2022年1月2日日曜日

オリエント急行の殺人  読みました!!

タイトル : オリエント急行の殺人

賞種   : -

出版   : ハヤカワ文庫

著者   : アガサ・クリスティー

イラスト : -



今日のインプレダクションはコレ!

ミステリー作品です!




幕引きの方法


普段は空きがあるオリエント急行が満室で、

雪で立ち往生したところに事件が起こる――

鉄道のミステリー。

なかなか楽しめました。

そう来たかと思わされるも、

よくよく考えてみればこれは随分と昔に書かれた作品で

そこにも驚かされる結果となりました。

丹念に積み重ねていく事情聴取、

僅かに垣間見える綻び、

最後に芋づる式に釣りあげていく展開、

それは上質な織物が出来上がっていくのを見ているようでした。

終わり方に粋を見ました。



今日の甘口!


・流れ

  探偵ポアロはオリエント急行に乗る。

  そこで殺人事件が起きたため、

  急遽犯人が誰なのか推理することに・・・という流れ

・テイスト

  ミステリーです。

・キャラ

  【エルキュール・ポアロ】

  探偵。

  独特のマイペースで

  相手によって接し方を変える。

  【ブーク】

  鉄道会社の重役。

  列車の手配など色々ポアロを優遇してくれる。

  推理では先走り役。

  【メアリ・デブナム】

  家庭教師の女性。

  冷静で本音を表に出さない。

・秀逸な幕引き

  これは日本では見たことの無い幕引きでした。

  日本の場合はこうしてはいけないみたいな固定観念に囚われていて、

  なかなかこういう終わり方ができないのかもしれません。

  とはいえ、本作は多方面に影響を与えたはずで、

  日本でも古い作品ならば見当たるのかも?



今日の辛口!


・全体

  編み方がさらりとしていて、

  それでいて上手く編み上がっていると感じます。

  ただちょっと情報の提示が遅いかな。



以上、

列車内で起きた、な?!

ミステリー作品でした!


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