2014年1月25日土曜日

《コラム》ギンレイの【考察しちゃうぞ!】好物とターゲット

『好物とターゲット』


あ、長いので適度に休憩挟みながら
読んで下さい


【序章】

その作品が好物かどうか、
によってその作品に向けられる目が
甘いものになるか厳しいものになるか変わる
こういう事に気付きました
語弊を避けると、変わりやすい、ということ

何故ならば、
人の趣味趣向を反映しているから

趣味趣向は『生理的に』という表現に近いです
時の変遷につれてこれも変遷していくと思うけど

作品に向ける目というものを、
段階的な見方にすると
題名、あらすじ、内容
またはあとがきの後内容、とか
そういう段階的な見方は
この場では掘り下げないとして、
内容にスポットを当てていきましょう


【一章】

例えば、キャラ重視である場合
好物に当てはまった時、
目で追うのもキャラが中心となります
よってキャラから離れた部分の
展開や構成、設定もろもろはぼやける
人間の視界もおんなじ、
視界で捉えた中心点ははっきりと見え、
外側はぼやけているでしょう?
それと同じです
だからぼやけている部分は
特に気にならず、
ここがおかしいとかいう話にはならないのです

逆に好物に当てはまらなかった時
ここで視界の動きはこうなります
目でキャラを追っても満足できない、
というか集中できない、
と言った方が良いかな
そうすると、今までぼやけていた部分、
キャラから離れた部分の
展開や構成、設定もろもろに
目が行くようになるんです・・・!
さらに、既に不満な状態に
なっているので、視界の中心に
収めてじっくりと
展開や構成、設定とかを見ると
粗が目につくように!
だから、好物でなかった時は、
好物であった時にはぼやけて
特に気になっていなかったところ
に対して、ここがおかしいとか
あそこが変、という話になるんです!

再度語弊を避けるならば、
これらもなりやすい、傾向がある、
ということです
その時の気分とか、
好物自体が変遷を迎えたり、
なんて要因によっても変わったりしますしね

キャラ重視という言葉を
緻密な設定重視、とか
他の言葉に置き換えても
似ているのではないかとー!


【二章】

で、ここからはそれを踏まえてのことです

物書きで生活したい、
と思った時に
ターゲットを明確にする
というのは一つの有効な手段です

上述した知識を頭に入れておくと、
読者の視界に訴える事が
できるようになります
はっきり見えるところと
ぼやけるところがある、
というだけでも
紙面を何に割くか、
という取捨選択に役立ちますよね?

力の入れどころ、
力加減が分かるわけです・・・!

いやぁでも力加減って難しくない?
と思った場合、
具体的な方法も一つあります
読書感想文の収集です

感想を眺めていれば、
好物としてうまく視界を捉えること
ができている作品が
見えてくると思います
その作品を教科書として
技術を吸収すれば良いのです!

特に、殆どのレーベルでは編集者は
『そのヒロインに萌えるか?』
『そのヒロインはどれくらい売れそう(と思う)か?』
という点でしか見ません
内容とか筆力はほぼ見ません(見れない、とも言える)
そこら辺は
選考が三次とかそれ以降に
進んでいって初めて見られる、
というくらいです
これをうまく突いていくと、
投稿成績も良くなりそうですよね!

ただ、これに当てはまらない
レーベルもあります
巨頭の場合は
編集者の段階から筆力まで見られます
このラノの場合まだ層が薄く
筆力見る段階までいってません、
一芸入試みたいなイメージ


以上、
暗号少女が解読できない(集英社スーパーダッシュ文庫)
を読んでみて気付いたことです

好物と視界、というところから最後は
視界を捉える、というところまで
発展させてお話させていただきました!

ご清聴ありがとうございました!


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