2015年5月16日土曜日

若桜鉄道うぐいす駅  読みました!!

タイトル : 若桜鉄道うぐいす駅
賞種   : ―
出版   : 徳間文庫
著者   : 門井慶喜
イラスト : ―


今日のインプレダクションは一般文芸のコレ!
日常系作品です!


この村に生まれて

とある村にある駅舎を巡り
取り壊すかどうかの問題が――
村の問題を扱った日常系
それなりかな
主人公語りで送る、
村が舞台のドタバタ劇
状況的コメディといった感じで
袋小路を作りそこに追いこんでは
次の会場へジャンプさせ、
またそこでも・・・という具合に
ポンポン進むので
さくっと読むことができます


今日の甘口!

・流れ
  鳥取県のとある村では、
  とある駅舎の取り壊しを
  巡って争いが起きていた
  村長としては取り壊して
  そこに病院を建設したい
  でも村長の親友である元学者は
  文化的価値として駅舎を残したい
  77歳の両者が睨みあっていたのだ
  駅舎を守るグループは
  人間の輪で村長率いる業者達に対抗
  揉み合いになる
  すると駅舎を守るグループから
  死者が出てしまい、
  それがマスコミに取り上げられ
  世論から村長が攻撃され計画は停滞した
  そうしたら村長は孫に
  頼みごとをする
  駅舎が無価値であるという歴史的事実を捏造しろと
  一方村長の孫には元学者からも頼みごとがされる
  駅舎を壊せないように価値ある歴史的事実を捏造しろと
  板挟みになった村長の孫は・・・という流れ
・テイスト
  ちょっとコメディ的で、
  話がぽんぽん転がって、
  一冊読むと邦画を一本観た
  感じになります
・キャラ
  【芹山 涼太】は主人公男性
  大学院生で歴史学専攻っぽい
  【芹山 豪造】は祖父
  村長であり、豪快なじいちゃん
  【三之輪 重次郎】は豪造の親友
  京都大名誉教授であり、豪快なじいちゃん


今日の辛口!

・全体
  主人公視点であり
  地文も主人公語りで書かれていて
  がっつり主人公を
  前面に押し出した書き方
  だと思います
  でも、その主人公の性格が
  没個性系というのが
  若干のもったいなさを感じるかな


以上、
駅舎を巡っての?!
日常系作品でした!


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