2015年8月7日金曜日

《番外編》『日本が攻められたら』という脅し文句は滑稽

安保法案を語る上で
妙な話を持ち出す
人たちがいます

『日本が攻められたらどうするんだ』
などとネットに
書き込んだり、
議員がそういうことを
言っていたりするのです

それだけ聞くと
日本の防衛に不安が
あるのではないかと
思う人もいるかもしれませんが、
では
論理としてはどうなのでしょうか?
それを探っていきたいと
思います


■答えは簡単

『日本が攻められたらどうするんだ』
その問いの答えは
実は簡単です
『自衛隊が自衛を行います』
それだけの話です

1954年に設立した自衛隊ですが、
その名前の通り
我が国の自衛のために
存在する組織です

自衛隊は専守防衛の
概念のもとに
我が国が攻撃を受けた場合は
自衛の行動をとります

『日本が攻められたらどうするんだ』
などと問われると
あたかも現行では自衛すら
できないかのように
聴こえますが、
現行でも我が国は自衛ができますので
間違わないようにしましょう!


■何故?

では何故
『日本が攻められたらどうするんだ』
などという脅し文句が
出てくるのでしょうか?

これは
あたかも現行では自衛すら
できないかのように錯覚させ、
我が国の国防が不十分であると
国民を不安にさせ、
安保法案の必要性を訴える
狙いがあると見られます

現行でも自衛はできるので
安保法案の必要性には
無関係な問いなのですが、
こうした
『一見すると関連があるように見えるけど無関係な問い』
は詐欺的話法ですので
充分に注意しましょう!


■この話法は厄介

詐欺的話法の中心は
『相手を沈黙させる質問』
または
『相手を誘導する質問』
で構成されています

例えを挙げます

『日本を守らなくて良いのか?』
こう問われれば守った方が良いと
答えざるをえないでしょう
詐欺的話法はそうして答えを誘導し、
『だから安保が必要なんだ』
という風に話を繋げていくのです!

実際は
『日本を守らなくて良いのか?』
『だから安保が必要なんだ』
脈絡が無い=無関係なのですが、
その場の勢いだと
そうした論理の不整合に
気付かないままに
なってしまうことが多いのです


■終わりに

詐欺的話法を
見抜くのは難しいですが、
まず初歩的な対処法としては
『質問には気をつける、疑ってかかる、意図を探る』
これが一番です

『ダンジョンに出会いを求めるのは
 間違っているだろうか?』

ラノベの業界にも
詐欺的話法が
よく使われていますねw



ではまた!


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。