2015年7月24日金曜日

《番外編》データは高度な危険性を孕んでいる!

データを用いた解説って
説得力があるように
感じられますよね

しかし、
データというのは
見方によって意味が
変わってくるというのは
ご存知でしょうか?

本日はデータの見せ方を
色々紹介することで
その危険性を暴いていきたいと思いますので
よろしくお願いします!


■スクランブル

安保の必要性を訴える説明で、
空自のスクランブル発進が
増加してきているから
中国が脅威である
とデータを掲載している
場合があります

2014年 943回(うち中国464回)
2013年 810回(うち中国415回)
2012年 567回(うち中国306回)
2011年 425回(うち中国156回)
2010年 386回(うち中国96回)
2009年 299回(うち中国38回)
2008年 237回(うち中国31回)

はい、こういうデータを
この説明で行えば
『おお中国が脅威だ!』みたいに
見せることができますね

でもこれにはカラクリがあるのです!


■データは見せ方による

まず1つ目ですが、
2014年のデータは
1位は中国でなくロシアの473回です
そもそもスクランブル発進の回数が
脅威度とどう関係しているのかも不明ですが、
仮にそうであるならば
『ロシアが脅威だ!』と
何故言わないのでしょうね?

もう1つですが、
各データに内閣を当てはめてみましょう

2014年 943回(うち中国464回)安倍
2013年 810回(うち中国415回)安倍
2012年 567回(うち中国306回)野田・安倍
2011年 425回(うち中国156回)菅・野田
2010年 386回(うち中国96回)鳩山・菅
2009年 299回(うち中国38回)麻生・鳩山
2008年 237回(うち中国31回)福田・麻生

この表を見た場合
『安倍内閣が原因なんじゃないの?』
という見方ができるのですが
どういうことなんでしょうね?
そうすると
『脅威はむしろ安倍内閣』
となってしまうのですがw


■終わりに・・・データの危険性

このように、
データというものは
見せ方によってイメージが
変わるということが
お分かりいただけたでしょうか?

自分の主張に合わせて
自分の主張に沿ったデータだけを見せる
などという手法は
割と頻繁に使われていますので
『このデータだから中国が脅威だ!』
みたいな説明を鵜呑みにしてしまうのは
非常に危険です

むしろそうした過激な主張を
展開している場合は
怪しいので疑ってかかりましょう



ではまた!


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