2017年3月5日日曜日

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン8  10個星です!!

タイトル : ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン8
賞種   : ―
出版   : 電撃文庫
著者   : 宇野朴人
イラスト : 竜徹


今日のインプレダクションはコレ!
ファンタジー戦記作品です!


評価は
★★★★★★★★★★
10個星です!!


進み始めた道

安定しない国々
次の戦いになるのはいつか――
読み応え抜群のファンタジー戦記
素晴らしかった!
新章としてガラリと雰囲気を変え、
沢山のキャラクターたちを
再紹介するようにスポットライトを
順々に当てていきます
帝国には軋みが見えるけれども
それは表層だけで終わるのか
今後また軍師対軍師の戦いは
見られるのか・・・
今後に期待が高まります


今日の甘口!

・流れ
  カトヴァーナ帝国を割る反乱から二年
  キオカでもカトヴァーナでも
  度々反乱が起きていた
  キオカでは軍師が腕を振るい
  次々鎮圧していく
  一方カトヴァーナでは
  国が様変わりしていた
  女帝となったシャミーユは
  暴君と化し、
  侮蔑の言葉を吐いた者は斬首としたり
  反乱を起こした者には
  残虐な刑に処したり
  容赦がなくなっていた
  そんな中帝国を頭脳で支えていた
  イクタはずっと自失状態で・・・という流れ
・テイスト
  キオカとカトヴァーナは
  両国とも反乱が起きていて
  それが国の状態を表していますね
  それから両国の主要メンバーの
  現在の様子が描かれています
  新章のプロローグ的な位置付けと言えるでしょう
・キャラ
  【ジャン】
  キオカの天才軍師
  気さくな性格
  【アナライ】
  イクタの師匠である科学者
  傲岸不遜とお茶目を足したような性格
  【シャミーユ】
  皇帝の座に就いてから突如恐怖政治を始める
  しかし最小限の犠牲で最大の効果を、
  という思いから自ら汚名を被るつもりらしい
・組織
  例えば反乱勢力を描く中でも
  それを政治に繋げていこうという者、
  暴力だけで解決しようという者、
  思想も無くただ暴れたいだけの者、
  など温度差があることを
  きっちり示しているのが素晴らしいですね
  ここが『反乱勢力は正義を振りかざしている』
  などと書かれると急激に薄っぺらいものに
  なってしまうんです


今日の辛口!

・全体
  特に突っ込みたいところは
  ありませんでした!
  次巻が楽しみです!


以上、
様変わりした、な?!
ファンタジー戦記作品でした!


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