賞種 ： 第20回電撃小説大賞・最終選考落選作
出版 ： メディアワークス文庫
著者 ： 尾嵜橘音
イラスト ： ―
今日のインプレダクションはコレ！
ファンタジー作品です！
評価は
★★★★★★★★★☆
９個星です！！
魂に応えて
立ち寄った村では掛軸を
巡って奇妙な現象があり――
絵を扱ったファンタジー
かなり良かった！
やや時代掛かった色彩と
現代風な感性とが
混ぜ合わさった不思議な
感触の文章です
事件の解決を見ると
実はそこにファンタジーを
介在させずミステリ的な
轍を刻んでいますね
最初の事件では爽やかな締めが
心地良かったです
今日の甘口！
・流れ
絵描きの学生はどこかに
泊めてもらってはそこの家の
飾るための絵を描いて
差し出し、
そしてまた別の家に行っては
同じことを繰り返して
生活していた
ある時泊めてもらった家では
妙な噂を耳にする
村娘が描かれた掛軸があるが、
そこから絵が飛び出し村中で
目撃されているというのだ
怪異現象に見えるが・・・という流れ
・テイスト
昔の日本を舞台に
訪れた先で事件に遭遇し
解決していく感じですかね
・キャラ
【和豊】
学生画家であり
描いた絵を具現化できる《絵魂術》の使い手
これと決めたこと以外には無関心
【サナ】
和豊と行動を共にする童女
思い立ったらすぐ行動する
【和成】
学生帽の姿をしているけど喋る
今日の辛口！
・全体
これは無理にファンタジーを
入れる必要があったのか？
という疑問もちょっとあったかなｗ
まあ入れないとできない
芸も組み込んであるけど・・・
以上、
怪異現象に見えるが・・・、な？！
ファンタジー作品でした！
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