2015年9月17日木曜日

《番外編》安保法案と『戦争』という言葉

今日は
『戦争』という言葉
にまつわる話をしようと
思います


■声

国会前では『戦争反対』
の声が上がって
いますね

それに対しネット上では
こんな書き込みが
見られます

『自衛の戦争もしないのか!』
こんな感じのものです

ですが、
こうした書き込みには
違和感を覚えます

それはどんなところかというと・・・


■位置付け

我が国の自衛隊ですが
『自衛の措置は戦争ではない』
『自衛隊は戦力ではない』
こうした位置付け
によって
成立させている
のではなかったでしょうか

憲法9条では戦争も
戦力の保持もNG
しています

よって
『自衛の戦争』
は存在しない
ということになっている
のだと思われます

現代で『戦争反対』と言えば
『侵略戦争を反対している』
と見るのが
一般的ではないでしょうか

このため
『侵略戦争を反対』という声
に対して
『自衛の戦争もしないのか!』
という書き込みは
ちょっと的外れ
になっているんですね


■曖昧

でも『戦争反対』の声
の中には
自衛の措置も含めて、
という人もいるかもしれません

それから
『自衛の戦争もしないのか!』
という人は
侵略戦争と自衛の措置も
区別がついていないのかもしれません

わたし達の中で
かなり曖昧なまま
『戦争』という言葉が
使われてしまって
いるのではないでしょうか


■終わりに

もう少し国の中で
『戦争』という言葉について
共通認識が持てるように
話し合っていくことも
今後の課題かもしれませんね

明確に意味を分けるために
こんな風にしても
良いかもしれません

・侵略戦争=米国のやっているような他国への侵攻
・自衛の戦争=攻撃は受けたけど撃退だけでなく他国まで侵攻
・自衛の措置=攻撃を受けたが、自国からの撃退のみに留める

ちなみに
安保法案は
米国の運び屋や弾薬の提供、
米艦防護などを行うので
もろに侵略戦争の支援=『戦争法案』
となります
政府は戦争法案じゃない
という嘘の説明をするのは
もうやめた方が
良いですね


ではまた!


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