今回の台風19号で分かったこと。
(1) 12時間程度猛烈な雨が続くと河川も水害対策も限界を迎えるということ。
(2) 各種情報は他人のためにも自分のためにもなるということ。
(3) 無駄なツイートが必要な情報を掴みにくくしてしまうこと。
(4) 災害を利用した煽動が行われること。
(1)・・・これだけ大きな災害も、何日も降り続いたものではなく、だいたい半日の雨で引き起こされたものです。
「自然には勝てない」これを再認識しました。
(2)・・・危険が迫っている人達に有効な情報を提供できないか?
そう考え雨雲レーダーや停電状況、水位状況などツイートしました。
それらを見返してみると、自分にも役立ちそうだなと思いました。
被災の可能性がある時にリンク集として使えるからです。
(3)・・・助けを必要としている人が欲しい情報は何か?
わたしがツイッターを見ていてサンプルになりそうだと思ったのは以下2例。
その1「ダムを絵にするとこんな感じだよ体張って避難する時間稼いでくれてるんだよ!」
その2「以前西日本豪雨で緊急放流された動画がこれ。逃げないと死にますよ」
この2つの例はどちらも避難の必要性を喚起するものですが、その1の方は邪魔でしかないと感じました。
避難するかどうか迷っている人は、その2の動画では実際こうなるという想像を喚起することができます。
しかし、その1の方は単なるダムのピーアールにしかなっていないのです。
そして、ダムのピーアールにはリツイートが1000件以上行われていました。
邪魔なツイートが1000個以上流れることにより、必要なツイートが見付かりにくくなります。
災害時には助けを必要としている人が欲しい情報は何かを考え、無駄なツイートやリツイートは控えるのが良いと思いました。
(4)・・・毎度のことですが、災害を悪用して野党叩きをするツイートが出てきます。
八ッ場ダムを挙げて民主党叩きに繋げるツイートがありましたが、八ッ場ダムを中断したのも民主党ですが、再開したのも民主党ですので叩く理由が間違っています。
また、八ッ場ダムの能力を最大限発揮しても河川の水位を15cm程度下げただけという指摘もあります。
こうしたツイートは災害時の不安に付け込み野党のイメージダウンや公共事業のステルスマーケティングをしているものと見られますので、要注意を。
治水を進めても自然は必ずそれを超えてきます。
最後に、災害後に思うことがあります。
台風が過ぎてすぐ、社会が平常運転に戻っていく風景に違和感がありました。
被災した人がいる一方で、自分は日常生活に戻っている。
「こんな時だからこそ被災地に勇気を与えてほしい」みたいな声ばかり紹介される。
でも、「被災した人がいるのにすぐ忘れないでくれ」って人もいるのではないか?
そう思ったので、1週間は静かにしようと決め、先週はブログの更新をやめました。
まあ、気持ちだけでなく具体的な支援をくれという人もいるかもしれませんが。
そうすると、義援金だったり、被災地のものを買ったり、観光に行ったり、になるのかな。
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