この空の上で、いつまでも君を待っている ８個星です！！

タイトル　：　この空の上で、いつまでも君を待っている

賞種　　　：　第24回電撃小説大賞・大賞

出版　　　：　メディアワークス文庫

著者　　　：　こがらし 輪音

イラスト　：　ナナカワ

今日のインプレダクションはコレ！

青春恋愛作品です！

評価は

★★★★★★★★☆☆

８個星です！！

やっと出会えた

ガラクタからロケットを作ろうとする

男子のことが気になり――

青春恋愛モノ。

現代ではこれでもかなり素直な方だと思います。

学生の頃こういう思い出が一定期間、

あればなあと思うものを詰め込み、

ラッピングしたものですね。

最後は意見分かれるかもしれませんが、

目的に素直という意味では良いのではと思います。

今日の甘口！

・流れ

　　みんなと距離を置きつつほどほどに生きる女子・美鈴は

　　ある夏の日に運命の男子・東屋と出会う。

　　東屋は山に捨てられたガラクタから部品を拾い集めて

　　ロケットを作っていた。

　　美鈴はそんな東屋をバカにしつつも気になり、

　　山に通い始める。

　　東屋が何故熱心にロケットを作りたいのかだんだんと知っていき・・・という流れ。

・テイスト

　　シンプルな青春と恋愛です。

・キャラ

　　【市塚 美鈴】

　　主人公女子。

　　人生つまらないと思っている子。

　　【東屋 智弘】

　　ロケット制作中の男子。

　　何事も良い方に思考する。

・展開の妙

　　普段クライマックスに持ってくるようなイベントが

　　もう少し手前で描かれていたので、

　　「もう少し後ろがあるんだな、何があるのかな～」

　　という感じで楽しみがありました。

　　もうちょっと何かがあると思わせる構成にするのは割と玄人受けして良いと思いますよ。

今日の辛口！

・全体

　　シンプルに女子の願望がそのまま描かれていて

　　まあそれはそれで良かったのではないかと思います。

　　ただ、大賞か・・・

　　もう少し何かが欲しい気も。

以上、

なぜロケット、な？！

青春恋愛作品でした！