2015年8月18日火曜日

《番外編》脅威と抑止力は米中関係を見よう

中国が脅威で
日米同盟を強化すれば
その抑止力になると
安倍首相は主張しています

中国の脅威も
根拠が不明瞭ですが、
仮に中国が脅威だとして
日米同盟は
果たして抑止力になるでしょうか?

そこを紐解くために
今回は経済面を
探っていきたいと思います


■貿易額

日米貿易額は
2013年度のデータを見ると
約2000億ドル
となっています

これに対し
米中貿易額は
約5400億ドルです

米中貿易額は
日米貿易額の2.5倍を
超えているのです
(2014年度は
 更に増加しているのでは
 ないでしょうか)


■国益

どの国も
自国の国益を考えて
動くものです

果たして
2000億ドル規模の取引先と
5400億ドル規模の取引先、
米国のトップは
どちらの取引先を
大事にすると思いますか?

これで日米同盟は
抑止力になるでしょうか?


■終わりに

中国が脅威だと
主張するのであれば、
我が国は中国と対抗する国と
手を結ばなければ
『抑止力』についての
論理的な整合性が
取れません

にも関わらず
中国と経済的な結びつきが
非常に強い国と
同盟を強化して
抑止力であると
説明するのは
無理がある話ではないでしょうか



ではまた!


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