2017年6月4日日曜日

旅屋おかえり  読みました!!

タイトル : 旅屋おかえり
賞種   : ―
出版   : 集英社文庫
著者   : 原田 マハ
イラスト : ―


今日のインプレダクションはコレ!
現代ドラマ作品です!

雪解けのとき

売れなくなったタレントが
ひょんなことから旅の代行をすることに――
誰かの代わりに旅に行く現代ドラマ
かなり良かったです
笑いと泣きが短い周期で
何度も来るようになっていて、
ほんとにうまいなあと思いました
何かこう、芸能界で失われてしまったものを
映し出すとこんな感じなのかなあ、
という柔らかさがとても沁みました
最初は題名に若干の違和感を覚えつつも、
読んでいくとあら不思議、
ほっとするこの気持ちが
見事にマッチしているなと思いました


今日の甘口!

・流れ
  旅番組を持っていた
  アラサータレントは、
  番組打ち切りで仕事を失ってしまう
  他に仕事も無く芸能事務所も
  新たな仕事を手配できないでいた
  そんな時、一般人から
  奇妙な仕事が依頼される
  難病で動けない娘の代わりに
  旅をしてきてその様子を聞かせてあげてくれないか・・・という流れ
・テイスト
  旅の依頼主やその周辺の人には
  何かしら事情があって
  でも心の中ではどうにかしたい
  という気持ちを持っています
  主人公が旅をする過程で
  それが解れていく(作中で雪解けと表現されている)というのが
  見どころですかね
・キャラ
  【えりこ】
  主人公女性
  仕事がなくなってきたタレント
  割と素直な性格
  【鉄壁】
  芸能事務所の社長
  ハゲオヤジで景気付けがうまい
・おちゃらけ
  主に社長の鉄壁が
  おちゃらけ担当で、
  これがあるために軽やかさ
  出ています
  全体的には泣きに持っていく形ですが
  割と軽く読むことができますね


今日の辛口!

・全体
  割と病気とか事故とか
  よく使われる設定を用いてはいますが、
  あまりいやらしさは感じなかったので
  これはこれで良いと思います


以上、
代わりに行ってくれませんか、な?!
現代ドラマ作品でした!


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