2014年12月1日月曜日

不戦無敵の影殺師2  10個星です!!

タイトル : 不戦無敵の影殺師2
賞種   : ―
出版   : ガガガ文庫
著者   : 森田 季節
イラスト : にぃと


今日のインプレダクションはコレ!
異能・日常系作品です!


評価は
★★★★★★★★★★
10個星です!!


認められる

舞い込んだテレビ出演
番組に出てみるが――
異能がスパイスの日常系
今回もかなり良かった!
どの業界にもあるであろう
金のためなら何でもやる人とその影の部分
が取り上げられていますね
主人公と女の子の怒鳴りあいが
なかなか凄かったw
ありがちな作品だと主人公は
『羨ましがられる』という書き方をするのに
本作では羨まし『がる』という書き方をするのも
面白いですね
ウソとホントを絡めたピリ辛味、
ペペロンチーノみたいなものですかね、オススメですよ


今日の甘口!

・流れ
  ぼちぼち仕事が来るようになった主人公
  しかし生活水準はまだまだ年収300万以下らしい
  芸人みたいに笑いを取る異能者が
  テレビに出るのをテレビ越しに観ていたが、
  ある日そのテレビに出演依頼がくる
  その番組で水の異能者と知りあう
  彼女はどうも主人公に気があるように見えるけど、
  その真意はどうなんだろうか・・・という流れ
・テイスト
  今回も始まり方は物語の異能者が嫌いだー
  という独白からです
  でも生活水準が改善されたため
  主人公に幾らかの心の余裕ができ始めます
  しかし次第に主人公と相棒で
  単独の仕事をこなすようになりすれ違いも・・・という
  心境が描かれています
・キャラ
  【冬川 朱雀】は主人公
  暗殺者の末裔で異能使い
  パンピー系の性格
  【小手毬】は朱雀のお人形さん
  でも死にそうになった人間を
  使役しているので
  からくり人形ではない
  常時棘のある言葉を発する
  【蟠龍院 川匂】は水の異能者娘
  おバカ系で売っているテレビタレント
  でもカメラが回っていない時は
  ぜんぜん一人ぼっちでいて・・・?
  【蜘蛛島 ムカデ】は虫使いの異能者青年
  今では辞めてサラリーマンしているらしい
・小手毬トーク
  今回も小手毬さんの辛辣さは健在ですw
  『雨漏りを修繕しないとそこから建物全体が傷みます
   一つ一つは小さな甘えでもそれを繰り返すと
   取り返しがつかなくなります』


今日の辛口!

・業界
  んーまぁ商業作品で書くと
  『枕営業してるんじゃないかとか
  言われてムカツク』
  みたいに芸能界にそんなの無いよ~
  という書き方しないといけないのかも
  しれませんが、
  眉唾ものですねえw


以上、
生活水準が改善された?!
異能・日常系作品でした!


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