賞種 : ―
出版 : 電撃文庫
著者 : 九岡望
イラスト : 枕狐
今日のインプレダクションはコレ!
バトルファンタジー作品です!
評価は
★★★★★★★★★★
10個星です!!
血と鋼と
刀がいまだ大きなウェイトを
占めている世界で―ー
刀のバトルファンタジー
凄く良かった!
今バトルを存分に堪能できる
作品というのはほぼ見かけませんので
しっかりバトルに重きを置いている
というのが◎ですね
名刀と妖刀の馴染みやすい構図で
その中でキャラクターの抱える執念が
ぶつかり合います
今日の甘口!
・流れ
2019年では刀による事件が
散見されるようになっていた
銘刀も何かをきっかけに【妖刀】となり
使い手を支配して人斬りにしてしまう
そんな事件を専門に扱う機関も存在し、
主人公はその機関の一員だった
【妖刀】使いには剣士が決着をつけるのだが、
その前段として犯人の居所を突き止めたり
警察と連携を図ったりする役目の【刃走】
というのが主人公
因縁のある【妖刀】と出会うため
この仕事を続けていると、
ある日重要な任務を任される
それは剣術の名家の当主の警護というもので・・・という流れ
・テイスト
名刀vs妖刀のバトルです
妖刀と言っても元は名刀ということで
実質名刀同士ですかね~
各種名刀が出てきて中二心満載ですよw
・キャラ
【方助】は主人公少年
剣術はできないが体術はできる
銘刀マニア
【鳴】
剣術の名家の当主
天然(人里離れた山奥で育ったため)ヒロイン
・技術
現代では「可愛くて自分より下だと思える」
というのが特定層の求めるヒロインですが、
本作ではヒロインがバトルになると
名家の当主として超強い力を発揮するわけです
そこで「普段は弱々しい」という設定を設けて
「強いヒロインだけれども読者には弱さを訴えかける」
ことに成功して流行りに上手く載せています
こういう設定作りが技巧派ですね~
今日の辛口!
・全体
日常パートが現代の流行りを
追った形にはなっているのですが、
ちょおっと刀のバトルと調和していない
感じもしたかなw
以上、
名刀が出てくる、な?!
バトルファンタジー作品でした!
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