋問部屋に入ってきた女騎士は開口一番
  『お待たせっ! 綺麗可愛い系ミラクル聖少女、
   アスティたんの登場です! 可愛くてごめんなさいっ☆』
  ・・・何か凄いのキタアアアァーッ!
  そして笑顔を崩さず
  『オラッ☆』
  と夫人の椅子を蹴り倒し強攻策で
  自白させに行くという・・・
  とても騎士の所業とは思えぬ強烈なキャラですねw


今日の辛口!

・ページ数増やしてほしい
  敵方である復讐者の悪魔が
  今回ちょい役でしか出てこなかったのが残念
  戦闘もナハトの部分が省略
  されてしまっていた
  ページ数増量してそこも
  記述してほしかったかな


以上、
オラッ☆ な?!
ファンタジードラマ作品でした!


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