僕と姉妹と幽霊の約束 ７個星です！！

タイトル　：　僕と姉妹と幽霊の約束
賞種　　　：　第２回『このライトノベルがすごい！』大賞・優秀賞
出版　　　：　このライトノベルがすごい!文庫
著者　　　：　喜多 南
イラスト　：　みよしの


今日のインプレダクションはコレ！
ドタバタラブ学園モノです！


評価は
★★★★★★★☆☆☆
７個星です！！


少年は選択する

学校で会った幽霊少女
彼女の心残りを叶えるために――
女性視点な感じの青春ストーリー
キャラ造形は作者の好き嫌いが
はっきりしている気がしますねｗ
最後は個人的には残酷な気がしました
友情と愛情を考えさせられますねー


今日の甘口！

・キャラ
　　各種取り揃えてあった感じですね
　　ほんわか姉、ツンデレ姉、小動物系妹、女王様系ヒロイン
　　それから主人公は
　　女心をくすぐるいじられイケメン、
　　他に登場する男子もイケメンという徹底ぶり
　　・・・女性作者全開な感じの造形だねｗ
・描写
　　時折心の均衡を薄氷と表現したり
　　例えが上手いところがあった！
　　大抵女作者の方が文章上手い気がするんだよね
・メッセージ
　　面白いというか、
　　残酷な現実って感じもしたかなーｗ
　　親友志郎と紫音は幼馴染で
　　いつも寄り添って生きてきた
　　でも後から出会った主人公クロは
　　紫音を好きになってしまい、
　　最終的には紫音は
　　志郎でなくクロを選んでしまう
　　クロも志郎に遠慮していたが、
　　最後にはそれを差し置いて
　　自分の気持ちを優先してしまう、というもの
　　これは志郎の十数年は何だったんだろねー
　　という感じで
　　友情よりも・・・という所がなかなか考えさせられます
　　自分がどうしたいかが大事、
　　という小説は山ほどあるんだけど
　　これは結構パンチのあるメッセージですね


今日の辛口！

・設定
　　読み進めていくと
　　幽霊に関して後付けの設定
　　のような雑な感じがあったかな
　　強く念じれば一瞬何かに
　　触れられるとか、
　　それをしていると消耗するとか
　　親友志郎は自分が死んでいる事に
　　気付いていなくて同じ幽霊の紫音が
　　見えないとかね
　　設定詰める所を強化して
　　いくと良いかも～！


以上、
女性視点、な？！
ドタバタラブ学園モノでした！