2017年4月15日土曜日

世界から猫が消えたなら  読みました!!

タイトル : 世界から猫が消えたなら
賞種   : ―
出版   : 小学館文庫
著者   : 川村 元気
イラスト : ―


今日のインプレダクションはコレ!
現代ドラマ作品です!


喪うのか得るのか

世界から○○が消えたなら
そんな数日を体験して――
ちょっとだけ不思議な現代ドラマ
それなりに良かった
題名から想像していたのは
別のお話だったけど、
ちょっと不思議な体験が
できました
余命が少ないと判明すると、
何だかんだで時間の密度が
濃くなるのかもしれません
何かを受け入れるまでの紆余曲折は
その人を成長させるのに必要なのかも
しれませんね


今日の甘口!

・流れ
  ずっと続いていた頭痛は
  脳腫瘍で、
  余命いくばくもなくなってしまった
  そんな時、
  自分の部屋に悪魔がやってくる
  世界から何か1つ消します、
  そうすればあなたの余命が1日伸びます
  そんな取引を持ち掛けてくる
  沢山のものを消せばそれだけ命が伸びるという
  誘惑が目の前に・・・という流れ
・テイスト
  章構成も『○○が消えたなら』
  という題名で何かが消えたら
  どうなったどう感じた、
  と展開していきます
  基本的に過去回想です
・キャラ
  【僕】
  主人公男性
  郵便配達員
  【悪魔】
  世界から何かを消すことができる悪魔
  主人公と同じ顔をしている
・表現
  基本的に過去を振り返るばかりなのですが、
  過去話はキャラクターを印象付ける
  という面では大きく作用します
  書き手の人はどこでカットインさせるかとか
  手法が学べるのではないでしょうか


今日の辛口!

・全体
  色々と考える場面が多く
  硬くなりがちなところを
  軽妙にまとめ上げたのは
  良いと思います
  ただもうちょっと深い思考が
  1つでもあればもっと良かったかなw


以上、
余命どうしますか、な?!
現代ドラマ作品でした!


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