2015年4月25日土曜日

今宵、喫茶店メリエスで上映会を  読みました!!

タイトル : 今宵、喫茶店メリエスで上映会を
賞種   : ―
出版   : 角川文庫
著者   : 山田 彩人
イラスト : ―


今日のインプレダクションは一般文芸のコレ!
日常系作品です!


再生と再建

昔過ごした町にやってきたら、
シャッター通りになっていて――
ちょっとした謎もある日常系
それなりに良かった
店を閉める前に最後の映画の上映会を、
という話から始まり
町の人間模様やそれぞれの
抱えている問題で
物語を転がしていきます
謎部分はオマケみたいなものなのかな
パワフルな女性が主人公
というのが印象的
名作を上映する喫茶店というのは
お洒落な感じがして良いですね
映画を全身で感じ取り、経験する
という映画の見方を語るところでは
世界が広がる思いがしました


今日の甘口!

・流れ
  叔母が急逝し、その遺品整理に
  訪れた女性
  会社を辞めて時間があったため、
  叔母の家でしばらく暮らしながら
  遺品整理を行うことにした
  過去叔母の住む町で一年ほど
  過ごした経験があるが、
  その時の記憶は美しい思い出だ
  でも今回やってきたら、
  シャッター通りのある寂れた町になっていた
  喫茶店『メリエス』はシャッター通りの
  中にあり、そこももう店を閉めようとしていた
  女性はそれをもったいないと思い、
  せめて店を閉める前に
  映画の上映会をしないかと持ちかける・・・という流れ
・テイスト
  日常の穏やかな時間の流れ
  プラスちょっとした謎、
  という形式です
  文字数が多いけど
  割と読みやすい気もしました
  キャラの特徴付けも一般にしては
  濃いキャラもいますので
  ラノベから一般へステップアップ
  するには丁度いい塩梅かもしれませんね
・キャラ
  【貴島 亜樹】は主人公女性
  叔母の遺品整理に来た
  割とガンガンいこうぜタイプ
  【野川 櫂司】は喫茶店『メリエス』店主
  事故で車椅子生活になり、
  気力を失い店を続ける意欲がない
  【佐藤 羽紗】はカレー屋の孫娘
  一人になりたいタイプ
  祖父から教わり絶品カレーが作れる

  ・・・などなど多数
・気に入った言葉
  やはり作品はそれを鑑賞する年齢や状況によって
  違って見えてくるもののようだ


今日の辛口!

・収束
  まあページ数の関係上
  仕方無いんだけど、
  ちょっとした謎というのが
  収束の時あっさりしすぎ
  感じもしたかなw
  だからあくまで『ちょっとした』謎である
  というつもりで読むと
  いいかもしれません
  メインは喫茶店とそこで
  生活する人々ですね


以上、
上映会をしよう、な?!
日常系作品でした!


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