賞種 ： ―
出版 ： ガガガ文庫
著者 ： 手代木正太郎
イラスト ： ｍｏｖ６５９
今日のインプレダクションはコレ！
ファンタジー作品です！
評価は
★★★★★★★★★★
１０個星です！！
愛！
山間の国に現れた王子
だが強すぎる美が国を傾けさせ――
怪奇としか言いようのない美の物語
いやあ凄かったですね！
『光輝？ 否。それは高貴！』
最初からかっ飛ばしていて
全力全開の面白さでした
１巻であれほど強烈なインパクトを
残したにも関わらず、
まだ抑えていたのかと思わせる
突っ走り方でしたね
王子の様子がおかしいなーと
謎が謎を呼び、
その内にハチャメチャな設定が
押し寄せてくるので
最後まで一気読みの面白さでした
今日の甘口！
・流れ
山奥の、湖を擁した国
そこへ王子が現れた
美を振りまく度に周囲が惑わされ、
国の主も心酔してしまう
そして王子は神として祀り上げられ
国を美しいものに作り替えるために
強制労働と重税が課され、
次第に傾国していくのだった・・・という流れ
・テイスト
戦国の世という感じで
城や武士、摂政などが出てきます
そんな中に一人だけ西洋の風貌の王子が
舞い降りるのです
そして全編にわたって
男×男という徹底ぶりです
ちょっと人は選びますが
インパクトは凄いですよ
・キャラ
【王子】
物語の主軸となっている男性
強すぎる美を振りまく
【鷹久】
国の主だが幼く、お飾りとされている
【弥五郎】
剣術の達人
鷹久を守る存在
・不思議な面白さ
大真面目に書いているのに
なぜか抱腹絶倒してしまう
この技術は本当に難しいと思います
ですが書き手の人は
何かしらインスピレーションに
役立たせることができると思いますよ
今日の辛口！
・全体
徹底した男色イズムは
ある種の武士道の域に達していますｗ
でもこれは女子向けの
作品なんじゃないかと
思うこともｗ
以上、
傾国の王子、な？！
ファンタジー作品でした！
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