タイトル : リベリオ・マキナ ―《白檀式》水無月の再起動―
賞種 : 第25回電撃小説大賞・銀賞
出版 : 電撃文庫
著者 : ミサキナギ
イラスト : れい亜
今日のインプレダクションはコレ!
ファンタジー小説です!
こころ
戦闘用として生み出された少年型絡繰り人形は
戦闘の無い時代を過ごすことになり――
絡繰り人形を中心にしたファンタジー。
なかなか良かった。
戦闘用なのに戦闘が無いので日常生活を、
という王道から外した道を行く系統の組み立て方。
マスターの命令が絶対のマシンだけど様々な事に思い悩んだり、
経験を積んで成長していく姿を描いたのが秀逸。
粗い部分はあれどその分瑞々しさが感じられた。
正統派のライトノベルであり、
本作を受賞作に選んだ審査員に称賛を贈りたい。
そこはやはり電撃といったところ。
レーベル側は「初めてライトノベルを読む人」に向けた作品を刊行し続ける義務がある。