2015年10月18日日曜日

《政治・社会》国防は軍事の上の階層に外交がある

今回は国防について
話したいと思います

我が国では
『国防=軍事』しか
思いつかない人が
大半を占めております

これは意図的に
情報がシャットアウト
されているからでは
ないでしょうか


■大原則

まず大原則として、
軍事というものは
外交の敗北が
前提になっております

軍事行動というのは
『他に手段がないこと』
という条件が
自衛隊の自衛の措置だって
明記されています
(憲法上自衛の措置は
 軍事行動ではないという
 位置付けでしょうが
 ここでは実質的には
 軍事行動である、とします)

さて巷では
『外交で解決なんてお花畑だ!』
と過激な主張をする人が
少なくありません

そこで、
わたしは『外交で解決したケース』
を探して紹介していく
ことが重要なのではないか
と思いました

みなさんはパッと
思いつくケース、
ありますか?


■実績

わたしがパッと
思いついたのは
『尖閣諸島問題の棚上げ』
です

我が国では過去
中国と外交によって
尖閣諸島問題を
解決した実績があります

『外交では解決できないというのは嘘』
なのです

それについて
検索してみました


■国会

1979/5/30
衆議院外務委員会において
園田外務大臣の答弁で
尖閣諸島問題の
棚上げを遠回しに
認めました


→『だから尖閣問題で中国と棚上げ合意をしたなんてことは、国会でも答弁されているんだってば
 (『ライプツィヒの夏』というブログ)


国会のデータバンクにもあります

→『第13号 昭和54年5月30日
 (国会会議録検索システム)


※国会のデータバンクだと
 質疑が全て文字起こしされているので
 膨大です
 『少し長くなりますけれども』
 で文字列検索すればすぐ見付かるでしょう


こういうことがあっても
政府や官僚は
表向きは棚上げの事実は無いと
主張していますが、
厳然としてそうした
事実は確認されているわけです


■終わりに

国防というのは
軍事の上の階層に外交が存在します
外交で軍事行動に
シフトしないように
周辺国とうまく
やっていくのです

外交では解決できない
などというデマ
吹聴する者がいれば
尖閣諸島問題を
教えてあげましょう


ではまた!


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