2016年6月19日日曜日

超辛口先生の赤ペン俳句教室  読みました!!

タイトル : 超辛口先生の赤ペン俳句教室
賞種   : ―
出版   : 朝日出版社
著者   : 夏井 いつき
イラスト : ―


今日のインプレダクションはコレ!
俳句の紹介本です!


俳句ってどんなもの?

俳句の入門、
と言うより更にその手前の
「楽しさを伝える本」
と表せば良いかもしれません
豪腕・夏井いつき先生の
添削が光ります
夏井先生の添削を見ていると
一つ一つの表現を言い換えるだけで
こんなにも響きが変わるのかと
唸らされることしきりでした


■紹介

・流れ
  テレビ番組「プレバト!!(TBSテレビ)」
  で放送された
  内容の集大成、
  そしてより広い解説を
  付け足したものとなります
  芸能人の作った句を例題に
  季重なりや文字の無駄など
  俳句を知らない人向けに
  解説してくれます

・言葉と印象
  季語とは季感を表現するもの
  「柿」は「秋・植物」の季語だし
  「入学」は「春・人事」の季語
  という解説がありました
  これは重要なことで、
  『短い言葉でも相手に想像させることができる』のです
  余分な言葉で似たような
  説明を繰り返していないか?
  もっと短く的確に伝えられないか?
  こうしたことは
  小説にも確実に活きてくるでしょう

・言葉選び一つで見違える
  この本は夏井いつき先生が
  芸能人の作成した句を添削し、
  それを解説していくものですが
  その添削が素晴らしいです
  作家・作家志望の人は読めば
  目からウロコ間違い無し!
  本の内容をそのまま抜粋すると
  ちょっと問題かなと思うので
  具体的には挙げませんが
  (でもテレビ放送された内容ばかり
   なので公開情報のような気もするけど)
  1つの単語を別の表現にするだけで
  劇的に変わるのだと気付かせてくれますよ!

・資料も良いけど・・・
  作家・作家志望の人は
  歴史資料や神話、昔の名作
  こうしたものを読み込むことによって
  作品に活かすという人が
  いると思います
  しかしこの本を読めば
  「俳句って凄い活かせるかも!」
  と感じるかもしれませんよ
  試しに1度何か俳句を作って
  みて下さい
  「俳句ってこんなに過酷なフィールドで戦っているのか!」
  と驚くでしょう
  考えてみると俳句というのは
  17音という大変厳しい環境で
  言葉を紡いでいるのです
  言葉の持つ力を引き出すテクニックが
  そこに凝縮されていると
  言って良いでしょう
  超オススメです


以上、
俳句って魅力的、な?!
俳句の紹介本でした!


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