2015年8月17日月曜日

座敷童子の代理人  8個星です!!

タイトル : 座敷童子の代理人
賞種   : ―
出版   : メディアワークス文庫
著者   : 仁科裕貴
イラスト : ―


今日のインプレダクションはコレ!
非日常系作品です!


評価は
★★★★★★★★☆☆
8個星です!!


この旅で得たもの

妖怪ゆかりの旅館にやってきたら
フレンドリーな妖怪たちと――
あやかし達との非日常系
割と良かった
フレンドリーな妖怪と出会い
日常の謎を解いていく感じですね
こんな妖怪たちなら視えても
良いかなと思えます
河童の涙は少年と仲良くなった
旧い記憶の光景を連想させて
涙腺が緩みました


今日の甘口!

・流れ
  小説家としてデビューしてから
  しばらく経過し、
  下降線を辿ってそろそろ
  後がなくなってきた青年
  編集者と喧嘩してしまい
  いよいよ崖っぷち
  でもその代わり好きに描ける
  ことになったので、
  一発逆転を狙い遠野物語の里である
  岩手県へ向かう
  旅館へ長期滞在するが、
  そこでは座敷童子や河童
  などと出会った
  他の人には視えないらしく、
  旅館の仲居から重宝がられるようになる
  それから旅館で起こる事件や謎を
  妖怪と協力して解決していくように・・・という流れ
・テイスト
  主人公だけに妖怪が視える、
  旅館は妖怪を視える人がいない、
  そこで主人公が妖怪と旅館の
  仲介をするというポジションです
  そんな不思議体験から
  主人公は小説を進めます
・キャラ
  【緒方】
  妖怪モノの小説家
  没個
  【和紗】
  旅館《迷家荘》の仲居
  純粋な性格
  【座敷童子】
  少年の姿
  イタズラ系の性格
・作家と編集者
  冒頭の作家と編集者の
  やりとりは
  『作家は編集者の言う通りやっても
   売れなければ作家のせい、
   でも作家は立場上編集者に強く言えない』
  そんな抑圧が溜まっていて
  遂に爆発という感じなので
  あーこれは作家の悩みの1つかも、
  と思いました


今日の辛口!

・全体
  温かいお話とかを結実させる
  手腕は高いと思うのですが、
  途中経過がちょっと乱暴な
  紡ぎ方だったかなとw


以上、
妖怪と協力、な?!
非日常系作品でした!


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