賞種 : ―
出版 : 小学館文庫
著者 : 川村 元気
イラスト : ―
今日のインプレダクションはコレ!
現代ドラマ作品です!
喪うのか得るのか
世界から○○が消えたなら
そんな数日を体験して――
ちょっとだけ不思議な現代ドラマ
それなりに良かった
題名から想像していたのは
別のお話だったけど、
ちょっと不思議な体験が
できました
余命が少ないと判明すると、
何だかんだで時間の密度が
濃くなるのかもしれません
何かを受け入れるまでの紆余曲折は
その人を成長させるのに必要なのかも
しれませんね
今日の甘口!
・流れ
ずっと続いていた頭痛は
脳腫瘍で、
余命いくばくもなくなってしまった
そんな時、
自分の部屋に悪魔がやってくる
世界から何か1つ消します、
そうすればあなたの余命が1日伸びます
そんな取引を持ち掛けてくる
沢山のものを消せばそれだけ命が伸びるという
誘惑が目の前に・・・という流れ
・テイスト
章構成も『○○が消えたなら』
という題名で何かが消えたら
どうなったどう感じた、
と展開していきます
基本的に過去回想です
・キャラ
【僕】
主人公男性
郵便配達員
【悪魔】
世界から何かを消すことができる悪魔
主人公と同じ顔をしている
・表現
基本的に過去を振り返るばかりなのですが、
過去話はキャラクターを印象付ける
という面では大きく作用します
書き手の人はどこでカットインさせるかとか
手法が学べるのではないでしょうか
今日の辛口!
・全体
色々と考える場面が多く
硬くなりがちなところを
軽妙にまとめ上げたのは
良いと思います
ただもうちょっと深い思考が
1つでもあればもっと良かったかなw
以上、
余命どうしますか、な?!
現代ドラマ作品でした!
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