純喫茶トルンカ 読みました！！

タイトル　：　純喫茶トルンカ
賞種　　　：　―
出版　　　：　徳間文庫
著者　　　：　八木沢 里志
イラスト　：　―


今日のインプレダクションはコレ！
日常系作品です！


トルンカに帰ったら

純喫茶トルンカでは
今日も馥郁たる香りが――
喫茶店の日常系
凄く良かった！
前世で会ったというお話は
振り幅が大きくそして
巧みでした
結末だけ見るとそこまででも
ないのに最初のインパクトに
気を使えばこんなにも味に
深みを出せるんだなと発見です
珈琲と安らぎの一冊！


今日の甘口！

・流れ
　　喫茶店トルンカはあまり
　　人目につかない所にある
　　けど地元の人に愛されている店
　　ある日トルンカに入ってきた
　　女性は男性のバイトを見て
　　『前世で会ったことがある』
　　と言い始める
　　男性バイトは最初気味悪がったが
　　女性が何度も来店する内に
　　少しずつ慣れていき・・・という流れ
　　
　　他、短編集
・テイスト
　　喫茶店モノということで
　　そこに集まる人々の
　　人間模様が展開されます
　　視点は短編ごとに移っていきます
・キャラ
　　【勲】
　　喫茶店トルンカのマスター
　　【雫】
　　マスターの娘
　　【修一】
　　トルンカのバイト男性
　　捻くれ系
　　【千夏】
　　トルンカにふらりとやってきた女性
　　前世で修一に会ったことがあるという
・気に入った言葉
　　どんくさくて仕事を二回も
　　辞めることになり今は
　　三つ目の仕事場、
　　回りに迷惑をかけているけど
　　生活のために頑張らないと
　　いけないという女性を見て
　　主人公は
　　『必死に自分の生活を守ろうと
　　　している彼女は
　　　僕よりもずっと偉いしたくましい』
　　と思います
・忘れてはいけないもの
　　主人公は家庭の事情があり
　　捻くれて育ちましたが
　　頑張っている人を見て
　　ちゃんと偉いと思えるのです
　　これは凄く重要です
　　捻くれてしまうと自己肯定のために
　　他者を何とかして貶めようと
　　してしまいがちです
　　でも頑張っている人を
　　偉いと思える気持ちを
　　忘れないで下さい
　　そうすれば捻くれにもきっと
　　出口が見えてきます


今日の辛口！

・特に無し！
　　突っ込みたいところは
　　特にありませんでした！


以上、
そこに集まる人々の？！
日常系作品でした！