2014年12月6日土曜日

グラウスタンディア皇国物語4  10個星です!!

タイトル : グラウスタンディア皇国物語4
賞種   : ―
出版   : HJ文庫
著者   : 内堀 優一
イラスト : 野崎 つばた


今日のインプレダクションはコレ!
ファンタジー戦記作品です!


評価は
★★★★★★★★★★
10個星です!!


交渉の肝

グラウスタンディアとラトルグ、
両国の動きは――
ライトなファンタジー戦記
凄く良かった!
今回最初に出てくるのは賭博
賭博とはすなわちイカサマである
イカサマ同士でより上に行けば良い!
とはいえ対イカサマ戦としては正攻法
の部類に入りますかね
賭札のイラストは何だか和風な感じでしたw
平行して進んでいくラトルグ国
の方も手厚く描かれています
いちおう断章の扱いみたいですけど
良い感じですよw
やや進みが速くなったけど
個人的にはこれぐらいのスピードが好きですね


今日の甘口!

・流れ
  敵国の【ゾラ港】を陥落させようと
  出発した一行
  攻め込むのでなく交渉によって
  何とかしようとするのだが、
  交渉材料を何と賭博で儲けて
  手に入れようとする
  エスカレートした賭博は今度は
  闘技場による見世物になり、
  相手のイカサマを逆に利用して
  大勝利を収める
  一方で別の国ラトルグ編では
  前巻で語られなかった北方民族との
  決着の様子が・・・という流れ
・テイスト
  今回はグラウスタンディアとラトルグの
  二本立てで進行していきます
  そしていつも通り主軸は『交渉』
  両国のヒーローの活躍を楽しみましょう~
・キャラ
  【クロム】はグラウスタンディアの軍師
  剣技も最強の隙なしマン
  【ユースティナ】は皇女
  良い国を目指す変わり者の皇族
  【コウソン】はラトルグの姫の従者
  でも謀略に強く、
  姫を支えている
・表現
  よく『守るものがある者は強い』とか
  そんな感じのことを書くことが多いですが、
  (家族持ちの父親を気持ちよくするためによく使われる言葉です)
  本作ではそれだけでなく
  『剣を振るう理由(=戦う理由)はそれぞれ』
  と書いてあります
  守るものがあったってダメな時はダメだし
  そういうものが無くても強い人は強いですよね
  ああでも、守るものがあれば
  不当や不遇に耐える力は
  増すと思います(収入の空白期間とか怖くて作れないですしね)


今日の辛口!

・特に無し!
  突っ込みたいところは
  特にありませんでした!
  2つの国が平行して書かれますが、
  どちらも違うテイストでどっちかが好きなだけでも
  楽しめると思いますよ~


以上、
交渉の?!
ファンタジー戦記作品でした!


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