ずっとコラムに載せよう
と思っていて
忘れていたものを
今日はご紹介です
『数』を使った伏線
について考察していきますよ!
■こういうもの
意外に使い易く
読者に思わず「うまい!」
と感じさせる事が
できる技術
それが数の伏線だと思います
『1日1回しか使えない必殺技』
『ボスを倒せる特別な弾丸は2発しかない』
『リミッターを外して戦えるのは3分だけ』
などなど・・・
色々なバージョンがありますね
この設定が前半~中盤
辺りで提示され、
最後のラスボス戦で活きる・・・
それが基本的な形式です
■有効性
この伏線の有効性は、
読み手に分かりやすい
ところにあると思われます
人間の脳は数字を用いて
データを示すと
納得しやすい傾向があるのです
学生の例を挙げると
○○さんは英語のテストでNN点だから
英語が得意or不得意である
という話をすると
納得しやすい、
みたいな感じですかね
■使い勝手
また、
使い勝手も良いです
推敲時の調整が楽なのです
『ボスを倒せる特別な弾丸は2発しかない』
こうした系統の
例を挙げます
ラスボスを倒せる銃弾はAだけ
Aは2発しかない
中ボスでAを1発消費
ラスボスで2発目を撃って倒した
↓
推敲開始、
ラスボスをあっさり倒すのは盛り上がらない
設定変えよう!
ここで、調整が入ります
ラスボスは、2発目で倒せないように変更
(3発目で倒せるようにしよう)
じゃあ、
Aは2発しかない → 3発しかない、に変更だーっ!
・・・これで調整終了です
カンタンですね
Aは2発しかない
という設定を弄らず
後半のどこかで追加で1発手に入る、
という変更でも良いと思います
複雑な伏線だと
後で変更しようと思った時、
前半~中盤に戻って
読み直す作業が
大変になりますよネ
数の伏線の場合
このように作業が楽なのです
■終わりに
このように
使い易くて有効な
数の伏線、
色々捻った使い方も
できますので
作家の人や目指している人は
使ってみては
どうでしょうか?
ご清聴ありがとうございました!
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