賞種 : ―
出版 : 角川文庫
著者 : 赤川 次郎
イラスト : ―
今日のインプレダクションはコレ!
ミステリー作品です!
これはハムレットなのか
街で撮った写真を巡り
騒動が巻き起こる――
コメディ仕立てのミステリー
大変面白かった!
家庭の事情と過去の事故から
事件のにおいをどんどん
焚いていく技巧派な作品ですね
コメディ仕立てで読みやすく、
かなりのページ数がありますが
サクサク読めます
作品全体が女のパワーに
満ち溢れていましたね
今日の甘口!
・流れ
写真部の女の子は
腕を磨くため街に出て
写真を撮っていた
その時たまたま雨の中を避難もせず歩く
特徴的な男性を撮影した
その写真を大学教授が見たら
途端に顔色が変わってしまい、
何か変だと思ったら
どうやら教授の兄の息子が映って
いたのではないかという
推測に至る
しかも教授の兄は死亡、
教授の兄の妻は今では教授の妻である
これは何かあるのではないかと
探っていくが・・・という流れ
・テイスト
基本的には掛け合いを
しながら事件に首を
突っ込んでいくミステリーです
沢山の登場人物が出てきて
それぞれの行動が
絡み合ってだんだんと
それが道になっていきます
・キャラ
【高木】
大学生の青年で写真部部長
【綾子】
高木の恋人
思いついたらすぐ行動する
【浜崎】
会社員で元写真部
単純で間違いを起こしやすい
【衣笠】
高木たちの顧問をしている教授
兄を事故で亡くしている
【加賀】
刑事のおじさん
衣笠・兄の事故が殺人ではないかと
追っている
【田中一郎】
衣笠・兄の息子である久志と見られる
ぼんやりしているが記憶喪失?
・展開
いやーこれは途中で
もしやこれは・・・と
終わりのパターンを想像
したのですが見事に外れましたw
色んなパターンを想像できる
作りになっているので
巧いですね
今日の辛口!
・全体
コメディ感が強めに出ていたので
殺人事件が途中に
出てくるのはちょっと
アンバランスだったかもしれません
そこは怪我で入院とかに
すると作風とガッチリ合っていたかも
以上、
女のパワー、な?!
ミステリー作品でした!
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