2015年8月8日土曜日

《番外編》戦争を火事に例えるのは詐欺的話法

2015/8/7 の当サイト記事
『《番外編》『日本が攻められたら』という脅し文句は滑稽』
で紹介した
『詐欺的話法』ですが、
これは以前
安倍首相が行った
戦争を火事に例える説明にも
当てはまるので
ご紹介します

戦争を火事に例える
安倍首相に不信感を持った
人はかなりの人数にのぼると
思われますが、
この例えの裏には
何が潜んでいたのでしょうか


■説明

2015/7/20
フジテレビ系番組「みんなのニュース」に
安倍首相が出演、
模型を用いて集団的自衛権の行使を
説明しました

(検索すれば動画が観られると思います
 『首相 みんなのニュース』とか
 模型が生肉みたいだと
 話題になったので
 『首相 生肉』とかでも
 検索できます)

この時の説明が
戦争であるはずの事象が
火事に例えられているんですね

これはまさに詐欺的話法です


■悪質すぎた

安倍首相は
戦争を火事に例え、
我が国は消火活動を行うだけ
消火器を渡したりするだけ
だと主張し、
ここで問い掛けるのです
『火事を黙って見ていて良いのか?』
『消火器を渡したりできなくて良いのか?』
この問い掛けだけを
聴くと心情的に
『助けてあげた方が良いような気がする』
となります

はい、答えを誘導する質問
まさに詐欺的話法ですね

でもこの説明については
ちょっと悪質すぎたため
国民の多くが
『この説明おかしいでしょ』
と見抜いたわけです


■事象の性質

ではどこら辺が
おかしかったのか?

それは事象の性質です

戦争は人殺し
消火活動は人助け
この2つの事象は性質が全く異なります

これだけ性質が異なれば
殆どの人が気付くと思います
『火事って・・・実際は戦争でしょ?』
『消火器って・・・実際は弾薬でしょ?』
『首相は何で人殺しのことを人助けみたいに言ってるの?』

首相の目的も
分かりやすいですね
戦争の話で説明するとウケが悪いので
火事の話にすり替えた
ということです

人殺しであれば忌避感が強いけど
人助けだと説明すれば
国民も受け容れてくれるのではないか、
そんな思惑ですね


■終わりに

うーん、
まあ
国民もこんな説明を
真に受けるほどバカでは
なかったということですねw

逆に安倍首相が
こんな説明で国民を
騙せると思っていたことに
驚きを禁じえません
国民を何だと思っているのでしょうか?



ではまた!


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。