2014年1月29日水曜日

カクリヨの短い歌 8個星です!!

タイトル : カクリヨの短い歌
賞種   : 第7回小学館ライトノベル大賞・大賞
出版   : ガガガ文庫
著者   : 大桑 八代
イラスト : pomodorosa


今日のインプレダクションはコレ!
和風ファンタジー作品です!


評価は
★★★★★★★★☆☆
8個星です!!


つまり、保留

魔法のような力を持つ歌
それを全て持つ家には来客がある
敵意を持つ来客が――
のんびりとした時代を感じさせる
世界観と歌、五七五七七や
それ以上に長い歌と相まって
独特の空気が味わえると思います
決闘というかバトル要素は
ちょっとミスマッチですがw


今日の甘口!

・雰囲気で引き込まれる
  表紙、歌、時代を感じさせる
  世界観で雰囲気は凄くイイです!
・力持つ歌
  歌で魔法のような現象が起きる
  というのは良いと思う
  呪文の詠唱、日本版といった感じ
・筆力
  筆力自体に問題は無いと思う
  言葉とかも世界観にマッチしてる
  死をためらいなく描写するのは
  肝が据わってるなと思う


今日の辛口!

・キャラがうーん・・・
  怪力幼女が完全に浮いてる
  こういうキャラを好む読者を
  取り込むためにとってつけた
  ような感じがちょっとね
  怪力というのも歌というアイデア
  と噛み合ってない
・設定
  歌を詠むという時間のかかる動作
  とスピード感を要求されるバトル
  は組み合わせが難しいと感じる
  それからこれだけの家柄だと
  既にもっと大規模な闘争が行われ
  ていて然るべきように感じられて
  歌が重要視されてるのかされて
  ないのかが微妙だった
  設定面で惜しいので、
  作品に調和した設定やら展開
  を頑張って磨いていきましょ~!


以上、
雰囲気が良く、設定などが惜しい?!
和風ファンタジー作品でした!


1 件のコメント:

  1. 【選評スコープ!】
    審査員講評を見てみると、
    個性的、和歌を使う設定良し、
    ただ、和歌が添え物になってしまっている、
    といった感じでした!

    ★ 審査員講評 ★
    (投稿時タイトルは『祝園の短い歌』)

    ガガガ文庫でもこういった
    真面目な作品が受賞
    しているのですね!

    ぜひこういった路線の作品を
    ばんばん採用してほしいです!

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