今日もまた経営について
別の側面から
アプローチしていきます
今回は会社が
肥満になっていく様子
を取り上げてみましょう
■経営陣
会社の肥満とはなんぞや
と思うでしょう
それには
役員という存在について
説明が必要です
従業員として働いていると
経営陣がどうなっているか
などというのは
あまり意識しないものであります
しかしそれはとても重要な
ことなのです
■気付いていますか?
会社が長く続いていくと
だんだん役員が増えていきます
それは下から上がってきた
人達だけではありません
天下りによる役員です
→『年収1000万円を軽く超える天下りの実態』
(HOW MATCH)
→『警察天下りを受け入れるダメ企業393社リスト』
(My News Japan)
※2008年記事でやや古いので
今でもそうかは分からないですが
雰囲気を掴むために紹介
天下りは官僚なんかもありますが
民間同士もそれに相当する
ものがあります
よく見てみれば中小企業でも
割とそういう存在が
いたりするものですが
気付いているでしょうか?
■大きな弊害
さて天下りの役員には
大きな弊害が伴います
理由は簡単です
働かない高収入の人間を
会社で養わなければならないのです
これが会社の肥満です
働かない高収入の人間という贅肉を
抱えて経営していかねばなりません
しかし会社の利益は決まっていますから
分配方法をどうしましょう
ということになります
ここで社長が従業員の給料を
削減してしまおうと
いう風に思考が傾いていくわけですね
経営能力以前に自分が社長に
就任した時には既に会社が肥満状態に
なっているので
そこはある意味同情の余地が
あるにはあります
『もううちの会社では天下りを受け入れません』
『役員の○○さん、辞めてもらえませんかね』
と改革するのは
非常にハードルが高く
『それなら従業員への支払いをカットした方が・・・』
となってしまうわけです
■悪循環
これから起業しようという人には
ぜひ天下りの受け入れに
走らない会社を作って
もらえればと思います
一度受け入れてしまえば
ズブズブの関係になり
やめられなくなるでしょう
おいしい省庁の仕事を随意契約で、
という誘惑があるのかもしれませんが
おいしいのはその時だけです
長期の視点で見れば
既に紹介したように
会社の贅肉にしかならず
そのしわ寄せが従業員へ向いてしまいます
そしてその穴埋めをしようと
更に省庁と関係を深めようという
悪循環に陥ってしまうのです
それは人を不幸にする会社です
ぜひ人を幸せにする会社を作って下さい
■終わりに
まとめます
『会社が長く続いていくと役員が増えていく』
『天下り等の働かない高収入の人間は会社の贅肉である』
『働かない高収入の人間を養うしわ寄せは従業員へ向く(非正規化や低賃金など)』
ではまた!
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