2014年6月15日日曜日

アクセル・ワールド  8個星です!!

タイトル : アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還
賞種   : 第15回電撃小説大賞・大賞
出版   : 電撃文庫
著者   : 川原礫
イラスト : HIMA


今日のインプレダクションはコレ!
非日常系作品です!


評価は
★★★★★★★★☆☆
8個星です!!


戦いの時、来たれり!

いじめを受ける日々
特殊なアプリケーションを
貰った主人公は――
バーチャル格ゲーを扱った非日常系
それなりだったかな
格ゲー部分がもうちょっと手厚い
方が良かったかも
ソードアートよりもゲーム要素が少なく、
その分モテ描写が多いですね
ヒロインがプログラム的なので
ギャルゲ志向強し
日常と非日常を極端にする事で
コントラストははっきり出せていたんじゃないかなと


今日の甘口!

・流れ
  首に装着する機械で
  ネットにダイブできる世界
  現実が嫌でネットに打ち込む主人公
  ある日生徒会副会長に
  特殊なアプリケーションを貰う
  アプリケーションを起動すると
  現実が超スローに(自分の知覚が加速した事で)
  しかしそれと同時に、
  同じアプリケーションを持っている者から
  対戦を挑まれるようにもなってしまう
  格闘して勝ち抜いて
  レベルアップしていこう、
  生徒会副会長の目的のために・・・という感じ
・テイスト
  ネットにフルダイブできる
  ところは良いですね
  リアルの身が無防備になるとか
  問題はありますが、
  将来的にそういった
  システムは出てくるような気がします
  格ゲー要素についてはどうだろう
  あまり制約なく自由に戦闘
  できるのですが、
  かえって制約があるもどかしさ
  とかのゲームならではの感覚が
  味わえないような気もします
  よってゲーム要素を求めるならソードアートの方が良いかも
  それからヒロインもプログラム的に
  何故か全面的に愛してくれるので
  ギャルゲー好き向けなのかな
・キャラ
  主人公【ハルユキ】は
  劣等感と卑屈、太ったいじめられっ子という設定
  んーリアルでは太っていると
  親しみ易さとかで結構上手く
  やっている人が多い気がするんですけどねぇ
  ヒロイン勢は
  生徒会副会長【黒雪姫】は注目を集める美人
  幼馴染【チユリ】は感情の起伏の激しい感じかな
  いじめっ子も出てきたりするけど
  暴力やパシリの強要など
  実際に行われているような陰湿な
  ものとは違う感じです


今日の辛口!

・ヒロイン
  『ソードアート・オンライン』でも
  そうだったのですが、
  この作家さんの描く女キャラは
  プラグラム系ばっかりでどうも
  愛着が湧かないんですよね
  無条件でひたすら主人公を
  愛してくれるところに首を
  傾げてしまいます
・都合の良さ
  バイクマンと対戦した時
  初撃決めた後畳み掛ければ
  終わったハズでは? とか
  設定も所々、都合を良くするために
  思いつきで追加していたりもするので
  面白さを阻害する要因が多かったかな
  ベースの筆力が高いので
  何とか楽しめた、という感じ


以上、
ギャルゲー的格ゲー、な?!
非日常系作品でした!


1 件のコメント:

  1. 【選評スコープ!】
    選評を見てみると、
    ありがちだが工夫と吟味のあとが見られる、
    心理を暗部まで描いている、
    ゲームシステムは若干疑問、
    熱く勢いがある、
    ひと昔前のSF児童文学的な臭い、
    といった感じでした!

    ★ 選評 ★

    んー個人的には
    ソードアートの人気が出なければ
    そんなに目立った作品には
    ならなかったのかなという印象
    現状はかなり続いているようですけどね

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