賞種 ： ―
出版 ： MF文庫J
著者 ： 相沢 沙呼
イラスト ： so-bin
今日のインプレダクションはコレ！
純ファンタジー作品です！
評価は
★★★★★★★★★★
１０個星です！！
緑陽亭にようこそ
魔術師になるのを諦めて
冒険者を目指すが――
臨場感豊かなファンタジー
凄く良かった！
導入が非常に巧みで思わず
読み込んでしまいました
ファンタジーの世界、
そして生活感が想像の中で
広がっていきます
抑圧の中にあり歯を食いしばるけれども
それでも微かな希望を見出そうとしている
姿が良いですね
色々な素材がうまく調和し
非常に満足感の高い一冊でした
今日の甘口！
・流れ
魔術学院に通っていたが
適性が無く落ち零れてしまっている
少年がいた
少年は仕方なく学院を退学し、
冒険者を目指すことにする
しかし冒険者の酒場に行っても
相手にしてもらえず、
剣の腕でもやっていけそうになかった
そんな中、
半妖の娘が冒険者の酒場にやってきて
冒険者達に姉を捜してくれと
懇願する
お金が無い上に半妖だと冒険者達からは
全く受けてもらえないようだった
それを見て少年は半妖の娘の依頼を
受けてやることにして・・・という流れ
・テイスト
成り行きで助けることになったヒロインと
歩んでいくボーイミーツガール
情景描写も巧みながら
キャラクターの特徴付けも
しっかりしていますよ
・キャラ
【ジゼル】
主人公少年
魔術に適性が無く冒険者を
目指すことにした
【アルミラージ】
黒髪のヒロイン
暗殺者然としていて
淡々としている
かなり冷めた考え方をする
・多彩
それぞれのキャラクター達の
境遇を時に衝突させ時に同調させる
そうして様々な色でキャンバスを彩色していく
感覚を得ました
「キャラクターにどういう色を持たせるか」
これが重要なのかもしれませんね～
今日の辛口！
・全体
突っ込みたいところは
特にありませんでした！
今後も楽しみです
以上、
冒険者の酒場に行ったけど、な？！
純ファンタジー作品でした！
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