2015年10月30日金曜日

《番外編》お金の流れを意識しよう

今日はお金の
流れについて
お話しようと思います


■ニュース

今日のニュースで
こんなものがありました


→『本が売れぬのは図書館のせい? 新刊貸し出し「待った」
 (朝日新聞)


本が売れないのは
図書館のせい
だと主張している
人達がいるということです


■疑問

わたしからすれば
これは甚だ疑問
と言わざるをえません

では何故図書館で借りる
だけで済ます人がいるのか?
何故古本屋で購入して
済ます人がいるのか?

単純な話です

『新刊を購入すれば済む話』
という余裕が
庶民に無いからです

みんなが趣味に回す資金を
潤沢に持っていれば
『新刊を購入すれば済む話』
になるので
古本屋や図書館に
頼る必要がありませんよね

生活苦しいのに
趣味に潤沢に資金を回すのは
よほどのヘビーユーザー
(生活の質を落として浮いた分を趣味に回す人)
もしくは
経済感覚の弱い人
(お金を得るとあるだけ使ってしまうタイプ)
くらいです


■お金の話

ただ、一方で
これも伝えておきたい
と思います

お金の流れというのは
常に意識することが
重要と言えます

旅行について例え話をします

新幹線のツアー旅行
があるとしましょう
1泊2日で12000円くらいです

一方で、
そのツアーの宿の
ホームページを見てみましょう
だいたい宿泊食事付きで
8000円~10000円くらいで
掲載されています
これには交通費が含まれません

ツアー旅行と
宿を単体で予約するのとで
2000円~4000円しか
差がありません
ですが新幹線の往復料金は
2000円~4000円で収まる
ハズがありません

これはどういうことでしょうか?


■お金の流れ

その通りです、
ツアー旅行では
宿の取り分が減らされているのです

わたしは最初に
お金の流れと言いました

ツアー旅行の方が
安くお得に楽しめます

ですがこちらが得をした分
宿が損をする仕組みなのです

宿は薄利多売を強いられますが
このご時世で昔のような
来場人数は望めません

結果として宿の経営が苦しくなり
閉館せざるをえなくなります

『安い、お得』は
目先の喜びを与えてくれますが
そのために宿が閉館
してしまっては不都合となって
自分に返ってくるのです

一方で宿を直接予約し
交通は別途何とかすれば
こちらのかかる費用は
高くなりますが
宿泊費の満額が宿の取り分となります

これは頭の片隅に
覚えておいて下さい

だからといって
ツアー旅行をやめろということではなく
自分の収入に合わせて
少し余裕が出てきた場合は
宿の存続に寄与する方法で
旅行をするという
心掛けも重要だよということです


■根本問題

旅行の話をしましたが
本の業界にもある程度
関係している話です

古本を購入しても
業界は潤わないので
余裕が出てきた人は
なるべく新品を
購入してあげて下さい

それと同時に
みんなが古本や図書館で
済まそうとするのは
何が原因かという
根本問題に
目を向ける時が来ていると思います


■終わりに

格差を広げるような
政治を許していて良いのか?

これを掘り下げると
政治の話になってしまうので
やめておきますが、
本の業界に関わっていて
格差政策を進める政党を支持
していたら自分の首を
締める結果になる
というのは
意識しておいた方が良いでしょう
(元手が無けりゃ
 本だって他のものだって
 買い控えるのは当たり前の話です)


ではまた!


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