2014年3月28日金曜日

穢れ聖者のエク・セ・レスタ  7個星です!!

タイトル : 穢れ聖者のエク・セ・レスタ
賞種   : 第9回MF文庫Jライトノベル新人賞・審査員特別賞
出版   : MF文庫J
著者   : 新見聖
イラスト : minoa(ニトロプラス)


今日のインプレダクションはコレ!
反逆劇モノです!


評価は
★★★★★★★☆☆☆
7個星です!!


這い上がってみせる

祖国を滅ぼされた主人公
似た者同士のヒロインと
共に復讐に動き出す――
国を内部から食い破ろうと企む反逆劇
能力やら状況やらは若干
雑さが出ていたかも
でも読ませる力はそれなりに
あるんじゃないかな~
惜しいけれど意欲は感じられました!


今日の甘口!

・流れ
  主人公は王子だったけど、
  その国は滅ぼされちゃったみたいです
  しかも母親は侵略国の皇帝に
  孕ませられて自害とか
  主人公は皇族の末席になったけど
  実質は王位継承権無し・今では
  一つの州の総領事補佐官
  結構苛められながら軍で上を
  目指しているよーです
  全体的に何かのゲームが基盤に
  なってるのか・・・?
・設定
  まぁただ反逆と言っても
  皇族で良い理解者が既にいたり、
  総領事補佐官とゆーそれなりの地位も
  得ていたり、ある程度は
  プラス要因を持った状態でのスタートですね
・進み
  占領された国の元王子で、
  侵略国を転覆させてやる!
  という復讐心を腹で熟成して
  それを実行に移していくという
  流れはなかなか良いのでは
  ただ話が動き出すまでに
  100ページかかっているので
  進みは遅いですねw
・キャラ
  お義兄様を連発する清純な義妹
  でも仮面を外せば・・・!
  裏表を激しくする事で人間味を出す
  って感じになってますねー


今日の辛口!

・設定
  ヒロインが敵奇襲の弾道ミサイル
  を防いだため戦功を挙げた、
  英傑だと書いてるんだけど、
  冷静に見るとそれだけでは
  あんまり戦功や英傑にならない気がする
  冒頭でもっと派手な戦功を
  挙げてる皇女がいたから余計に
  そう見えてしまうんだろね
・設定2
  異能の設定には雑さもある
  対象に自分を乗り移らせる想調
  ってやつなんだけど、
  キスが起動条件てのが変
  それから、人に乗り移った上で
  ロボット兵器にも乗り移る、
  しかもヒロインと主人公で
  体の任意の部分を別々に
  動かすとかイマイチしっくりこない
  この手の設定は話を成立させる
  ために無理に仕様を決定している
  感じが出てしまうと若干冷めるね
  設定回りに説得力を持たせ、
  話の逆転の繰り返しも更に
  演出ができるようになると
  読み応えが増すのではないでしょーかっ
  順調に育つ事を期待します!


以上、
順調に育ってほしい?!
反逆劇モノでした!


1 件のコメント:

  1. 【選評スコープ!】
    選評を見てみると、
    ストーリーがよく練られている、
    経験と技術力の蓄積を感じる、
    ただアクが強い、クセが強い、
    といった感じでした!

    ★ 選評 ★

    まぁアクやクセは強くて良いかと
    印象に残らないよりはね
    まだ始まったばかりだ的な
    終わり方が気になってしまったんだけど、
    それは改稿でそうなったのかな?
    ともあれ、
    次どんな展開になるのか楽しみです
    頑張って下さいね~!

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