今日は南沙諸島
について
取り上げたいと思います
ネトウヨから何度か
聞いたことがあるのですが
彼らは
『フィリピンは米軍基地を追い出したから中国に島を奪われた』
などという主張をしています
これは
米軍基地の必要性を
訴える理由とすることが
狙いのようです
しかしこれは
本当なのでしょうか?
■wikiにはこう書いてある
フィリピンが中国に奪われた
とされるのは
ミスチーフ礁という所のようです
wikiによると
『1995年2月フィリピン政府は、
前年秋のフィリピン海軍が
モンスーン期でパトロールを
していない時期に、
中国が建造物を構築』
と書いてあります
また
『アメリカは、
クラーク空軍基地から撤収し、
1992年にはスービック海軍基地からも撤収し、
フィリピンにおける
アメリカの軍事的なプレゼンスは、
この時期には著しく低下していた』
と書いてあります
→『ミスチーフ礁』
(wiki)
これだけ見ると
まさに米軍基地の撤収が原因
であるかのように
見えますが、
これには落とし穴が
ありました
■米軍基地の有無は関係が無かったと判明!
まず
『アメリカの軍事的なプレゼンスが低下していた』
ということですが、
中国が建造物を構築したことと
結び付けるような証拠は
提示されていません
また参考文献が
『小谷俊介(国立国会図書館調査及び立法考査局外交防衛課)「南シナ海における中国の海洋進出および「海洋権益」維持活動について(PDF)」』
となっていますが、
『南シナ海における中国の海洋進出』
という言葉は
中国の脅威論者が
好んで使用するものですので、
信憑性が低いと言えるでしょう
更に調べてみると
このミスチーフ礁については
軍事侵攻をしていないようですが、
中国は別の島に対しては
軍事侵攻を行っています
『対ベトナムで
西沙諸島の戦い (1974年)
スプラトリー諸島海戦 (1988年)』
フィリピンから
米軍基地は撤収されているのに
中国はミスチーフ礁には
軍事侵攻しなかったのです
コソ泥的なやり方なら
中国は
米軍基地がある日本の尖閣諸島にも
ちょっかいを出してきていますよね?
ということは、
米軍基地があろうが無かろうが
ちょっかいは出してくるのです
ということは、
ミスチーフ礁については
米軍基地の有無は
関係が無かったということになります
■記事紹介
ミスチーフ礁について
こんな記事もあるので紹介しておきます
→『美济礁/ミスチーフ礁/Mischief Reefに関する若干の情報』
(誰かの妄想・はてな版)
→『フィリピン・ミスチーフ礁と米軍基地問題 -海兵隊がいなくても島は取られないかも- 【短評】』
(もちつけblog(仮)、、、の跡地(はてなダイアリーに移転。))
やはり
『フィリピンは米軍基地を追い出したから中国に島を奪われた』
というのを裏付ける証拠は
どこにも無いようですねw
■終わりに
まとめます
『ネトウヨはフィリピンが米軍基地を追い出したから中国に島を奪われたと主張』
『中国は米軍基地のある日本にもちょっかいを出してきている』
『フィリピンが中国に島を奪われたことに米軍基地は関係が無かった』
ではまた!
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