2025年10月23日木曜日

なぜ逃げるんだい? 僕の召喚獣は可愛いよ  読みました!!

タイトル : なぜ逃げるんだい? 僕の召喚獣は可愛いよ

賞種   : 第37回ファンタジア大賞 大賞

出版   : 富士見ファンタジア文庫

著者   : 夜迎樹

イラスト : スコッティ



今日のインプレダクションはコレ!

学園ファンタジー小説です!


増えるクリーチャー


召喚師学園に入学した少年。

彼には独特な召喚獣がいてーー



主人公は召喚師だけどめちゃキモクリーチャーを召喚獣としていて、という一発芸モノ。
どの文章にも語尾に!が付いていて思考がお祭り騒ぎになっている。
細切れで区切りが付きやすいのは利点かもしれない。
ちょっと読んでいてヒヤヒヤするほど文章力が無く、小説とは感じられなかった。
web小説であればこれで良いのかもしれないけど、編集部はこれを紙で発行する事をちゃんと想像できていたのだろうか心配になる。
ファンタジア文庫、相変わらず迷走してるなあ。

2025年10月5日日曜日

星やどりの声  読みました!!

タイトル : 星やどりの声

賞種   : ―

出版   : 角川書店

著者   : 朝井 リョウ

イラスト : ―



今日のインプレダクションはコレ!

ホームドラマ小説です!



繋ぐ


父の遺した純喫茶で

子供達は食事をして育ち――


大家族のホームドラマ。
特になんてことのない1人1人の生活をバトンを繋いで語っていく穏やかなお話ですね。
何かに区切りをつける時は物悲しい気持ちになりますが、
新たな空へ巣立っていくのだと感じました。
設定が小道具と割り切っているのか少し雑な印象も。

2025年9月7日日曜日

失われた世界  読みました!!

 タイトル : 失われた世界

賞種   : -

出版   : 角川文庫

著者   : コナン・ドイル

イラスト : -



今日のインプレダクションはコレ!

空想冒険小説です!



余白を想像する楽しさ


知られざる台地へ。

そこには絶滅したはずの恐竜達がいるという――

そこそこ楽しめた。

ホームズの書き方と同様チャレンジャー教授はこんなに変わり者で云々、とキャラ小説の手腕を遺憾なく発揮する。

若干読み口の妨げとなったのは全編に渡る新聞記者による手記然とした文体で、新聞記者はこの様な手記をするのだろうかと疑問に感じ、中盤に於いては愛しの彼女を射止めるためのホラ話が引くに引けなくなったのだろうかと心配になった。

しかし読了してみればそれは杞憂で、実は純粋な空想冒険小説だったのだと気付かされる。

初心に立ち返って小説を楽しむべしと教えられた気がする。