最近『SEALDs』
という名称を時折
ニュースで見かけるように
なりました
『SEALDs』は
(シールズ:Students Emergency Action for Liberal Democracy - s)
(自由で民主的な日本を守るための、学生による緊急アクション)
大まかには学生主体で
デモを行っている団体
というイメージでしょうか
最新ニュースで
自民党議員がこの『SEALDs』
に対し問題発言をツイートした
というものがありましたので、
そうした問題発言を
取り巻く色々について
記述していきたいと思います
■問題ツイート
2015/7/30
武藤自民党議員は
ツイッターで
SEALDs(シールズ)の主張を
「だって戦争に行きたくないじゃん、
という自分中心、極端な利己的考えだ」
などと書き込みました
この問題で炎上し、
2015/8/3には
ニュース記事になっています
どうしてこうした
書き込みが行われるのか、
狙いを探ってみましょう
■利害
利害関係で言うと、
A:『SEALDs』は安保法案反対デモを行っている
B:安保法案は自民党が通したい法案である
C:武藤貴也は自民党議員である
この3つの要素があるため
武藤自民党議員にとって
『SEALDs』は不都合な団体
ということになります
自分にとって不都合な団体を
無力化したい、
そう思うかどうかは
議員の性格しだいなのですが
この議員は『思う』方の人間だったのでしょう
ですので、
根本の狙いは
(この議員にとっての)不都合な団体の無力化
であると思われます
■レッテル貼りとは
ここで一番用いられる手法が
レッテル貼りです
SEALDs(シールズ)の主張を
「だって戦争に行きたくないじゃん、
という自分中心、極端な利己的考えだ」
などと書いていますが、
この議員の書き込みだけを見た人は
『SEALDsは戦争に行きたくないと言っている』
『自分中心、利己的』
といったイメージを抱く
可能性があります
レッテル貼りとは
『SEALDs=○○』
というイメージ付けなので、
まさにこれが狙いでしょう
そしてイメージ付けが
世間に広まることで
『SEALDs』を世間から嫌われる
ように仕向けたい
という狙いも見えてきます
■矮小化
レッテル貼り、
世間から嫌われるようにする、
そして『SEALDs』の影響力を低下させる
=無力化
までが一連の流れというわけです
この一連の流れで
デモまたはデモをする団体を
無力化することを
『デモの矮小化』
と言います
こうしたデモの矮小化を狙った
レッテル貼りは
真偽不明な情報である
場合が多いので
真に受けないようにしましょう
■検索する
こうしたレッテル貼りでも
『そうなのか!』
と思ってしまう人も
多いですので、
真に受けないために
どうしたら良いかをご紹介します
方法は簡単です
デモ団体の公式ページを検索するのです
今回の件では
『SEALDS』とか『シールズ』
とかの検索ワードで
公式ページが出てくるハズです
デモをする団体なら
公式ページに必ずその主張が
書かれているハズなので、
その全文に目を通しましょう
■果たして
武藤議員の
書いている断片的な、
そして一方的な記述と
果たして合致するのか?
わたしは『SEALDs』公式ページを
覗いてみましたが
立憲主義、生活保障、平和外交を
軸としたかなり長い文章で
構成された主張でした
デモというのは
こうした主張を踏まえての
活動ですので、
武藤自民党議員の
断片的な、そして一方的な記述は
全くの的外れでしょう
(というか、この議員は公式ページなど見ずに書いたのでしょう)
※この議員の主張というのも
ニュース記事だけで
判断するのはよろしくないので
この議員についても
検索しておきましょう
『武藤貴也』で公式ページが出てきます
そこからツイッターやらブログやらに
飛べますので、
この議員の主張も全文が読めます
『SEALDs』について
他にも呟いているようですね
■終わりに
各種デモ団体への
レッテル貼りは非常に
横行しています
こうしたものは
常に『デモの矮小化』
という狙いがあるのを
念頭に置いておきましょう
ではまた!
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