2015年8月1日土曜日

新訳 思い出のマーニー  読みました!!

タイトル : 新訳 思い出のマーニー
賞種   : ―
出版   : 角川文庫
著者   : ジョーン・G・ロビンソン(越前 敏弥・ないとうふみこ=訳)
イラスト : ―


今日のインプレダクションはコレ!
日常系作品です!


心がぽかぽか

海辺の田舎町で不思議な
お屋敷の少女と出会う――
ちょっと不思議な日常系
けっこう面白かった!
自分という像の歪さが顕著で
触れると指を切ってしまうくらい、
だから見たくない、
周囲を虚像で固めたいという感じが
何だか今の日本で見かけるような
造形でちょっと不思議な感覚です
作り上げた虚像のハズが
リアリティを持って迫り、
虚像と実像の境界が曖昧としてから
幻想的な体験を味わわせてくれるでしょう
締めの部分で不思議な体験が
紐解かれていくところは再生のドラマのようでした


今日の甘口!

・流れ
  捻くれをこじらせてしまった
  少女は海辺の田舎町で
  ひと夏を過ごすことになった
  その滞在先で気になる
  お屋敷を見つける
  湿地屋敷と呼ばれるもので
  ボートで行けるところだ
  見られている感じがするけど
  どうもその屋敷に人を
  見つけることができない
  だがある日その屋敷の
  少女と出会い、
  秘密の語らいが始まる・・・という流れ
・テイスト
  捻くれからの再生・成長
  という感じが良いですね
  これは今の我が国に
  合っていると思いますw
・キャラ
  【アンナ】は主人公少女
  捻くれをこじらせてしまった性格
  【マーニー】
  お屋敷の少女
  割と積極的にアンナに
  話しかけてくれて
  孤独も抱えているみたいで
  通じ合えるところがある
・不思議
  わたしは外国文学を読んだことが
  あまりないので、
  お~外国文学でも捻くれって
  あるのねと『同じ人間なんだなあ』という
  不思議な気持ちになりました
  輪の中や輪の外、
  みたいな感覚も出てきて
  これは万国共通なのかもしれません
  また1つ良い事を学ばせていただきました


今日の辛口!

・特に無し!
  突っ込みたいところは
  特にありませんでした!
  映画の方はまだ観てないので
  そちらも気になりますね~


以上、
湿地屋敷の?!
日常系作品でした!


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