2020年10月11日日曜日

マスカレード・ホテル  読みました!!

 タイトル : マスカレード・ホテル

賞種   : -

出版   : 集英社文庫

著者   : 東野 圭吾

イラスト : -



今日のインプレダクションはコレ!

ミステリモノです!



大勢が出入りする場所


一流ホテルが事件の舞台になる情報を掴み、

警察が従業員に紛れ込み解決を図るが――

ドラマ的なミステリ

厳しかったです。

確かこれは映画化されたやつだということで

手に取りました。

不要な要素と雑な紡ぎ方でちょっとこれはないよなあ、

というのが最初に襲ってきた印象。

ブランド物のバッグとして札が付いているけど

よく見るとズレや歪みや破れがあるのを見付けてしまった感じでした。



今日の甘口!


・流れ

  バリバリ働く一流ホテルの従業員女性に

  意外な指令が降りかかる。

  警察の男性を従業員の格好をさせてフロントに置いてほしいとのこと。

  どうやら連続殺人事件の次の現場が女性の働くホテルになるらしく、

  警察が潜入することになったとか。

  そこから従業員女性が警察官男性の面倒を見ることになり・・・という流れ

・テイスト

  男女の出会いの演出、

  ホテル来訪者のドラマ、

  それからミステリという感じです。

・キャラ

  【山岸 尚美】

  ホテル従業員。

  気が強く厳しい。

  【新田 浩介】

  警視庁の刑事。

  若い傲慢さがありこちらも気が強い。

・舞台選び

  宿泊施設ということで不特定多数の人が訪れる必然性があり、

  エピソードが作りやすいという利点がありますね。



今日の辛口!


・全体

  最初の、男女の出会いの演出が酷い。

  状況はこうだから仕方無いよねーという追い込み方をしていますが、

  その追い込み方がとても雑です。

  男女の出会い時点ではいがみ合っていてーというのも、

  とても一般文芸のレベルではないです。

  クラシックの演奏中に紛れ込んだ雑音、

  咳払いしたくなる感じでした。



以上、

一流ホテル、な?!

ミステリモノでした!


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。