2020年1月26日日曜日

つるぎのかなた  10個星です!!

タイトル : つるぎのかなた
賞種   : 第25回電撃小説大賞・金賞
出版   : 電撃文庫
著者   : 渋谷 瑞也
イラスト : 伊藤 宗一


今日のインプレダクションはコレ!
青春作品です!


評価は
★★★★★★★★★★
10個星です!!


探し求めていたもの

転校生はすぐ部活に勧誘される
そこは剣道部で――
1度捨てた青春を拾いに行く部活モノ。
かなり楽しめました!
電撃文庫で出ているので
途中からファンタジーに変わるのかなあ
なんて予想もしてましたが、
最初から最後まで部活してましたね~。
最高の1戦に辿り着くためだけに
書き込みに書き込んだ、
入魂の1作です。


今日の甘口!

・流れ
  転校生男子は、
  すぐ剣道部に勧誘される。
  剣道・・・それは転校生にとって
  聞き慣れた単語だった。
  最初は入部を渋るが・・・という流れ
・テイスト
  1度捨ててしまったものは
  もう拾いたくない。
  それに、もう満足できるような
  敵がいないんだけど、という
  ある意味俺TUEEE系です。
・キャラ
  【水上 悠】転校生男子
  普通に振る舞おうとするが
  時々物足りなさが出る
  【乾 快晴】現剣道チャンピオン
  一見穏やかな感じがあるが
  剣道になるとエリート意識が高くなる
・この1戦を描きたいんだ! が良い
  男子同士のライバルで
  そのアツき1戦を描きたい!
  この情熱で1作を作り上げていく
  のは読み手としても熱意が
  伝わってきて良いですね。


今日の辛口!

・全体
  何で電撃文庫で出したんだろう?
  メディアワークス文庫じゃないんだろう?
  という疑問多し。
  選評を見ましたが、
  どの委員も荒削りであることを挙げているので
  大人に読ませるには厳しいと判断したのでしょうか。

  でも大賞が該当作なしってやり方は
  あまり好きではありません。
  賞を開催したのなら「その中での大賞」
  として必ず決めるべきだと思います。

  大賞賞金がいくらと募集時に謳っているため、
  その賞金を出さないなら誇大広告にあたるのではないかと思うのですが。

  ・・・と、それは本作への辛口じゃなかったですね。
  本作は、恋愛要素とかはもう
  思い切って省いても良かった
  かもしれません。


以上、
アツき1戦、な?!
青春作品でした!

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