2014年12月29日月曜日

サッポロ無職グラフィティ  8個星です!!

タイトル : サッポロ無職グラフィティ
賞種   : ―
出版   : メディアワークス文庫
著者   : 奈坂秋吾
イラスト : ―


今日のインプレダクションはコレ!
日常系作品です!


評価は
★★★★★★★★☆☆
8個星です!!


みんな集まれ~

何でも屋に加わったが、
初めての仕事で――
愉快な仲間の日常系
けっこう面白かった
何でも屋のリーダーが豪快で
ハチャメチャな性格なので、
そのキャラクター性で
物語を引っ張っていく感じですね
ハロワ通いで連敗更新中の
疲れた感じと
電車の落書き集団の一味への潜入捜査、
そして潜入中に疑われてピンチ
みたいな緩いコメディタッチが
一冊に収まっています
キレイごとだけじゃやっていけないところに
『清掃』の仕事を持ってきているのが
アクセントですね


今日の甘口!

・流れ
  『何でも屋 ベストファイブ』
  そこは知人の立ち上げた会社だった
  最初の仕事は電車の落書きが
  頻発しているらしく、その清掃
  しかも、落書き犯を捕まえよう
  という話になる
  情報を集めるうち、
  落書き犯グループの存在が浮かび上がる
  そこへ潜入してみる・・・という流れ
・テイスト
  キャラ造形や展開、
  表現などバランスが良く、
  濃くも薄くも無い広い層に
  訴求できそうなテイストだと思います
  それでいてエンタメでありながら
  少しだけ風刺のように社会派でもある、
  というなかなかの按配ではないでしょーか
・キャラ
  【万里】は主人公青年
  普通系
  【桑馬】は『何でも屋 ベストファイブ』の発起人
  豪快でハチャメチャな性格
  【森守】はメンバーの一人
  チンピラ顔だけど顔と性格が合ってない
  【篠江】もメンバーノ一人
  オカマだけど恋愛としては女性が好き
・表現
  主人公が面接に行った時、
  面接官からどうしてウチを受けたのか
  というありきたりな質問をされます
  それに対し『生活できるだけの給与がもらえるから』
  とはっきり答えます
  すると面接官は『それだけ?』と聞いてくるのですが
  契約社員の応募者にどんな期待をしているんだ、
  と主人公は思うわけですw
  ええ、全くその通りです!w
  面接官という立場になったりすると、
  得意気になって『厳選してやるぜ』って気に
  なっちゃうんですよね
  お前にそれだけの目利きの自信が
  あるのかよって話なんですけどねーw


今日の辛口!

・全体
  バランスは良いと思います
  ただちょっとパンチが足りない
  気もしたかな?


以上、
何でも屋の?!
日常系作品でした!


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